はじめに
先週の土曜日、キャッシュバックやαあんしんプログラムのクーポンの関係で普通に購入するよりもかなり安く購入できるタイミングでもあるのでFE 24-70mm F2.8 GM IIとFE 40mm F2.5 Gの2本のレンズを購入しました。
かなり無茶をしたとは思うんですが、後で買う時にタイミングが重なればいいけど、そうでなければ2~3万くらいの差になるので後悔はしてないんですけど、一つだけ問題点が浮かび上がってきました。
それは「FE 24-50mm F2.8 G」が浮いてしまうという事。
まぁサイズが違うので残しておいて気軽に使いたい時にはFE 24-50mm F2.8 Gって感じでいいかなぁって思ってたんですけどね・・・
結局FE 24-50mm F2.8 Gを手放す事にした
上に書いたように使い分けを考えていたんですが、色々と違う選択肢も考えていたんですよね。
FE 24-50mm F2.8 GとFE 24-70mm F2.8 GM IIを比べると、最短時のサイズは直径で9mm、長さで3cm、重さで255gくらいの違いがあるので別物ともいえるんですが、焦点距離が長くなるのとボケはGM IIの方が綺麗というのを考えると、ここって時にはGM IIでいいんだけど、別に普段使いとしてはFE 24-50mm F2.8 GじゃなくてFE 40mm F2.5 Gでもいいし、何なら他の標準ズームでもいいかなぁって気もしたので下取りに出して買えるレンズを探してみました。
FE 16-35mm F4 Gに決めた理由
基本的にFE 24-50mm F2.8 Gを下取りに出して追い金が掛からないorあまり加算しないで済むという「買う理由が金額だったら止めておけ」という格言に真っ向から逆らうような理由で考えました。
そらもうこれ以上お金を使うのは流石に・・・ってのがあったからなんですが、選択肢としては以下の3本で考えました。
- FE 20-70mm F4 G
- タムロン 20-40mmF2.8 Di III VXD
- FE 16-35mm F4 G
FE 20-70mmだとFE 24-50mmより大きく重くなるし、FE 16-35mmだと価格的に予算オーバーという事で、当初はタムロン20-40mm F2.8にするつもりでいました。
重さとサイズ的にもFE 24-50mmよりも多少小さく軽くなるし、テレ端が40mmで短めだけど20mmスタートで使い勝手がいいし問題ないかなぁって思っていたんですが、ふと動画を撮る時の事を考えたら20mmスタートでもちょっと長くない?って思ったんですよね。
アクティブ手ぶれ補正を使って撮影する場合だと1.2倍にクロップされるので24mmスタートという事になります。
APS-Cサイズになると30mmになるわけで、それならもう少し広い方がいいかなぁって事を考えた時、FE 16-35mm F4 Gのサイズ感と重さが一番いいんじゃないかと思いました。
何ならズームもパワーズームなので、手でズームリングを操作するよりも動画時に安定したズーミングが出来るメリットが大きいよなぁと。
おい、お前動画全然撮ってねーじゃんってツッコミが入りそうですが、そこは置いといてください。
ただ、金額的に3万くらい足が出ちゃうという状態だったので、また機会がある時に買い替えようと思って一旦保留にしたわけなんですが、丁度下取りを考えていたマップカメラのクリスマスセールで、まさに買おうか悩んでいたFE 16-35mm F4 Gがセール対象になっていて数千円の差額で購入できる状態だったので、思い切ってポチりました。
FE 16-35mm F4 Gのスペック
2022年5月27日に発売された広角ズームレンズで、タムロンの20-40mm F2.8より丁度5か月先に発売されています。
タムロン20-40mmに比べると、6mm太く2mmほど長いんですが、FE PZ 16-35mmはズームしても長さが変わらないのと12g軽くなっているので、トータルバランスで考えると使いやすいのかなぁという気がします。
| 名称 | FE PZ 16-35mm F4 G |
| 型名 | SELP1635G |
| 焦点距離 | 16-35mm(APS-Cクロップ時:24-52.5mm) |
| レンズ構成 | 12群13枚 |
| 開放絞り | F4 |
| 最小絞り | F22 |
| 絞り羽根 | 7枚 |
| 最短撮影距離(m) | 0.28(W)-0.24(T) |
| フィルター径 | 72mm |
| 外形寸法(最大径x長さ) | 80.5x88.1mm |
| 重さ | 約353g |
| 販売価格 | およそ¥167,310 |
レンズ内手ブレ補正が入っていない事で小型軽量を実現しているので、その辺りが必要なら別のレンズを選ぶ方がいいでしょうね。
金額的には新品で購入してキャッシュバックが入ったとしても1.5万円ほどだと思うので、割り切って中古で買う方が金額的に抑えることが出来るかと思います。
焦点距離自体はワイド側にシフトした感じになりますが、50mmが標準の人だと24-50mmでしょうけど、35mmが標準の感覚だと16-35mmでも問題ない感じではあるので、このレンズ1本で出掛けても困る事はないかなぁという感覚もあったので選んだというのもあります。
まぁ何気にFE 12-24mm F4 Gも比較的大きめなレンズなので、余程の事でなければこのレンズとFE 24-70 GM IIかタムロン25-200mmを持って行けば十分でしょうしね。
FE PZ 16-35mm F4 Gの外観
FE 24-50mm F2.8 Gに比べるとレンズのみの直径で6mmほど太くなっているのと、フードも大きくなっているので前側は広くなった感があります。

