Ulanziさんからのご依頼を頂きまして、カーボンファイバー製のトラベル三脚、TT09 VideoGoをレビュー紹介したいと思います。
レビューの内容に関しては自由な形で構わないということですので、これから初めて三脚を買う方や、ビデオ三脚は触った事が無い方(自分もそうですが)にどんなものなのかが伝わればいいなと思って作成しております。
やたらとボリューミーですが、よろしければお付き合いください。
はじめに
冒頭でも記載しましたように、今回のTT09 Video Goトラベル三脚は、Ulanzi様からご依頼いただいたPR案件記事になります。
レビューの内容に関しては一切指示を頂いておりませんので、TOMO個人の判断による内容となっておりますので、その点をご理解いただければと思います。
また、Ulanzi様よりご提供していただいた製品を元に記事を作成しておりますので、パッケージ等が国内の製品版と異なる可能性があります。
ウランジ社とは
2015年に設立されたカメラ用アクセサリーの研究開発、デザイン、製造販売を行われている会社で、Ulanziの他にVIJIM、Falcam、UURigの4つのブランドを展開されています。
当サイトでは度々出てくるF38クイックリリースシステムもウランジのもので、実際に使ってみると高品質でリーズナブルな製品を展開されている会社というイメージがあります。
何はともあれ TT09 VideoGoの開封から
中国のUlanziさんから空輸されてきました。
発送のご連絡をいただいてから大体1週間くらいで到着しました。
受け取る時に「三脚ってこんなに小さかったっけ?」って感じるくらいのコンパクトさでした。
事前にスペック的なものは調べていたんですが、それでも驚くくらいに小さく感じました。
TT09のパッケージはこんな感じでした。
この三脚は雲台自体にクイックリリースシステムを搭載していて、3種類のシステムから選べるようになっています。
パッケージにはラインナップされている3つのマウント部分のパーツ写真が載っていますが、実際には購入時に選択したクイックリリースタイプの三脚が1つ入っています。
それぞれどういったマウントになっているのかは後述します。
パッケージだけだとサイズがわかりにくいかと思ったので、Nikon Z6IIを手前に置いてみました。
Z6IIの横幅が約134mmなので、結構コンパクトなのがわかるかと思います。
化粧箱には持ち運び用のケースに入った三脚と取扱説明書が入っていました。
三脚のケースって黒のナイロン製のものとかが多かったりするんですが、TT09 Video Goのケースはご覧の通りちょっとカジュアルな雰囲気。
手にしてみると重すぎず、長すぎずで携帯しやすい感じですね。
取扱説明書はマルチリンガル仕様で、ちゃんと日本語の説明も載っていました。
低位置撮影時のエレベーター支柱のバラし方なんかもきちんと載っているので、初めて三脚を購入する方でも安心できます。
そして三脚本体。
縮長45cmなんですが、数値以上にコンパクトに見えます。
このサイズならトラベル用としてもあまり邪魔にならないサイズだと思います。
そして何気に格好いいデスね・・・
赤がいいアクセントになっているUlanziロゴの入ったTT09 Video Goシールですが、脚がカーボンなのが原因かも知れませんが、接着力がちょっと弱そうな感じがします。
もしかしたら剥がしてから使うものかも知れないけど、なんかいいアクセントなので剥げてくるまでそのまま使おうかな。
ケースの中にはメタル製の石突が3つ入ってました。
足先のゴムパーツと交換して使う形になります。
今まで使っているベルボンのやつだと、捻ったらゴム足の中から石突が出てくるんですが、石突状態で使ったこともほぼないです。あまりこっちのタイプを使うような場所にいかないのであれば、置いていくのもアリかも(わざわざ抜くほど重くもないけど)
Ulanzi TT09 VideoGoのスペック
そんなわけで、TT09 VideoGoの基本的なスペックを記載していきます。
