はじめに
左胸を怪我してから、身体に負担がかからないようにOLYMPUS TG-6を通勤のお供にしていましたが、この前持ち出したα6700とE 18-135mm F3.5-5.6 OSSの他にE 30mm F3.5 macro、E 11mm F1.8が机の上に出しっぱなしだったので、防湿庫に片づけていた時にふと「E 16mm F2.8だったらそんなに負担にならないんじゃね?」って思ったので、今日のお供はα6700+E 16mm F2.8にしてみました。
α6700とE 16mm F2.8=560gの軽量システム
TG-6の重さが約253gなのに対し、α6700の重さは約493g(どちらもカードなどを含んだ撮影可能状態の重さ)
そしてE 16mm F2.8の重さが67gとなっているので、合計すると約560gという軽量なシステムになります。
TG-6と比べるとシステム的には約2.2倍の重さという事になりますが、レンズ交換が可能なミラーレスカメラで考えると十分に軽いです。
首から掛けてみても左胸にも負担がかからない感じでした。
実際の数値だけを見ると、Nikon Z30とNIKKOR Z DX 16-50mmやNIKKOR Z DX 24mm f/1.7を付けた時の方が540gという更に軽量なシステムになるんですけど、レンズがコンパクトで前に飛び出す感じではない分だけα6700+E16mmの方が見た目からの認識で小さくて軽く感じたりします。
正直、20グラムの差だったら持ち歩いてても分からないレベルなので、気に入った方でいいんじゃなかろうかとは思います。
お手軽だけどスナップ向きかなぁ・・・
真っ暗ってわけではないんですが、一面雲に覆われた超曇天の空模様。
さて、何を撮るかなぁって考えながら色々と撮ろうと思ったんですが、実際にファインダーというか画面内に被写体を収めてみると、予想外にスナップ用かなぁって感じになりました。
尼崎城を撮ってみたものの、ちょっと遠かったので一回りほどトリミングしました。
周辺がかなり甘いレンズなので、一回りトリミングするくらいで丁度いいのかもしれません。
最近はマクロ系ばかり使っていたので、かなり被写体に寄っても問題なかったんですが、E 16mm F2.8で撮ろうとすると「全然ピントが合わねぇ」ってなりました。
レンズを見たら最短撮影距離が25cmなのでそりゃそうか。
決して寄れないレンズってわけではないんですが、全長が短いだけに寄れない感じが凄く出ますね。
あと最近ずっと使っていたのが最短撮影距離が9.5cmなE 30mm F3.5 macroなので、余計にそう感じてしまうんだと思います。
重さが軽く感じるのとは反対に、先に挙げたZ30で使うNIKKOR Z DX 16-50mmやNIKKOR Z DX 24mm f/1.7のような普段自分が使っているような使い方ではなく、スナップ用として割り切って使うべきレンズなんだろうなと思います。
松の木と遠くに見える駅。
換算で24mmなので、被写体とバックを一緒に写すのにも丁度いい感じかなぁ。
スナップ用として使うのであれば今の自分の所有している機種の中では一番いい組み合わせなんじゃないかなと思いました。
頭も切り替えて、「さぁここから色々撮ってから仕事に行くか」って思ったのも束の間、超曇天の空からぽつぽつと雨が降ってきたので撮影は諦めて駅に向かう事にしました。
駅まで3分くらいなので傘も差さなくていいかなと思っていたんですが、そのまま駅に行ったら意外と雨の跡がダウンジャケットに付いていたので、早めに切り上げて良かったかもしれません。
寄って撮るならE 20mm F2.8の方がいいかも
E 16mm F2.8というレンズは、中古ではかなり安いのでオススメのレンズではあるんですが、もうちょっと寄って撮ったりとかもしたいのであれば、E 16mmよりもE 20mmの方がいいかもしれません。
サイズ的にもそんなに変わらず、2g重くなるかわりに5cm最短撮影距離が短くなり、画角が少し狭くなるのでもっと寄れている感じになりますからね。
とはいえ、普通にスナップを主体として使うのであれば、何ら問題はありませんし、コンパクトで収納しやすいサイズ感が凄くいいので、無目的な時に気軽に持ち出す組み合わせとしてはちょうどいいかもしれませんね。