Z30を買ってから半年近く経ってますし、めっちゃ色々とZマウントで使えるレンズが生えていっているのはこのブログを見てくださっている方ならご存じだと思います。
しかしながら、実はZ30と一緒に持ち出す割合が一番多いレンズがキットレンズでもあるNIKKOR Z DX 16-50mmなんですよね。
エントリーモデルやレンズキットを用意されているメーカーさん的には『次のレンズを買ってほしい』と当然思っているわけですが、最近のレンズキットは「ボケを活かした写真」以外は十分すぎるレベルで撮れるので次のレンズに行かないんじゃないかという気が凄くしています。(まぁパナの12-32mmのように逆光や強い光でフレアが出まくるようなレンズもありますが、ダブルズームだと25mm f1.7が付いてたりするので・・・)
その後のレンズがいい値段なのも理由の一つとしてあるのは間違いないんですけどね。
そんな最近は色々とキットレンズが良くなっている中でも、「ニコンのZマウントのレンズはハズレがない」と言われる言葉の多分に漏れず良く写るレンズなんです。
ゴチャッとした場面でもちゃんと写してくれるし、白のような建築物でもズーム時の開放F値でかなりシャープに写してくれます。
高いいいレンズの方が良く写ると思われがちですが、目的や用途によってレンズは変わってくるので、普通にスナップや普段使いとして使用するなら携帯性も考慮すれば凄くいいレンズなんですよね。
特に昭和の頃によく見られたこんな風景とか
普通のスナップ写真を撮るのであればボケもそんなに必要ないですしね。
意外と被写体にも寄れるので、若干後ろとの距離があればそれなりにボケてはくれます。
そして、フルサイズに換算すると、焦点距離は24-75mmなので、フルサイズの標準ズームレンズと大差ないんです。
なのにレンズのサイズを考えたら、コンパクトなのに同じことが出来るわけですからついつい使ってしまうんですよ。
使ってしまうという言い方は語弊があるかもしれませんが、本当に普段使いなら十分すぎるんです。
広角寄りの写真だってどんと来い。
それに可搬時は沈胴させれば普通にコンパクトなレンズがさらにコンパクトになるので、凄く持ち運びしやすいんです。
めっちゃ逆光ですが、フレアがそこまで酷くないので露出補正で何とかなります。
後はカメラ内RAW現像やスマホに転送して調整すればOKかと。
そんなわけでZ30で撮ってる写真は何気にキットレンズな事が多いわけです。
寧ろ新しいレンズを買ったり、気分転換で別のレンズを使う場面以外はほぼDX 16-50mmかも。
やっぱり携帯性が良くて「毎日持ち歩いて使う」ってのが重要ですからね・・・
そんなわけでかなり便利なので使用頻度が高いDX 16-50mmですが、不満点と言えば「ボケない」のと「距離が足りない場面で困る」事でしょうか。
まぁどっちも仕方ない事なので実質の不満点はゼロw
ボケに関してはNIKKOR Z 40mm F2とかでカバーしなきゃ仕方ないけど、距離が足りないのは最初からダブルズームキットを買っておけば解消できる問題ですしね。
そんなわけでキットレンズでも十分すぎるくらいにいい写りをするので、「カメラを買ったらいいレンズを買わないと」なんて沼にハマる前に、キットレンズを使いこんでみてください。
その先に自分に必要なレンズが見えてくるはずです。