数日前にすぐに買うのは無理だとか書いてたのに買いましたって・・・またかよって感じかもしれませんが、安心してください分割払いですよ(´・ω・`)
こんな大人になっちゃいけないという典型のようなことをしてますが、タイトル通りにVILTROXのAF 20mm F2.8のZマウント版を購入しました。
購入するにあたっての経緯なんかは以下の記事で見ていただければと思うわけですが、さっそくレンズを見ていきたいと思います。
Viltrox AF 20mm F2.8の開封
パッケージとレンズ本体の外観
VILTROXのレンズを購入するのは初めてですが、結構ちゃんとした箱に入っていました。
大外はスリーブになっていて、横に引き出してから中華系でよくある上下に被せる形の内箱になっています。
内箱には封印シールもされていて、遊びのないカッチリした密封度合いの高さで、意外としっかりしているなと思いました。
レンズを固定しているのはスポンジのくりぬきタイプでした。
最近はエコだのSDGsだの言われて紙のレンズ固定材が多いんですが、個人的にはスポンジ系の方が安心感が高く感じてしまいます。
レンズは軽くて小さいです。
金属ではなくエンプラのような鏡筒ですが、安っぽさはほぼありません。
唯一気になる点があるとすれば、レンズフードが「カチッ」と固定される感じがしないことでしょうか。
すぐに緩む感じではないんですが、フード=カチッという手応えなイメージがあるので、違和感はかなりあるかなぁ
付属品はレンズポーチとワランティカード、あとは取扱説明書になっています。
多言語に対応したマニュアルで、日本語の記述もちゃんとありました。
ファームウェアアップデート時に使用するUSB Type-Cポートはマウント側にあるので、雨などによって接点が濡れる可能性がかなり低くなっています。
大きさの比較
身近にあった広角レンズとしてNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRと比べてみました。
DX 12-28mmの方がずんぐりとした形なのに対して、AF 20mmの方はマウント部に対してレンズ本体側が少し細くなっているので、持ってみるとかなりスマートに感じます。
Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dのようなコンパクトな広角レンズが欲しいと思っていたんですが、マウント径を考えたらそんなにコンパクトなレンズは無理でしょうから、VILTROXのAF 20mmくらいが妥当なラインかと。
Viltrox AF 20mm F2.8(Zマウント)のスペック
AF 20mm f/2.8 | |
フォーマット | フルサイズ対応 |
絞り | F2.8|最小F16 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
最短撮影距離 | 19cm |
フィルターサイズ | 52mm |
外形寸法 | 68x60.8mm |
重さ | 173g |
実売価格 | ¥23,700 |
ちなみにですが、NIKKOR Z 20mm f/1.8Sは84.5x108.5mmのフィルターサイズ77mm、重さは505gなので、VILTROX AF 20mm f/2.8がかなりコンパクトなことがわかると思います。
価格は純正が¥136,800なのに対してAF 20mm f/2.8は¥23,700なので、20mmの使用頻度が低いとか1.8の明るさが必要なければ、価格差で考えるとVILTROX AF 20mm F2.8でも十分なのかもしれません。
Z6IIにつけてみるとこんな感じ。
20mmとしては十分にコンパクトで軽いので、ピンポイントで使用するなら十分かな。
軽く試し撮り
最短撮影距離での試し撮り
最短撮影距離は19cmなので、かなりよって撮影することができます。
実際に固定して上から見てみるとこんな感じまで寄ることが可能。
RGガオガイガーのギャレオンの鼻先に絞り開放で狙ってみました。
ガオガイガーの顔がボケてます。
絞り開放だと四隅の周辺減光がかなり強めに出ます。
最短撮影距離で写る範囲としては約20cmくらい。
花なんかにも寄れるし、バックもかなり入れられるので思ったより使いやすいかも。
FXとDXでの違い
フルサイズで20mm最短ですが、広いのでこんな感じで結構周りの余計なものもはいりこんできます。
最短撮影距離ではそれなりに小さい感じになります。
そのままAPS-CであるDXに切り替えるとこんな感じで結構大きめに写せます。
カリカリではないんですが、実用上では十分な写りな気がします。
絞りによる周辺減光
開放F2.8
四角はかなり暗くなっているのがわかるかと思います。
広角レンズですし、この辺りは仕方がないんじゃないかなと思いますね。
とはいえ、夜景で使うならそこまで気にならないかもしれませんし、周辺減光は結構美味しいと思っているので、個人的には気にならないかなぁ
F4
F2.8と比べるとかなり少なくなっています。
F5.6
F5.6まで絞ってやれば、RAW現像時で補正をかけると周辺減光はそんなに気にならない程度になります。
仮に周辺減光を減らしたとしても周辺は結構甘めなので、少し減光を残しておく方がいい感じに見えそうな気もします。
甘いのは甘いけど、AF-S NIKKORなんかとはそんなに差がないような気もするので、自分としては十分かなという気がします。
しかし、流石に20mmは広いですね。
ちなみにZ6IIで室内試し撮りでしたが、Z6IIのファームウェアVer.1.6.2で全然問題なく動作しました。
AF速度も実用上は全く問題ない感じでした。
まとめ
本当はニコンがNIKKOR Z 40mm f/2や28mm f/2.8のようなコンパクト系でこういったレンズを出してくれたらいいんですけど、ほぼ絶望的だと思うので、魅力的なレンズであれば中華系のレンズも選択肢にするのもありなのかなと・・・
趣味でとって楽しめるのであればそれで十分ですしね。
そんなわけで、VILTROX AF 20mm F2.8の購入報告でした。
次はちゃんと屋外で使って感想を書いてみようと思います。
実際に使用してみてのレビューはこちらの記事でご覧いただけます