というわけで、気になってヨドバシ梅田に試聴しに行って、即買いしてきました。
2021年6月25日の発売ですが、ずっと品切れ状態だったそうですが、ようやく入って来たと店員のお兄ちゃんは言ってました。
確かにネットで検索したら予約待ちとかになってたみたいですね。
そんなわけでとうとうフルワイヤレスイヤホンデビューした嬉しさに任せて開封の儀とファーストインプレッションをお送りします。
まずは開封の儀
外箱、めっちゃ小さいです。
そしてSDGsか何か知らんけど、紙帯で包んでるだけというシンプルすぎる外装。
これだけみたら高級イヤホンだとは思わないレベルではあるんですが、ぶっちゃけ箱は置いておくのがかなり邪魔なので、これはこれで有り難かったりします。
ボックス自体も丈夫な紙製なので、分別要らずで助かりますね。
蓋をあけるとまず本体ケースが出てきます。
これも以前だったらフィルム帯だったのが黒い紙帯に変わっています。
紙帯は紙帯でいいんですけど、帯を最後に固定してる粘着シートが強すぎてめっちゃ剥がしにくかったです。
気にせずビリビリって行っちゃった方が楽。
本体が入っている部分のトレーを外すと、中からはマニュアル類が入ったボックス?が出てきます。
スマホのワランティやら林檎シールとかが入ってるアレと同じ。
取説はブックタイプではなく1枚紙の簡易的なやつです。
で、一番下の段は上側が交換用のイヤーピースSとLが入ってます。
因みにMは最初に本体にセットされています。
で、下側はUSB A-Type Cの変換ケーブル(ケース充電用)
イヤホンなのでそんなに付属品もないし、すごくシンプルなパッケージングだと思います。
まぁ今までのがすごく過剰包装だったんだなぁというのを感じてしまうくらいに極まってるんじゃないでしょうか。
ということで、次は本体の方を見ていきましょう
本体とご対面
ちょっと剥がしにくかった黒帯を剥がして本体ケースとご対面。
めっちゃ小さいです。
前機種のXM3は持ってないんですが、店頭で見比べたところ1回り以上は小さくなってます。
まぁ小型の機種と比べたら大きいんでしょうけど。
蓋を開けると、接点をカバーするようにここにも紙が・・・
気にせず本体を取り出して紙を取っちゃいます。
そんなこんなで本体が出てきました。
どの機種でもそうなんでしょうけど、ケースとの固定は磁石なので、着脱は少しばかり力が必要ですね。
ただ、形状的には掴みやすいので悴んだ手でなければ落とす心配はなさそうです。
とりあえず保護ケースも買った
ヨドバシで買ったんですが、コーナーの前にケースも置いてあって、おすすめされたので買いました。
勧められたからというか、万が一の落下時の事を考えたら保護ケースは必要かなぁと。
透明ケースとか革とか色々あるようですが、落下衝撃ってことを考えるなら少し厚手のシリコンが一番かなぁと思って、好きな色でもある赤にしました。
ケースに被せると当然ながら遊びもなくぴったりでした。
ストラップホールがついていて、カナビラもセットになっているので持ち運びにも安心ですね。
なぜ買ったのか
冒頭に来そうな内容なんですが、実は買ったのはすごくシンプルな理由だったりします。
今現在、自分がメインで使ってるのは同じSONYのWH-1000XM2というオーバーヘッドのヘッドホン。
WH-1000XM2を買った
続きを見る
現行機種がWH-1000XM4なので2世代前の機種になります。
いや、まぁ2世代前だろうが最新機種だろうがどうでもよくて・・・
耳が暑いねん!!
mimimamoとか付けてますけど関係ないです。もうね、暑くて暑くて堪らんのですよ。
冬場はいいけど、いい加減に暑さの限界が来てるのもあって思い切ったのが最大の理由w
(「もう少し我慢したら涼しくなるのに」とか言うのは野暮ですよ)
ちゃんと他にも理由はある
自分は基本的に出先で音楽を聴くのはSONYのNW-ZX300 ハイレゾウォークマンを使っています。
1.LDACが使える
WH-1000XM2とはLDACで接続してハイレゾの曲を聴いたりしています。なら、フルワイヤレスでもLDACの方がいいわけで、必然的に選択肢はWF-1000XM4になるわけです。
DSEEもExtremeになってアップスケーリングも良くなるだろうし。
2.圧倒的にコンパクト
まぁヘッドホンで曲を聴いていても、会社帰りに出かけたりとか、うちの奥さんと合流して買い物に行ったりする時にヘッドホンが邪魔になってくるんですよ。
折り畳んでカバンに入れたりしますが、これが一緒に持ち歩くことになる本体ケースだけで完結できるんですから大幅な軽量化とコンパクト化が実現するわけです。
ヘッドホンを入れてるスペースにちょっとした菓子類なんかだったら入れる事ができますしね。
3.バッテリーの持ちは変わらない
本体でノイキャンありで8時間、ケースが2回充電できるそうなので、トータル24時間の運用が可能です。
WH-1000XM2がノイキャンありで30時間なので6時間のアドバンテージがありますが、実質誤差なんじゃないかな。
WH-1000XM2の場合は普段使ってて大体3週間ちょっとで切れる感じです。その場合USB充電になるんですが、フル充電に4時間ほどかかります。
対してWF-1000XM4はType-Cなのもあるのか、約1.5時間でフル充電可能。
