直前の記事でPENTAXのMXを探してるって書いてたんですが、買ってしまいました。
この2ヶ月ほどずっと中古を見たりヤフオクやメルカリなんかで探してたんですが、中古では全く見掛けないし、ネットではなかなかいい感じのが無かったんですよね。
メンテナンス済みの方が安心だけどいい値段するし、そこまで出すならいっそKP J Limitedを分割で買う方がいいじゃんってのもあったりして、まぁ気長に待つか・・・って感じに気持ちをシフトさせたら、なんかタイミング良くリーズナブルな出物があってようやく買えました。
黒いのが好きなので、本当はブラックの方が良かったけど、たまにはシルバーでもいいかなと。
MXは1976年に発売されたKマウントを採用したマニュアル一眼レフ機。当然AFなんてありません。
そしてこのMXは機械制御式のシャッターなので電池がなくてもシャッターが切れます。
それに機械式なので、定期的にメンテナンスをしてやればずっと使い続ける事ができます。
ただ、内部にモルトを多く使ってるそうなので、モルトの劣化で内部メカに影響が出たりもするので、何年か毎にメンテはしないとダメっぽいです。
この辺りはライカの方がメンテサイクル長いので手間としては楽かなぁ
まぁよくジャンクなんかで転がってるPENTAX SPなんかも同様ではあるんだけど、MXはSPに比べて凄くコンパクト。
ペンタ部の出っ張りとレンズの大きさを除けば殆どバルナックライカと変わらないサイズだったりします。
ISO設定とシャッターダイヤル以外には実質的に操作するところはありません。すごくシンプル。
シャッタースピードは最高1/1000秒なので普通に撮る分には全然困らないかな。
シャッターボタン基部にロック機構が入っているので、誤ってシャッターを切ってしまうことがありません。
(まぁシャッターを切ってすぐフィルムを巻かない癖が付いてるので使うことはなさそうだけど)
通常のシャッターが切れる状態
この[L]が見えてるとロック状態。切り替えはデジカメの電源入れるのと同じような感じです。
ペンタ部にはAOCOマーク入り。
ロゴの上の長方形の窓から絞りの数値を読み取っています。
ファインダー内部
上の数字が前述の窓から読み取った絞りの値。
右の数字がシャッタースピードになっています。
内臓の露出計は本体底部にLR44を2個セットする事で使用出来ます。
シャッターを半押しする事で露出計が作動し、シャッタースピードの右側に5つのLEDで状態が表示されます。
上下の赤色が1EV以上アンダーかオーバー、間にオレンジがあって、そっちが1/2EVアンダーかオーバー。
右側のように真ん中のグリーンが点灯だと適正露出という感じですごく直感的な操作系になっています。
レンズはsmc PENTAX-M 50mm f1.4が付いてました。
レンズ自体は曇りもなく動作も快調。
露出計も単体と比べて見て同じ数値が出てたので正常なようです。
ダイヤルに合わせてシャッタースピードがちゃんと変化してるし、セルフもちゃんと動作してました。
ミラーも小気味いい軽快な動作音で動いているので、当面はメンテナンスする必要はなさそうかなと思います。
ファインダーに埃が入ってるけど、別に写りに影響するわけじゃないから、このままでもいいかな…
唯一の難点は、小型過ぎてファインダーを覗きながらシャッターダイヤルを変更しにくい感じがした事くらいかなぁ。
慣れれば全然気にならないのかもしれませんけどね。
一応機械の動作的には問題ないし、いい買い物ができたと思います。
あとは試写のデータが上がってきてちゃんと撮れてるかどうか・・・ですね。