はじめに
SONYの新しいインイヤーモニター(IEM)イヤホン『IER-M500』を購入しました。

以前のものが2018年に発売だったことを考えると8年ぶりの新作になります。
いうてもソニーのIEMを試したことはなかったんですけどね…
というのも、IEMって自分の耳型をとって本体を作成するカスタムタイプから通常の形式のものまで結構色々あるんですが、騒がしい場所でもしっかりと音を聞けるという感じなので、どちらかというと演者が使うものというイメージが強かったりします。
最近だとゲーミング用途にも使われたりするようですが、個人的にはカスタムタイプ以外だと思いの外遮音性が良くないなってのがありました。
形状的なものとかもあるんでしょうが、なかなかデフォルトで遮音性との兼ね合いがいい感じのものってなかったんですよね・・・
別にステージで使うというわけでもないので、IEMでなくてもなってのがあるので普通のイヤホンにシフトしたわけですが、有線だと通勤電車なんかでは絶望的に遮音できないのでノイキャンのワイヤレスにさらにシフトするという状況でした。
そんなわけで、別に対して期待をしていたわけではないんですが、ソニーストアで視聴した時に単純に「すげぇ」って思ったんですよね。
有線タイプなのにフィッティングサポーターとイヤーピースがちゃんと合っていればめっちゃ遮音性が高くて、ぶっちゃけワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンのアダプティブノイキャン状態よりも周囲の音を消してくれました。
体感だとノイキャンのワイヤレスヘッドホンとは同等程度の遮音性はあるんじゃないかなと・・・
女性ボーカルとかが多いので中高音あたりが聴きやすいイヤホンは好みではあるんですが、基本的にはフラットな方が好きなんですよ。
変に聴き疲れしないしね。
そんなわけで、視聴した時に「絶対に買う」って心に決めました。
スペック
正直、スペックを書いたところでという感じもしますが、さらっと書いておきます。
| 型式 | 密閉ダイナミック |
| ドライバーユニット | 5mm |
| 最大入力 | 500mW |
| インピーダンス | 16Ω(1kHzにて) |
| 感度 | 103 db/mW |
| 再生周波数帯域 | 10Hz - 40,000Hz |
| コード長 | 約1.6m(着脱式) |
| 質量 | 約6.9g(ケーブル含まず) |
| 付属品 | イヤホン本体、イヤホンケーブル、キャリングケース、フィッティングサポーター(5サイズ)、ノイズアイソレーションイヤーピース(4サイズ)、ケーブル固定クリップ、保証書 |
| 価格 | ¥17,820〜¥19,800 |
外観と付属品
自分が購入したものはブラックモデルなんですが、IER-M500はレッド&ブルー、クリアー、ブラックの3色が展開されています。

3色ともスケルトンカラーになっていて、クリアー以外もうっすらと中が見えるようになっています。
自分は外でも使おうと思っているので無難な黒にしましたが、室内オンリーだったらどの色でもいいのかもしれません。
内部がしっかり見えるという点ではクリアーが良さそうなんですが、何をどうやっても紫外線などによる黄変は避けられませんし、ケーブルの被膜もクリアーなので長期しようになると被膜もケーブル自体もくすんだ色になってくるはず。
レッド&ブルーでも良かったんですが、ちょっと派手かなぁというのもあって無難なブラックにしました。

ドライバーユニットは一般的なワイヤレスイヤホンなんかが10mmとかなのを考えると小さいと感じるかもしれませんが、ハイレゾにも対応していてしっかりと高域から低域まで鳴らしてくれます。
付属品などの説明
パッケージを開けると上の写真のようにイヤホンが入ったキャリングケースと小物類が入ったボックスが出てきます。

ボックスの中にはイヤーピースとフィッティングサポーター、説明書・保証書が入っています。

フィッティングサポーターはXSからXLまでの5種類が付属。
XSには固定用の突起がなく、取り外しや交換を頻繁に行う場合に適しています。
普通に音楽プレーヤーでリスニングをするのに使用するのであればいい位置で固定できるフィッティングサポーターを使用しましょう。

また、イヤーピースもワイヤレスのWF-1000XMシリーズと同様にXS、S、M、Lの4種類のノイズアイソレーションイヤーピースが付属。
それぞれMサイズのものはデフォルトでイヤホン本体に取り付けられています。
左右の耳穴のサイズの違いや耳の形状が違ってもフィッティングさせやすくなっているので、なるべくきっちりと合っていて、装着して触ってみてスカッとする感じがないものを選びましょう。
ワイヤレスイヤホンのフィッティングサポーターなんかだと本体が大きくてあんまり合わない可能性もあるんですが、IER-M500だと本体が小さいのでかなり耳の中でしっかりと固定できます。
これらのおかげで歩行中にイヤホンが微妙にズレるといった事もなく、かなり高い遮音性を実現しているんだと思いますが、イヤーピースが自分の耳の穴と合っていなかったり、フィッティングサポーターがあっていなくてぐらぐらしたりすると、とんでもないレベルで音質が低下します。
それこそ、遮音性が高くて音の粒がよくわかるという状態から980円クラスでイヤーピースがぺらっぺらのやつくらいまで音質が落ちてスカスカな音になるので、ここだけは妥協しない方がいいです。
通常のイヤホンと違って味付けが一切ないといってもいいレベルにフラットなので、この辺りが噛み合ってないと低音や高音が抜けてしょぼい音のイヤホンに成り下がってしまいます。
まぁ一度試してみると面白いと思いますが、逆に試しておいた方がしっくりこない時の状態がわかっていいかもしれません。
ケーブルは少し長め
一般的なケーブルだと大体1.2mとなっているんですが、ステージなんかで使用して服の中にケーブルを通すことなどを考慮して1.6mという長めなものとなっています。
そして、ケーブルは少し細めであまりくっつき難いようなサラッとした感じの外装になっています。