ただ、長さで4mmほど短くなっているので、意外と誤差範囲かなぁという感じがします。
実際、このレンズの広角単と同じ単焦点レンズのFE 16mm F1.8 Gと並べて撮ってみるとこんな感じ。

FE 16mm F1.8 Gがポケットに忍ばせておけるくらいのコンパクトさであることを考えると、このFE PZ 16-45mm F4 Gが以下にコンパクト化というのが分かるんじゃないかと思います。
α7CRに装着してみた
α7CRに装着してみると、やはり前側が広がっているのでちょっとゴツい感はあると感じるかもしれませんが、重さとしては90g軽くなっているので、持った時のバランスはかなりいい感じ。

後ろから持った状態で見てみると、FE 24-50mm F2.8 Gのときよりも密度が上がったというか凝縮されたような感じがします。
レンズキャップを外してフードを付けた状態だとこんな感じ。

基本的にこのレンズって動画向けだと思うんですが、軽くてコンパクトなので、ガチで12mmクラスの超広角が必要だなっていう場面でなければ、このレンズで16mmのワイド~広角よりのスナップまでをカバーして、それよりも長い焦点距離が必要な場合に24-70mmの標準ズームかさらに長い高倍率便利ズームに変えるという使い方でいいのかもしれません。
旅行とかに行ったら28-200mmよりも24-50mmの方を市街地では使っていたので、24~28mmの方が必要という事で考えても意外と真面目にこのレンズを基本にしてタムロン25-200mmとの2本を持っていけば十分なのかなという気がします。
パワーズームが故のデメリット
デメリットといっていいのかはわかりませんが、個人的にパワーズーム系のレンズを使うといつも不便に感じる点があります。
それはもうレンズの写真を見ればわかる事で、ズームレンズならついているはずのモノが付いていません。

カメラに装着した時にはここが天面に来るようになっているので、まずココに付いているもの。
それは焦点距離の指標。
現在何ミリの焦点距離になってますよという見ればわかるごく当たり前のモノ。

別にソニーに限らずパワーズーム系のレンズにはついてないし、電子制御なので書いても無駄なのはわかるんですが、ズームレンズであっても大体どれくらいの焦点距離で撮ろうというのはあったりするわけなんですよね。
この距離だったらこれくらいにしておけばいいかなとか。
それが電源OFFの状態でも前もってやっておけるというごく当たり前なことがパワーズーム系だとできないわけです。
現在の焦点距離はモニターなりを見て確認しないと分からないので、パッとみて撮るという事がやりにくいというのがデメリットかなぁと思っています。