TT09 Video Goは、カーボンファイバーを使用したトラベル三脚で、レバーロック式の5段脚となっています。
VideoGoという名前の通り、どちらかというと動画向けな三脚というイメージを持たれるかもしれません。
Ulanzi TT09 VideoGo | |
材質 | カーボンファイバー |
重さ | 1501g |
全高(EVあり) | 1420mm |
全高(EVなし) | 1190mm |
最低高 | 139mm |
縮長 | 450mm |
推奨積載重量 | 三脚耐荷重(20kg)/ボール雲台耐荷重(5kg) |
段数 | 5段 |
三脚を使った事が無い方や、普段もっと小型な物やミニ三脚を使ってる方からすると、縮長で45cmってどうなん?って思われるかもしれません。
三脚はコンパクトになるほど足が細くなりがちなので、安定性が悪くなったり、高さがあまりなかったりという感じで、何かを取捨選択するような感じになっていきます。
自分はベルボンのジオカルマーニュN545MとFotoProのX4i-Eという大きめ&小さめの三脚を使い分けていますが、N545Mだと持ち運びに不便だし、X4i-Eだとちょっと長い物を載せると安定感が・・・という感じだったりします。
今回のTT09の45cmというのはこれらの中間的な立ち位置なのに雲台の耐荷重が5kg、三脚自体の耐荷重は約20kgとなっているので、実はN545Mをリプレースできる可能性があったりします。
今回のレビューではN545Mとの比較もやっていこうかと思います。
3タイプのクイックリリースシステム
パッケージの所でも少し触れましたが、このTT09 VideoGoの最大の特徴は、カメラをマウントさせるボール雲台に3種類のクイックリリースシステムが用意されているという事でしょう。
1つはL字プレートなどの標準システム的なものになっているアルカスイス式のボール雲台。
2つ目は上でも書いているF38システムを搭載したボール雲台。
3つ目は載せるだけで固定が出来て、取り外す時は両脇のボタンを押すクロー式ボール雲台です。
Ulanziの公式サイトでの販売価格はアルカスイス型が¥29,999、F38型が¥35,999、CLAW型が¥33,999となっています。
注意点があるとすると、クイックリリースプレートの部分はボール雲台ごとエレベーターの支柱に固定となっているので、後から雲台だけを交換するということができません。
なので、既に他のウランジ製品のクロー式やF38式のクイックリリースプレートを使用していて、統一されている方はそれぞれのシステム雲台を搭載した三脚を選択するといいと思いますが、動画用途に限らず、色々な使い方を想定されているのであればアルカスイスタイプを選択して、それぞれのクランプを上に載せて使用する方がいいかと思います。
自分の場合は主に写真撮影用としての運用率が高くなるので、アルカスイスタイプのものをレビューさせていただいています。
Ulanzi TT09 VideoGoと手持ちの三脚を比較してみた
上からベルボンのジオカルマーニュN545Mで雲台をSIRUIのK-10Xに交換しています。
真ん中が今回のTT09 Video Go
一番下がFotoPro X4i-Eです。
まさに大・中・小ですね。
X4i-Eは昔Lumix G100と100-300mmで千里川に持って行きましたが、風が強いと転倒しそうでちょっと不安感はありました。
安定感を出すために足を広げると低い全高がもっと低くなってしまうので、楽をしようとしたらダメだなと思いました。
軽めの本体とマクロレンズとかなら十分ですけどね。
因みにX4i-Eの縮長は31.5cmとコンパクトなんですが、アルミ製なのもあって重さは1.2kgと意外と重かったりします。
重さと安定感のバランスを考えたら、X4i-EよりもTT09 Video Goを持ち出す方が安心感があるのは間違いないですね。
ジオカルマーニュ N545Mとの比較