Y字に分岐した場所にケーブル固定クリップが取り付けられていて、襟の部分などに取り付けてケーブルがぶらぶらしないようにできます。
通常の持ち運んで外出中に使う場合にはちょっと長くてふべんにかんじることがあるかもしれませんが、今どきなんとでもなるでしょうし気にしなくてもいいかも・・・
リケーブルできなくもないけど自己責任で
コネクターはMMCX規格準拠とはなっているんですが、形状が写真のような感じの形状なので、意外と使用できるケーブルが限られるかもしれません。

写真のようにオリジナルはキッチリと接続部分を保護できて、ケーブル接続部から汗や雨などが入ってしまわないようになっています。
仮に接続できてリケーブルしてMMCXの端子部分がハウジングに入ったとしても、端子周辺をカバーできていなければ雨や汗が端子部分に入ってしまう可能性も否めない状態になるので、今までのリケーブル対応イヤホン以上に自己責任でという感じになります。
ただ、ほぼ専用設計みたいな形状になっているおかげで、汗なんかでの水没みたいなのはかなり避けられるようになっています。
水分の侵入は密閉構造のお陰で本体ハウジング部分以外からは防いでくれるのと、音道管の内径が広いので汗による詰まりや音割れのリスクを最小限に抑えてくれるという事なので、ライブで熱唱するような人でなくても昨今のクソ暑い夏場の通勤中にイヤホンが汗で濡れてたまったもんじゃねぇなんて人でもあんしんかなって思います。
それでも心配ならソニーストアのワイド保証で
水濡れ、破損、故障、災害などの際に無料で修理を行ってくれるワイド保証がこのイヤホンにも適用できます。
3年ワイド保証で¥1,100、5年ワイド保証で¥2,200となっているので、長く使いたいという方は入っておくと安心かもしれません。
自分の場合は3年ワイド保証無料のクーポンをクーポンボックスの肥やし状態にしていたので、適用して3年ワイド保証にしています。
それこそカメラのレンズと違って安価なので、5年ワイドとかにしておく方がいいかもしれません。
この手のクリア系のハウジングって経年劣化で割れてきたりする可能性もあるので、気になる方は是非。
実際に音はどうなのか
冒頭の方でも書いたようにIEMは本来ステージなんかで歌う人が曲をちゃんと聞き取れるようにするためのイヤホンなので、通常のイヤホンのようなドンシャリとか高音寄りとか低音寄りなんてものはなくて、基本的にフラットになっています。
そこから自分がしっかり聞きたい音だけを聞きやすくするといった調整なんかをするのかな?
まぁそういった事もあって、音的には非常にフラット。
何が飛び出てるとかはなくて、下から上までしっかりと聞き取りやすく聞かせてくれる感じです。
なので、音楽プレーヤーなんかで普段聴いている感覚で聴くと、全く違う印象を受けるかもしれませんし、人によってはツマラナイと思うかもしれません。
大きな特徴がないと言えばそうなんですが、逆にそれが特徴でもあって、その曲の本来の音を楽しむことができます。

今まで聴いてきた曲でもまだこんな音が隠れてた?ってくらいに聞き取りやすいので、なるべく自然な感じの鳴らし方をするイヤホンが好きな人だったらかなり刺さるんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけバランス接続とかどうでもいいレベルで聞きやすくて気に入りました。
音量的にはハイゲインにして36~38あたりがちょうどいいかなと思ったので、普段使っているEAH-AZ100の音量(26あたり)と比べたらかなり大きめかな・・・
遮音性について
別にノイズキャンセリングが搭載されているわけではないんですが、何度も書いているように遮音性が高いので自然な感じでノイズキャンセリングが効いた感じになります。
実際は電車に乗ってみると、音量42くらいでちょうどいい感じで、普段がそこまで大きな音で聴かないけど、42でも爆音ってことはないです。
で、ドア付近で鉄橋を通過したりする走行音は普通のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンと大差なく、車内アナウンスはほぼ聞き取れない感じなので、マジで通勤用の有線イヤホンとしても非常に優れていると思いました。
まとめ
サイズ感やフィット感だけではなく値段もちょうどいい感じのイヤモニで、マジでありがとうって感じのイヤホンでした。
本当にIEMは耳にフィットするってのが最低限の条件なので、ハウジングが大きくて合わないとか、やっぱり高すぎてなぁ・・・ってのを解消してくれたのは本当に嬉しい。
通勤中に外界の音を断絶して現実逃避できるのは本当に重要なポイントですからね・・・
これから普段使いして楽しんでいこうと思います。
