むしゃくしゃしてやった。反省はしていない。
2025年1月23日に発売されるTECHNICSのフルワイヤレスイヤホン『EAH-AZ100』を予約しました。
なんだかんだ色々あったのにまたかと思われるかもしれませんが、まぁ仕方ないよね。
お年玉箱とか全滅してしまったのはこれの為だったと思ってポチりました。
EAH-AZ80を店頭試聴した時にもかなりいい感じだと思いながらも結局買わないままでいたので、更にブラッシュアップされた上位モデルとなったら行ってしまうしかないかなと。
今年のイヤホンはもうこれだけでもいいかなと思って予約しました。
意外とバーゲンプライスかもしれない
EAH-AZ100のドライバーユニットには、同社のフラッグシップイヤホンである『EAH-TZ700』(店頭価格¥132,000+10%ポイント還元)と同じ磁性流体が採用されています。
磁性流体とは磁力を持った液体で、個体と違ってスムーズな動きをします。
この磁性流体を時勢ギャップとボイスコイルの間に配置する事でボイスコイルの動きをスムーズにさせることが出来るようになっています。
液体とはいっても磁力に吸い付く特性があるので、磁性ギャップとボイスコイルからこぼれたりする心配もありません。
また、粘度が高いわけではないので、ボイスコイル自体は水面を滑るような滑らかな動きをすることが可能になります。
通常のドライバーだと磁性ギャップとボイスコイルの間の空間によってボイスコイルが若干ブレたりして音が歪んだりする事があるんですが、磁性流体のお陰でその心配がありません。
また、振動板を支える役割を持っているエッジも通常であればある程度の強度が無いと振動板を支えられないんですが、磁性流体自体が振動板とボイスコイルを支える役割を果たしているので、エッジを極薄にする事で振動板自体の振動範囲を拡大させる事も可能になっています。
こういったフラッグシップモデルと同等のドライバーを採用しながらも約4万円という金額は、AZ80が¥36,800なのでほぼ据え置き価格でハイエンド化しているので完全にバーゲンプライスといってもいいと思います。
磁性流体がどんなものかはテクニクスの公式YouTubeで紹介されているのでご覧いただければと。
その他にもここからごちゃごちゃ書いていきますが、EAH-AZ100の製品ページを見て頂くのが一番早いんでリンクを貼っておきます。
より小型・軽量化
AZ100ではハウジングを人間工学に基づいたコンチャフィット形状にする事で、実際に装着した時の装着感が増しているとの事。
また、AZ80と比べて重さが7gから5.9gに軽量化。体積も10%小型化されています。
イヤーピースに関してもXS、S、M、ML、Lの5種類がセットになっていますが、シリコンの硬さを変えた3層構造になっています。
従来の物でも2層構造だったんですが、より硬いシリコンを基部に配置する事で、低音のロスを減らす役割を果たしています。
ノイキャン性能が向上
AZ100では新開発のアダプティブノイズキャンセリングが採用されています。
着用者の耳の形状や周囲の騒音に合わせてノイズキャンセリングが最大に発揮されるように自動調整するとの事。
フィードバックマイクがノズル部分に搭載されているので、より高い効果が得られるようになったんじゃないでしょうか。
アンビエントモードも強化されました
イヤホンを装着したままでも外部の音を取り込む事が出来るアンビエントモードですが、専用アプリを使う事で2つのモードから選べるようになりました。
1つは「トランスペアレントモード」といって、周囲の音を拾い上げる通常のアンビエントと同じ機能。
もう一つが「アテンションモード」と言って、音楽を一時停止して周囲の会話やアナウンスなどの人の声に特化して音を取り込むモード。
通勤時など一人の時にはイヤホンをするけど一人じゃない時にはイヤホンをしない人なんかだとアテンションモードはかなり便利なんじゃないでしょうか。
アナウンスがあっても人の声以外もかなり拾ってくるので、アンビエントにしてもアナウンスが聞きにくいってのはざらですからね。
また、急に人から話しかけられたりした時に音楽を一時停止するとアンビエントがONになる「ワンタッチ会話モード」が追加されました。
もう最初からこれの設定にしておけばアンビエントと切り替えといったタップ操作が必要なくなるので使いやすいんじゃないでしょうか。
耳栓代わりにノイキャンを使ってる人には必要ない機能なんでしょうけどね。
その他も良い点はそのままorブラッシュアップ
「3台マルチポイント接続」とかLDAC接続、IPX4相当の防滴性能といった使い勝手のいい点はそのまま残っていますが、LE Audioへの対応や小型化しているのにイヤホン単体で最大10時間の連続再生(AACでノイキャンON)、アンテナとタッチセンサーを共通化する事で小型化しつつ両方の精度を両立していたり、空間オーディオのDolby Atmosに対応するといった機能強化も行われています。
これだけ色々とアップグレードしていて価格はほぼ変わらずだったらもう買うしかないかなと。
音質に関しては問題なし
というのもEAH-AZ80の時点でかなりストレートな感じで鳴らすイヤホンだったので、そのままの傾向でアップグレードされているAZ100は音質を気にする必要は無いかなと思います。
ただ、何処かが抜け出ているタイプではないので、イコライザーなんかを活用していかないと飽きやすいかもしれない点は注意が必要かなとは思いますが、ベースがよければプリセットのイコライザーで十分でしょうしね。
まとめ
約4万円という価格はフルワイヤレスイヤホンとしてはハイエンドな価格ではあるんですが、これだけ色々な機能や機構が組み込まれているのにこの価格というのは確実に安いと思います。
発売の1週間前あたりから店頭試聴も出来るようになるでしょうし、気になる方は試聴して見られてはいかがでしょうか?
因みに自分は色々とありすぎてちょっとぶっ壊れ気味な気もしますが、ぽちってしまった事に対して反省も後悔もしていません。
もうこれで半年くらい買い物できなくてもいいやって気持ちなので、発売されて届いたら思いっきり楽しんでやろうと思います。