確実にモニターやEVFを見ながらでないとズーミングが出来ないので、感覚的にやろうとするとどうしてもワンクッション出来てしまう感じになってしまいます。
なので、動画もやろうとかって人でないと、軽くて便利だからといって買ってもなんかしっくりこない可能性はあるレンズかなと思います。
実際にZマウントの時にDX 12-28mmのPZレンズを買ったもののほとんど使わなかったという点を考えると、写真メインの人にコンパクトだからという理由でおススメする気には正直なれない部分があったりします。
ただパワーズームがあると動画を撮るときにはリモートでズーミングもできたりして便利だし、レンズ自体が軽くてコンパクトなので、そのあたりを割り切ったうえで性急にズーミングが必要ないのであれば問題ないかなぁという考えです。
そもそもで指標が欲しいとなっても、16-25mm F2.8 Gだとテレ端が短すぎるので1本でカバーできる範囲が狭すぎるし、同じ焦点距離であったとしてもVario-TessarやGM IIだと重くて大きいので、ちょっとした部分くらいは気にしない方がいいかなぁと・・・(;´Д`)
写りがいいのは間違いないでしょうけど、さすがに16-35mmまでGMにしたらもう機材が重すぎていやになりそうだしw
軽く写真を撮ってみた
まぁ動画も撮ってみたけど載せるほどのものでもないしという事で、梅田の街をぶらっとした時に撮ってきた写真を載せておきます。

梅田スカイビルの端あたりから16mmの広角端で。

そして35mmのテレ端。

除いてフレーミングして撮るだけなら焦点距離指標があろうがなかろうが関係ないですな。
これくらいの範囲の広角ズームになると、どうしても周囲の歩行者なんかもかなりガッツリと入りやすくなってしまうので、思っている感じのフレーミングをダイレクトに撮るよりも、少しだけ広角側にしておいて不要な人のところはトリミングするくらいの余白を残しておく方がいいかもしれません。

スカイビルの方から歩いてきてグランフロント方面を撮影。

ヨドバシ梅田。
ガッツリと逆光が入ってますが、そこまで酷い事にはなってないのでなかなか耐性はありそう。

今年閉館した新阪急ホテル。
そろそろ解体工事が行われるはずなので、撮っておきました。

泊まった事自体はないんですが、なんだかんだでよく前を通った場所ではあるので、いつもある物がなくなるってのはやっぱり寂しいですね・・・
お昼ご飯の水炊き定食。
ガチ広角なので今までと違って真上から撮るというのがやりやすかったです。

斜めからだったら28〜35mmくらいでちょうど良さそうですしね。
まとめ
昨日のブログでFE 16mm F1.8 Gで動画を撮ってたのって実際にはこのレンズを買ったのでその為の事前演習みたいなもんだったんですよね。
まぁSuper35で撮るとかなり狭くなるのでアクティブ手振れ補正と4K60Pが基本になりそうではあるんですが、無理やり超解像ズームでやってた部分が普通に35mmまでのズーミングが出来るようになりますし、超解像ズームをONにしておけば35mmx1.5倍までの超解像=52.5mmまでをカバー出来る様になるので、基本的に動画撮影で困ることはないかなぁという感じがしています。
一方、写真の方だと広い自然風景とかお寺や神社といったものに限らず、市街地や狭い路地でも広く写すことができるのでめっちゃそういった街ぶらスナップとの相性もいいと思います。
それに、レンズが軽いのであまり負担に感じることがなかったというのも結構いいポイントかなぁと思いますね。
あとは本題の動画だけど・・・・何を撮ったらいいんやろね・・・(´・ω・`)