そして、現状で長年使用しているベルボンのジオカルマーニュとの数値を比較してみました。
実際に何かを撮りに行く時にはこっちの選択になることが多いので、個人的にはちょっと楽しみだった部分です。
Ulanzi TT09 Video Go | Velbon ジオカルマーニュ N545M | |
材質 | カーボンファイバー | カーボンファイバー |
重さ | 1501g | 1850g |
全高(EVあり) | 1420mm | 1680mm |
全高(EVなし) | 1189mm | 1359mm |
最低高 | 139mm | 255mm |
縮長 | 450mm | 565mm |
推奨積載重量 | 三脚耐荷重(20kg)/ボール雲台耐荷重(5kg) | 3kg |
段数 | 5段 | 4段 |
雲台をSIRUIのK-10Xに交換しているのでアテになりませんが、写真の通り、TT09 Video Goの縮長はN545Mの三脚本体分の長さしかありません。
350g程度とはいえ、軽いのは旅行にもっていくのには有難いし、45cmという長さだと空港の保安検査とかでも楽なんじゃないでしょうか。
今はどうか知らないけど、昔、沖縄にもっていく時にN545Mだと長さがギリギリで何か言われた記憶があります。
5段式という事で足の太さが気になるかも知れませんが、N545Mは4段、TT09 Video Goは5段という違いがありますが、どちらも4段目の太さはほぼ同じなので、一段ずつの長さの違いがサイズの違いになっている感じでしょう。
取扱説明書を見ると1段目は25.5mm、2段目は22mm、3段目は18.5mm、4段目は15mm、5段目は12mmとなっているので、5段目が極端に細いという感じでもないので、実用上の不安感が出るような細さではありません。
因みに、EVアリの全高が1.42mになっていますが、足とEVを全て伸ばした状態でZ6IIを乗せると、175cmの自分がEVFを覗くのにちょうどいい高さになりました。(片足を前に出してほんの少しだけ下がる程度)
また、あまり三脚を開いてのローアングル撮影というのはやった事が無いんですが、最低高が14cmくらいなのでかなりのローアングル撮影が行えますね。
N545Mのメーカー公称の積載重量には分からない部分があったんですが、TT09 Video Goの方は三脚自体が約20kg、ボール雲台が約5kgになっているので、それなりのカメラやレンズでも十分にマウントさせて扱えるだけのスペックを備えています。
ここからはTT09 Video Goの細部についてみて行きたいと思います。
TT09 VideoGoの外観や各部動作
とりあえずスタンダードに展開した状態だとこんな感じになります。
脚が広がって少し高さが落ちることになるので、意外とテーブルの上でも使えるくらいのコンパクトな三脚です。
かなりぐりぐり動くボール雲台
ボール雲台の固定はレバー式になっています。
自由雲台だとノブで固定するタイプの物が多いので、これはちょっと便利だなと思いました。
固定レバー上のV字のマークの部分には良くある緑の水準器(◉こんなやつ)が入っていて、水平確認ができます。
雲台の動きはかなり自由が効いて、水平、垂直のアングル変更が手軽に行えるようになっています。
ロックはしてませんが、こんな感じでぐりぐり動きます。
ボール自体の動きはこんな感じ。
手前に引いてみたり。
あくまでもボール部分を動かしているだけで、ハンドルのあるプレート部分は全く動かしていません。
写真では開放状態のレバー上にあるノブを回転させると、プレート部分を前後に傾斜させることができます。
前側への傾斜角度は+60度、手前に引くのは-50度なので、ボール部分と合わせれば真上に近い空も撮影できそうです(ぶっ倒れる可能性があるから推奨はしません)。
フロント側にあるノブを回転させると、水平のロックが解除されて、そのままの状態で360度の水平回転が行えます。
