はじめに
購入した当初に書いたレビューでは【微妙】という感想を書きましたが、それ自体は今でも変わっていません。
ただ、このレンズの使い方が分かってくると完全にお手軽に使うユーザーにとっては意外と悪くないかもしれないと思いました。
一応ザックリとですが、このレンズを使う上での注意点というか付き合い方を備忘録的に残しておこうと思います。
もしかするとAF時の挙動のおかしさなどは自分の個体が不具合な可能性も考えられなくはないんですが、わざわざ別個体を買ってまで試してみるのもどうなんだろうって思うので、そんな症状出ないって方は気にしなくて良いと思います。
因みにですが、公式サイトのAF 85mm F1.8 NEOのスペックページを見たら、カメラ対応表でのレンズファームウェアVerが「02」になってるんですよね・・・
自分のやつは「01」なので、もしかすると02にすれば安定するのかもしれませんが、ダウンロードページにAF 85mm F1.8 NEOのファームウェアは存在していないんですよね・・・(´・ω・`)
まぁ中華系あるあるなで、忘れた頃にダウンロード出来るようになっていて、アプデしても変わらないというところまでが1セットなところもあったりするので、あまり期待せずにダウンロード出来るようになるのをまっておきます。
その1:最短撮影距離付近での撮影はNG
このレンズの最短撮影距離は0.8mとなっています。
純正のFE 85mm F1.8も同じ最短撮影距離ですし、0.8mだったらまだスナップにも使いやすいと思ったので価格の安さも相まってAF 85mm F1.8 Neoを購入したわけですが、このレンズの最短撮影距離付近のAF挙動はマジでアテにならないんですよ・・・
下の写真はAFエリアシングルで狙ったあたりだけを切り出したものですが、シャッターボタン半押しAFで右側の花の右上の黄色い花の部分にピントが合うようにしてシャッターを切ったんですが、ご覧の通りに左側の花の方にピントが合ってる状態になっています。

冒頭のレビュー記事でもそうでしたが、最短撮影距離だとAF-Sで単純なシングルエリアにしてても謎な挙動をするので、ほぼ狙ったところにピントが合わなかったりします。
ピントが合わないというか、合ったのに「合ってないんじゃね?」ってピントを探しにいくみたいな感じ。
しかもピントリングが無い完全AFオンリーなのでこの状態になるともう救いがない状態になってしまうので、普段からAFでピントを合わせてDMFでピントを詰めるような人には確実に使えないレンズになってしまいます。
ぶっちゃけ割り切って買ったものの、最短撮影距離での撮影を多用する自分のような人間にもあまり向いていないレンズだと思います。
最短撮影距離から少し離れると挙動は結構まともになるので、安い割になかなか使えるレンズになります。

中央やや右上の雨粒が滴った実にピントを合わせてますが、明るいレンズらしいピント部分だけが浮いたような写り方をしていますね。
写り自体は決して悪いわけではないので、近接撮影を捨ててしまえばハイコスパな中望遠レンズになってくれます。
近接撮影の代わりにトリミングやクロップ撮影を使う
上で書いたように、近接撮影だと個人的なAFの信頼性は数%くらいかなって感じなので、言いたくないけど使い物にならないレベルになっちゃうんですよ。
何かの時にモデルさんに寄って最短撮影距離でアップで撮りたいとかって使い方をするのであれば、このレンズだと絶対に無理ということになってしまいます。
自分の個体がハズレだっただけならまぁ仕方ないんですが、当たり外れがあるとなると、このレンズではなく純正のFE 85mm F1.8とかを素直に買う方がいいと思います。
が、そこまで拘って撮影するわけでもない普段の撮影時に使うのであれば、後からトリミングを行うか、撮影時にクロップをONにして撮影してやれば問題ありません。

実際に少し離れた場所から撮影して後からトリミングした写真が上のものになります。
自分の場合は焦点距離の短い単焦点で撮影して後からトリミングを考慮して高画素機を選んでいるのもあるんですが、あんまり言われないとわからないくらい普通な感じになっているかと思います。
ちなみに元の写真はこちら。

別に3000万画素機で撮っていたとしても、SNSやブログ用だったら十分に使えますしね。
あとはクロップを使えば単純に焦点距離が1.5倍換算の画角になるので、約128mmのレンズをつけて撮ったのと同じくらいになります。

この辺りをうまく活用すれば、最短撮影距離での撮影ができなくても問題なく被写体を大きく写したような状態に持っていけるので、AF 85mm F1.8 NEOの弱点はカバーできるかなと思います。
トラッキング+AFオンは使用しない
自分は親指AFを多用する方で、カメラ背面にある「AF ON」ボタンにはトラッキング+AFオンを設定しています。
しかし、トラッキングが有効になっていると、ピントが合っている状態で被写体も動いていないのにピントを合わせ続けようとする動作を繰り返します。
なので、永遠にピントがカッチリと合うことはないんじゃないかなって状態になってしまうので、シャッターボタン半押しでのフォーカス合わせか、操作設定のカスタマイズでトラッキング+AFからAFオンのみに変更してやる必要があります。
逆に言うと、シャッター半押しでしかピント合わせをしないような基本的な操作しかしないのであれば全く問題がなく動作すると思います。
まとめ
上で書いていたように使用上の注意というか、この操作をやるとややこしいっていう部分を削いでいくと案外使いやすさは出てきます。
結果的に近接にこだわり過ぎずに適当な距離からシャッター半押しでピント合わせ→シャッターを切るというシンプルな使い方に固定される形になるので、どちらかというと初めてキットレンズ以外のレンズが欲しいけど、レンズって高いよな・・・って人にはちょうどいいレンズなのかなと思いました。



AF速度は「まぁこんなもん」って割り切ってましたが、今時のレンズと比較するとやっぱり遅いです。
なので、スナップで使うにしても車みたいに動く被写体なんかだと気付いてすぐにカメラを向けても、ピント合わせに間に合わないパターンが多いかなぁって感じました。
同じSTMでもキヤノンのRF 50mm F1.8だとそこまで遅く感じないんですけどね・・・

ただただシンプルな使い方に徹すれば本当に使いにくさとかを感じる割合は低くなりました。

とはいえ、ある程度ピントをコントロールしたいとか自分なりの撮影(操作)方法に慣れてしまった人には自由度が全くないレンズとも言えるので、このレンズとだと3倍の価格差がありますが、純正のFE 85mm F1.8を買う方がカメラとの相性とか操作面とかで変なストレスを感じることが無いので最初からそっちを選ぶ方がいいかもしれません。

