金曜の夜に届いて土曜は雨だったものの日曜は回復傾向という事で、問題なければ市議会選の選挙投票に行った足で出掛けて色々と撮ってみようかなと思っていたんですが、爆睡している時に簡易書留が来ていて再配達を時間指定なしでやっちゃった結果、どこにも行けなかったという(;´Д`)
それは兎も角、今朝の通勤時にα7CRにTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(A071)を付けて持ち出してみました。

フルサイズ用の高倍率ズームレンズとしてはコンパクトなサイズではあるんですが、本体側もコンパクトなのでハンドストラップで片手持ちで運用するGP-X2を付けておいた方がバランスがよくなります。
旅行でレンズを減らしてこの28-200mmを持って行くとかだったら普通のネックストラップを使った方が楽だと思います。
上の記事で簡単に購入時に他のレンズとの物理的な比較なんかを書いていますが補足的に追記しておきます。
補足というか備忘録的なものですが、焦点距離別のF値は以下の通り。
焦点距離 | F値 |
28-30mm | 2.8 |
31-42mm | 3.2 |
43-53mm | 3.5 |
54-78mm | 4.0 |
79-114mm | 4.5 |
115-146mm | 5.0 |
147-200mm | 5.6 |
結構コアに使うであろう焦点距離だと、開放F値でF2.8~F4.0になるので、意外と使いやすいですね。
とりあえずは無目的に目についたものを色々と撮っていきます。
流石にFE 24-50mm F2.8 Gのような全域でボケを活かすといった感じの使い方は難しいんですが、24-50mmだとある程度近づかないといけないような場面でも、流石に200mmまでのズームがあるので「その数歩」をカットする事が出来ます。

数歩くらいって感じるかもしれませんが、夏場の異常な暑さの事を考えると、たかだか数歩でも体力温存になったりしますからね。
地味にズームの範囲が長いと有難いと感じる場面が多かったりします。
最短撮影距離19cm付近での写真ですが、室内とは違ってフードを付けたままでも太陽光(薄曇りだけど)で十分ですね。

露出補正は掛けていませんが、全く問題はないかと。
中央にあたるの花びらの部分を60MPの実寸サイズで拡大すると、花びらの表面の少しザラっとした感じなんかも分かるくらいに写っています。
F2.8ですが十分にパキっとして写ってるんじゃないでしょうか。
流石にNIKKOR Zのようなカリカリな写りではありませんが、解像感だけを追求するのでなければ、寄って撮れてここまで写れば文句は無いかなぁ。
全て絞り開放で撮っているので、この写真の焦点距離:82mmだとF4.5で撮れます。

85mm辺りのレンズって単焦点だと最短撮影距離が80cm辺りになってしまうので、個人的には少々扱いにくいと感じるんですが、このレンズだとテレ端で80cmなので、この辺りの距離ならあんまりその辺りの距離感を意識せずに撮影できますね。
また、F2.8のようにピント直後から溶けるようなボケという感じではありませんが、どういった雰囲気化が分かる程度に残るボケなので、普通に撮るのであれば十分なボケ量なんじゃないかなと思います。
植木鉢に植えられていたゼフィランサスが目についたので撮ってみました。

そんなに大きな鉢植えでもないんですが、ピントを合わせた中央の花はしっかりと写っていますが、近い位置にある手前の花は端に行くほどボケていき、後ろの花はいい感じにボケてくれています。
何でもかんでも絞り開放で撮りがちな自分のような人間だとこのくらいの絞りになっててくれる方が便利なんだろうなと思います。
『花』をメインにするつもりが『蕊』だけにピントが合ってる状態になったりするのでね・・・(;´Д`)
なんとなくいそうな気がしたので行ってみたら、いつものサビが座ってました。

実際に撮っている感覚としてはα6700&E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの時と変わらないんですが、フルサイズの60.2MPになるので元データで見るとかなりえげつない事になってます。
長辺900pxに縮小しているので分かりにくくなってますが、頭の黒い毛の上に乗っかっている抜けたと思われる毛までハッキリと写っているのはホントすげぇなと思います。

6000万画素機で使っても解像感が足りないといった事は無く、28mmスタートが許容できるのであればマジで使い勝手がよくて価格的にも全然手を出せるくらいの値段なのでオススメの1本だと思います。
大体2.5mくらいの距離で焦点距離は200mm、絞り開放F5.6で顔にピントを合わせて撮っていますが、F5.6だと頭はバッチリでも身体の後ろの方はもうボケていってるので、少し絞った方がいいのかもしれません。

雰囲気的にはこんな感じもいいんじゃないかなとは思うんですけどね。
猫との最短距離で200mmの焦点距離で写真を撮ると、クロップやトリミングなしでこれくらいの大きさで写ります。

うちの相方がたまにこの猫を見かけても結構すぐに逃げちゃうと言ってたんですが、地味に2m弱くらいまでは寄っても逃げていかないので、少しは気を許してくれてるんですかね?
もう一匹の白い方は完全に我関せずで知らんぷりを決め込んでました。

これもフルサイズなのでいつもいる写真の位置だったらクロップするだけでも十分なサイズ感で撮れそうですね。
流石に一番奥まで行っちゃうとどうにもなりませんけど(;´Д`)
一応テレ端とワイド端の比較。
最大撮影倍率の比較的なのは冒頭のリンク先記事でプラモデルを使って撮っているので、実際に屋外でどれくらいまでズームが効いているのかを試してみました。

ユリのつぼみかなんか分からないけど、焦点距離200mmの横アングルで丁度いい感じで収まる位置で撮ってみました。
そのままの位置から広角端の28mmにズームアウトした写真がこちら。

写真中央の真ん中にあるつぼみを200mmで撮ると1つ上の写真になります。
上のように少し離れた位置からの撮影だったらテレ端でも全然いいんですが、微妙な距離の所に咲いている花なんかだと、80cmの焦点距離を稼ぐのがちょっと厳しい場面も出てきます。

そんな場合はワイド端で寄ってしまうか、APS-Cクロップをするか・・・
微妙な距離で撮ってトリミングという方法も使えるので、α7CRと組み合わせることで結構選択肢が多くなった気がしますね。
選択肢が多くなった反面、撮り方も少し気を付けないといけないなという部分も見えてきた気がします。
上の写真を60.2MP、9504x6336ピクセルから5.2MP、2783x1855ピクセルにトリミングしてみました。

花弁の根元辺りを狙っていたので、F3.5の状態だと少し盛り上がった蕊や反っている花弁の盛り上がった部分なんかは結構ボケちゃってます。
この辺りもAPS-Cとフルサイズの違いが出てる部分ではあるんですが、APS-Cの時のようになんとなく後からトリミングすればいいやって感じで撮るのではなくて、ちゃんと方向性を考えた上で撮らないといけないなと思いました。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの代わりというイメージがありましたが、フルサイズでF値もボケ量も違うので思っていた以上に使い勝手も写りも良かったです。
α7Cシリーズで使うにはサイズ的には少し大きめかなという感じはするんですが、1本で十分に求めるところはカバーしてくれるレンズなので、普段使いの高倍率ズームとしてはとてもいい選択だと思いました。
普通に旅行に行くのであればホントにこれ一本あれば十分でしょうね。