雲台によっては全部同じ丸いノブだったりして、たまに使うとどれがどれだかってなったりする事があるんですが、用途ごとに違うものになってるのは迷わなくて済みますね。
右側はハンドルの固定ノブになっています。
角度を自由に変える事が出来るので、最長・最低状態でも扱いやすいです。
また、噛み合わせになっているのでしっかりとロックできます。
上でも書きましたが、このクイックリリース部分を選択しての購入になり、雲台とクイックリリースが一体化しているので、後から換装というのは無理だと思われます。
そして、この写真のアルカスイスプレートを見るとF38クイックリリースのプレートと同じような感じなので、F38に乗りそうな気がしますけど、載せることはできませんでした。
逆にF38のプレートやクランプは普通に載せる事は可能。
MAX開いた状態。
大体のものは入りますが、F-FotoのNIKKOR Z 100-400mm用に買ったレンズプレートは斜めから滑らせて入れることはできませんでした。
前後からスライドさせて入れることは可能なので、使用上の大きな問題はありませんが、気を付けるポイントではあるかな。
L型プレートは使用不可
別にTT09 Video Goに限った事ではないんですが、動画向けの雲台はグリップに対して平行にクイックリリースプレートを固定する形になる物が殆どだと思います。(左右で挟む形)
一方、カメラ用のL字型アルカスイスプレートというのは前後で挟むように作られています。
なので、ビデオ向けのクイックリリースを使用するとこんな感じになってしまいます。
上下の角度付けじゃなくて左右の角度付けという全く意味のない状態。
縦位置に付け替えなくても雲台の90度回転で縦位置撮影もできるので、付属のものや普通のアルカスイスプレートを使用した方がいいでしょう。
何かを噛ませれば使えなくもないでしょうが、そこまでやるのも面倒な気がしますしね・・・
望遠レンズなんかだと縦型になるので、逆に使い勝手はしっくりきます。
ハンドル内にある便利アイテム
レバーロック固定式の脚というのは六角ネジで締め付けの強さを調整するようになっています。
緩くなってきて締め直さないといけないとか、締め過ぎたとかで微調整を行う場面があったりします。
実はTT09の雲台を操作するハンドルのグリップ部分は取り外してドライバーとして使用することが出来るようになっています。
グリップ部分を取り外したら、グリップエンドも取り外します。
グリップエンド部分はねじ込み式のビットケースになっていて、ビットを取り出して先端部に差し込めばバックルのネジを締める事も出来ます。
また、細い六角はエレベーターの下の部分を取り外すときに使用します。
ちょっと細めのビットなのでサイズの合う物を探すのは難しいかも知れませんが、サイズの合うビットであれば、そこに収納しておいて撮影時に使う機材の開閉用途なんかにも使えるので結構便利だと思います。
ビットじゃなくても細いピン状のものを入れておけば、ニコンのドットサイトの電池交換の為に別に細いピンを持ち歩く必要もなくなりますね。
Ulanzi TT09 VideoGoの脚部にある地味に使える拡張ポート
三脚の脚が取り付けられている根元部分に、1/4インチのネジ穴が開いた外部拡張ポートが2か所搭載されています。
例えばフレキシブルボール式の延長パーツを使ってスマホを固定するパーツを取り付けたり、カメラのリモコンやリモートグリップを置けるような台を取り付けたりといった事が出来るようになります。
手持ちするアイテムもそこに固定しておけるようになるので、ずっと持ってなくてもいいのはちょっと楽ができるなと思いました。
実際にカメラを載せてみた
上でも載せてますが、Z6IIをL字じゃなく付属のプレートで載せてみると、普通に使いやすい感じでした。
一応、うちで一番重い機材になるNIKKOR Z 100-400mm F4.5-5.6 VR Sに2倍テレコン、Z9を付けてみました。
耐荷重が5kgまであるので、載るのは載ります。