切れた場合のことを想定すると6時間のアドバンテージよりも理チャージ時間が短い方が利便性は高いと思うので、差し引きしたらどっちもどっちかな。
4.ノイキャン性能が違う
自分がイヤホン推してた時にはみんなヘッドホンで、ヘッドホンを使い始めたらイヤホンとか言い出してさ・・・
ってのはともかく、ノイキャン性能が全然違うんですよ。
ヘッドホンだとどうしても装着感を強くすると暑さが増すので少しゆるくしてるのもありますし、2世代前ってのもあってノイキャン性能は桁違いです。
奥さんが買ったWH-1000XM3とWH-1000XM2を比べた時は段違いだなと思いましたが、WF-1000XM4だと段じゃ済まないです。
他にもBluetooth4から5に上ることで安定性も上がるでしょうしね。(※WALKMANを買い替えないと意味ないけど)
最低限やるべき事
iPhoneでもAndroidでもSonyのHeadphones ConnectアプリをダウンロードしてWF-1000XM4とペアリングする必要があります。
音質優先設定やDSEEの有効化などはアプリを使って設定を変更する必要があるからです。
360 Reality Audioなんかの設定もこのアプリで行いますが、まぁ使うこともないかなと思って放置してます。
左右イヤホンの平面部分がそれぞれ違うコントロールを割り当てる事が可能で、デフォルトでは右が再生コントロール、左が外音取り込みコントロールになっています。
因みに自分の場合は電車に乗ってる時に車内アナウンスでもない限りはアンビエントサウンドは使いませんし、WALKMANに繋いでる限り通話も必要ないので、左のコントロールは音量コントロールに割り当てました。
あと、各バッテリー残量なんかもこのアプリで確認表示する事になるので、やらないとお話になりません。
※耳にセットした状態で左右のセンサー部分に同時に触れたまま5秒間待てばペアリングモードになります。その後、アプリから接続すればOK
イヤーピースがなかなかいい
大体、このてのイヤーチップってラバーのパッとしないというか、カナル式で耳に入れてるとチップの端の辺りが当たってるところがむず痒くなってきたりするんですが、WF-1000XM4に付いているチップはポリウレタンフォーム素材でできています。
最近は色々と出てると思うんですが、コンプライとかそこいらの付けやすさと密着性を優先させたものと同じ感じです。
ただ、コンプライのイヤーチップって汗とかですぐに駄目になるって印象(というかそんなに保たない)ですが、店員のお兄ちゃん曰く、「コンプライのものよりもゴムに近い感じで耐久性はかなりいい」との事。
まぁこれは使っていかないとわからない事ですが、わざわざ別の物を買わなくても、サイズさえ合えばかなり高い密着性と遮音性を持ってます。
装着感
他のサイトでも見られる言葉ですが、イヤーチップが合うかどうかがほとんどです。
チップさえ合えばかなりの密閉度で、外音を遮断してくれます。
自分の場合はMとLの中間あたりだと思うんですが、Lで試した限りでは装着感はカスタムIEMと変わらない感じでした。
正直、耳型を取って作成したカスタムIEMと既製品のイヤホンの装着感が大差ないって訳がわからんレベルですが、本当にしっくりきます。
自分がずっとフルワイヤレスイヤホンを買わなかった理由はこの辺りでもあったので、ヨドバシ梅田で試聴させて貰った時には本当にびっくりしました。
普通のイヤホンとか全く耳に合わなくてポロポロ落ちたりするので、完全にぶっこむカナル型でもないとまともに使えないので、完全ワイヤレスも無理かなと思ってたんですよね。
優先タイプになりますが、JVCのHA-FX1100も着けてる時に定期的に外から押さえてやらないと外れてしまったりするので・・・
だからカスタムIEMを作ったんですけどね。
でも、WF-1000XM4があれば一般使用でカスタムIEM作る必要ないんじゃね?って感じがしてます。
ま、電車とかでどうなのかは分かりませんが、普段聴いてるくらいの音量(自分の場合はかなり小さめ)で音楽を流したらほぼほぼ外音(TVとか奥さんの声)は気にならないレベルになってたので、普通レベルの音量だったらまぁ全く気にならないんじゃないでしょうか。
まとめ
なんか漠然と『耳が暑いのをなんとかしたい』って程度の気持ちで調べ始めたWF-1000XM4でしたが、試聴してみたりとか実際に購入してちょいちょい調整してみたりしたら、使い勝手自体はヘッドホンの方と大差ないレベルになりました。
しかもコンパクトになってるし、カスタムIEMを新調したみたいな着け心地だし、かなり満足してます。
レンズを買おうかとか悩んだりもしましたけど、こっちを買って正解だったと思います。
比較対象がヘッドホンの時点でどうなんやって気もしなくはないんですが、この小さなワイヤレスイヤホンがLDAC接続しているヘッドホンと変わらない感じでハイレゾを再生してくれるのは控えめに言ってヤバいです。個人的にはブレイクスルー状態。
もしワイヤレスイヤホンを新しく買おうと思われている方や買い替えを考えておられる方は試聴できるお店が近くにあったら一回試してみてください。
自分の場合はヨドバシ梅田の接客が混んでてそこそこ待ちましたが、試聴して納得して買う事ができましたし、「自分に合ってたから買う」方が買ってからの楽しさも違いますしね(^-^)