ちょっと微妙なニュアンスに聞こえるのは、見て分かるようにこの状態だとカメラ側に重心が寄ってるんですよね。
この状態でもSIRUIのK-10Xだと、軽く緩めるとじわっと下がってくるくらいの感じなんですが、TT09 Video Goだと上下ノブを同じような感じで緩めると後ろにガッと下がってきます。
また、シッカリと締めないとじわじわと後ろに下がってきてしまいます。
ボディをZ6IIにするとそういった挙動は無いので、2倍テレコンでZ9の重さがさらに後方に掛かってくるのでバランスが悪いのが原因。
このままのレンズプレートだと前に出しても限界位置は知れているので、以前から買う買うと言いながら全く買ってていないアルカスイス互換のロングプレートを使って、カメラとレンズを固定してもっと前寄りに雲台に乗せれば、Nikon Z9+2倍テレコン+NIKKOR Z 100-400mmという重量級の組み合わせでもTT09 Video Goで普通に使えると思います。
とはいえ、バランスが悪い状態でもしっかりと固定すればちゃんと止まっていたので、注意しながらだったら使うこと自体は可能です。
というかこう言った事はTT09 Video Goに限らず、K-10Xでも他の雲台でも同じことなので、ちゃんと重心が雲台の位置で取れるようにロングプレートを使えって話なんですけどね(;´Д`)
20cmのロングプレートを購入したので、Z9とTC-2.0x、NIKKOR Z 100-400mmが安定して取り付けられるようになりました。
Nikon Z9+NIKKOR Z 100-400mmをアルカスイス互換プレートに取り付ける
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めっちゃローアングル撮影ができる
スタンダード状態だとテーブルでも使えるくらいのサイズ感ですが、TT09 Video Goはかなりのローアングル撮影が可能になっています。
エレベーター支柱が邪魔で通常だとこれ以上下げる事が出来ません。
エレベーターを少し上げて、ドライバーグリップの小さい六角で支柱と雲台を固定しているネジを緩めると、雲台が取り外せます。
すっぽりと抜けました。
既にテーブルに足が収まらねぇw
この状態でもかなりの低さです。
雲台と支柱を上下逆に付けてれば吊り下げ撮影も出来ますね。
更に足を広げると約14cmの低さまで展開できます。
めっちゃ低い。
低くすると当然ながら場所を取る形にはなりますが、ハンドルの角度を調整すれば、この状態でもレバーハンドル操作は十分行えるので、バリアングル液晶を活用すればローアングルでの撮影も十分に行えますね。
支柱を捻じって取り外すタイプではないので、この状態に持っていくのに少し手間がかかるとは思いますが、工具類も三脚内に存在しているので、ドライバーを忘れたから外せない!なんて事はありませんし、実際にやってみるとそこまで大きな手間ではないですね。
Ulanzi TT09 VideoGoの気になるポイント
吊り下げフックの幅が狭い
軽く三脚本体を触ってみた感じだと特に気になるようなポイントは無かったんですが、少しだけ気になったのはこの吊り下げフック。
本体に合わせてコンパクトな感じなんですが、フックの内側が全体的に緩やかなRになっているのに対し、返しになっている側がちょっと浅いかなという感じがしなくもないです。
普段使いしている小さめのカメラリュックに付いている、普通な感じのナイロンの持ち手でこんな感じです。
ニコンのスマートリュック2のような重めの機材を想定しているリュックだと完全にフッキングできないです。
普通の持ち手でもちょっと余る感じになるというのもありますが、リュック以外のものを使ってシッカリと加重を掛ける事も想定して、100均などのちょっと大きめなS字フックなどを別途使用しておくといいと思います。
万が一の転倒防止対策としてもシッカリとホールドできるように対策はするべきでしょう。
ケースの縫製
これは別にUlanziさんに限った事ではないんですが、縫製が少し甘い可能性があります。
気が付いたら上側のベルトフックを止めるループが片方外れてました。
ループの素材が平たいナイロンじゃないけど、重量的には全然問題くて、千切れたというよりすっぽ抜けた感じだったので、シッカリと縫い付けられてなかったようです。
ぶら下げて歩いてた時じゃなくて、置いた後だったので良かったですが、持ち出し前にシッカリと確認しておくべきでしょう。
機材的な物よりも、こういった縫製不具合の方が多い気がするので、こういったケースに当たった場合にはメーカーさんのサポートとか購入した店舗に連絡して交換対応とかになるのかなとは思います。
自己責任にはなりますが、クリティカルな場所でなければ自分で修繕するのもありかもしれません。
基本的には縫い付けるだけなのと、あれやこれやとやり取りをしてる間に修繕できてしまう事が多いので、時間と手間を考慮して自分で修繕してしまう事が多かったりします。(レンズが入ってる巾着的なやつとかね)
今回のは外れたループをそれっぽい部分に細めのマイナスドライバーでしっかりと押し込んだら奥まで入りました。
これで内面からしっかりと縫い付けてやれば修繕できます。
因みにこのケース、天面に持ち手が無いんですが、長さがある意味で絶妙なので側面にある持ち手で持っても身体から大きくはみ出すわけではないので、電車内でもほぼ迷惑にならない感じでした。
三脚用ケースに付けてほしいもの
上の縫製に関する部分と同じでUlanziさんに限った事ではないんですが、個人的に三脚ケースの底面には足を付けてほしいなと思ってます。
どうしても電車移動が多いので三脚は床置きになることが多いんですが、雨の日で床が濡れてたりして鞄やケースに水や泥が付着しちゃうわけです。
それを避けるためにリュックと一緒に足の上に載せて座ったりしたらめっちゃ邪魔だし、網棚に載せたら忘れそうだし(;´Д`)
足がついてたら脚の部分だけを拭けばいいから、まだ気楽に床に置けるようになるなって思うんですよね。
自分でつけろと言われればそれまでなんですけどねw
Ulanzi TT09 VideoGoと普段使っている自由雲台との違い
ビデオ雲台は気になりながらも使った事が無かったんですが、軽くセッティングをして試してみた感じだと、何気に他の雲台のいいとこどりな雲台な気がしました。
自由雲台はボールによる自由な角度が取れる点がメリットではあるんですが、上下の微調整がやりにくいというのがあります。
調整するにはカメラを持った状態でボールを締め付けて固定するので、上下だけを動かしたいのに水平も変わってしまいます。
運台によっては締めた後に微妙に上がったり下がったりという事もあるので、任意の位置にもっていくのは若干難しさを感じたりも。
一方、ビデオ雲台はこれらの機能を搭載したうえで、自由雲台では不得手な上下のチルト機能を搭載しています。
一旦水平を出してしまえば、パンとチルトだけで上下と左右のカメラ調整が出来るようになるので、自由雲台よりも楽だなと思いました。
やっぱりグリップがあると操作しやすいし。
名前にビデオというのが入っていると写真用とは違うという勝手な認識を持ってしまっていたんですが、全然写真用としても問題ないし、逆に自分が良く使うような月を撮るとか水平出しが必要なのに上下に振るような撮影をする場面とかだったら、ビデオ雲台の方が絶対的に楽です。
こんなんだったらもっと早くに何か買って使ってみてたら良かったw
Ulanzi TT09 VideoGoを実際に持ち出してみた
軽さもあるけど、サイズ的に持ちやすい
普段使いしているものになるので、比較対象がベルボンのN545Mになります。サイズ的な物は上の方で比較しているので、それを参照していただければイメージしやすいかと思います。
X4i-Eだと短いのはいいけど、ケースに入れて持ち歩くと背中側から下がってきて、ちょっとぶらぶらしがちだったりします。
一方、N545Mはリュックを背負ったうえで肩にかけると重さ以上に長さが気になります。
長さがあるとどうしても持ちにくくなっちゃうんですよね。
一方、TT09 Video Goの場合は、この2つのほぼ中間サイズな事もあって、肩から掛けた時には一番バランスがいい感じでした。
鏡がえらい汚れてた(;´Д`)
実際にこの状態で歩いてみると、底面がちょうど下ろした掌に載せれるぐらいの位置だったので、歩いて音楽を聞きながら指先で底面をトントン出来るくらいの位置で、個人的にはいい感じの長さかなと思います。
N545Mを背負って伊丹スカイパークまで自転車で行った時にはもうちょい短かったら運びやすいのにって思ったりしたので、これくらいの長さだったら背負って自転車に乗っても邪魔にならない感じだし、何処かに腰かける時にも三脚が先に座面に着いてしまうという事もなさそうです。
実際に持ってみたら自分にはこれくらいの長さの三脚が一番持ち歩きやすくてしっくりくるんだなと感じました。
最大高と最低高
上の方のスペックやベルボンとの比較の部分で数値的なものは書いてましたが、持ち出した時に高さの写真を撮ってみました。
最大の状態
こちらが足とエレベーターをMAXまで伸ばした最大高の状態。
比較として175cmの中の人が三脚の少し後ろに立ってます。
1台しかカメラを持ってきていないと三脚にカメラがない状態になるのは当たり前なんですが、全然考えてませんでした(´・ω・`)
搭載するカメラにもよりますが、Z6IIだとほんの少し目線を下げるだけでEVFを見れるので、あまり窮屈な姿勢にならなくてもすみます。
因みに撮影はα6700をシューティンググリップに載せて、リモコンだけを取り外して撮りました。
リモコン便利やね(^-^)
その最高位置でα6700を載せて撮ったものがこちら
めっちゃ普通に三脚撮影ですね。
通常の最低高状態
縮長状態で脚だけを広げた、ノーマルの最低高
三脚はこの状態です。
撮った写真がこちら
これでも十分に低いんですけどね。
最低位置の状態
こっちが支柱を外しての最低高の状態。
三脚の高さ+カメラの高さなので、大体20cmくらいの位置でカメラを固定できます。
かなり低いので、雲台の角度を少しだけ煽る形で上げました。
左手前のベンチの角度でどれくらいの低さかが分かるかと思います。
上の写真を切り出した、元の動画がこちらになります。
回転速度がぎこちないのは自分が慣れてないからですが、この高さでも十分スムーズに動作させることが出来ます。
まとめ
色々な三脚を購入されている方からするとちょっと違う部分もあったりするかもしれませんが、三脚の撮影がそこまで頻繁にない自分のような人間にとっては、いろんな面でバランスが丁度いい三脚だなと感じました。
TT09 Video Goは名前からビデオ向けやトラベル用という感を受けるかもしれませんが、写真用の普段使いの三脚としても十分に役立ってくれますし、三脚を初めて買う人の最初の1台目として購入しても、十分に長期間使える三脚だと思いました。
積載量とかを考えると価格的にもそれなりにリーズナブルな方だと思いますし、マジでおススメの三脚です。
また今回、初めてビデオ雲台を使用しましたが、一旦水平が取れれば後は上下とパンだけで操作が出来るので、自由雲台のように少し動かすだけで水平を撮りなおす必要が無くなるのは非常に楽で、出来ればこっちの雲台を使いたいなと思うようになりました。
忖度なく悪い点があれば記載するつもりでしたが、実際に使ってみると製品そのものに関して気になる点は吊り下げアンカーの部分だけで、操作とかエレベーターなどの取り外しなんかに関しても難しい点があるわけでもないですしね。
それでも敢えて荒を探すとしたら、エレベーターの支柱がテトラポットのような三角形になっているので、少し上下スライドがやりにくい感じがするといったところでしょうか。
慣れたらなんて事はない感じのポイントだったりするんですけどね。
実際に積載能力や持ち運びやすさも自分にとっては丁度いい感じだったので、予想外な形でいい三脚に巡り合えたなと思います。
そんなわけでUlanzi TT09 Video Goの紹介レビューでした。