はじめに
8月24日にブログで書いていたんですが、アリエクで注文していたTTArtaisanのAF 85mm F1.8 Neo(Eマウント版)が届きました。
注文したのはまんま8月24日だったので6日で到着したことになります。
間に税関やらが入ってたり、中国側での移動とかを考えたらほぼ最短レベルなんじゃないですかね。
とりあえず、タイトルに書いている通りに個人的な評価としては微妙でした・・・(´・ω・`)
購入した理由
購入した理由としてはすごく単純で、上の記事でも少し書いているんですが、自分はほぼポートレートを撮る事がありません。
LUMIX S1を使っていた時に 85mm F1.8を購入した事もありましたけど、ほとんど使わないまま・・・なんならポートレートなんて一回も撮ってないままマウント変更で手放しました。
まぁそんな事もあって、85mm F1.8は何かあった時に持っておいたら便利なのはわかっているものの、圧倒的に使う可能性の低さとレンズ本体の価格との対比が全く合ってないわけで、GMレンズじゃない普通のFE 85mm F1.8でも6.3万円くらいするわけですよ。
それだけあったら他のもん買うで・・・(´・ω・`)
という事で、このレンズもスルーかなぁと思っていたんですが、次のスペックのところを見てもらえればわかるように、最短撮影距離は純正と同じで価格は約1/3というリーズナブルさ。
AFしか使えないというデメリットはあるけど、使用頻度を考えたら十分じゃね?という事で購入することにしました。
今まで買ってたAFレンズはほぼ最短撮影距離が同等の純正レンズよりも長くて、安かったけどやっぱり使いにくいというので手放してたりしますからね・・・・
とにかくその部分を気にしなくていいのは大きかったです。
ファームウェアアップデートの方法も選んだ要素の一つ
後述しますが、このレンズは昔からあるようなレンズリアキャップに接点とUSB端子があってPCに繋いでレンズのファームウェアをアップデートする方式になっています。
ぶっちゃけさ、純正レンズのようにカメラからアップデートできる方が楽ではあるんですよ?
ただ、このアップデート方法って「カメラメーカーはいつでも阻害できる」というのを頭に置いておかないといけないわけです。
以前MegadapのETZ-21 Proを普通にアップデートしようとしたらぶっ壊れた事があって、ZマウントからEマウントに乗り換えたわけですが、この時に分かった事というか思った事が2つあるんですよね・・・
というのも、カメラのアップデートがかかってレンズなり電子マウントアダプターが使えなくなり、そのメーカーがカメラに対応したファームウェアを出してくるわけですよ。
で、アップデートを掛けて使えるようになるわけですが、そもそもレンズやマウントアダプターが動かなくなってる時点で蹴られてるわけじゃないですか?
なんでその状態でカメラからファームウェアアップデートがちゃんとできると思ってるんですか?って話で、自分の場合は純正レンズと同じ手順で実行して「アップデートできません」という一文が出ただけでマウントアダプターが文鎮化したわけです。
その時はたまたまだと思いましたが、カメラメーカーがレンズを遮断してる時点でやろうと思ったらファームウェアアップデートも阻害できるはずなんですよね・・・・
ZマウントもそうだけどEマウントですら協賛というかアライアンス加盟している中華メーカーなんかほぼないわけで、その気になれば何時でも締め出せるんじゃないかなぁと・・・
まぁそこまでやる意味合いも薄いのでカメラメーカーもやってないだけでね・・・・
アリエクで買った理由
TTArtisanの公式サイトから購入しても$99なんですが、ドル建てなので利用確定のタイミングによっては金額が変動するので、円で提示されていて色々とクーポンなんかが使えたりするアリエクの方がわかりやすいというのがあったから今回はアリエクに出しているTTArtisanストアで購入しました。
輸送の安心感や配達までのスピード、アリエクの配送会社がデフォルトだとエスポ便が多いというのを考慮するのであれば国内代理店の方から買う方がいいと思います。
ただ、自分の場合は上のマウントアダプターの件でもそうですが「ファームウェアアップデートの失敗による故障は保証対象外」なので、保証期間があっても自然故障以外だと有償になるわけですよ。
おそらくレンズのファームウェアアップデート失敗も同様な可能性があるかもしれない(AFレンズを買ってなかったからわからない)
モノにもよると思いますけど、メーカー送りになるので修理に1ヶ月とか2ヶ月とかって話だったと思うので、ぶっちゃけメリット少ないよなぁ・・・って。
別に代理店が悪いってわけでもないし、そういったものってのはわかってはいるんですが、納得できるかどうかは別問題なわけでね・・・(´・ω・`)
初期不良なんかの対応は早くやってくれると思うんですが、純正品以上にリスクが高いのであれば、国内で買っても海外で買っても変わらないのであれば安い方で良くね?っていうトラウマに負けたというのがあったんですよね。
今時だったら手軽に和英翻訳翻を使ってコピペすれば英語でもやり取りは簡単にできますしね。
まぁ初期不良を引いたら面倒でしょうけど、金額的には少なくとも5,000〜6,000は違ってくるので初期不良を引かなかったらあとはなぁ・・・って感じ。
TTArtisan AF 85mm F1.8 Neoのスペック
とりあえず、AF 85mm F1.8 Neoとソニー純正のFE 85mm F1.8のスペックを併記しておきます。
GMレンズを買うような人だったらこんなレンズは買わないでしょ?って事で。
| 名称 | AF 85mm F1.8 Neo | FE 85mm F1.8 |
| 焦点距離 | 85mm | 85mm |
| 最短撮影距離 | 0.8m | 0.8m |
| レンズ構成 | 8群12枚 | 8群9枚 |
| 解放絞り | F1.8 | F1.8 |
| 最小絞り | F16 | F22 |
| 絞り羽根 | 11枚 | 9枚 |
| フィルター径 | 62mm | 67mm |
| 外形寸法(最大径x長さ) | 70x90.5mm | 78x82mm |
| 重さ | 約332g | 約371g |
| 付属品 | フード、レンズキャップ(フロント、リア)、説明書、保証書 ※リアキャップはファームウェアアップデート用のType-Cポート付き | フード(ALC-SH150)、レンズキャップ(フロント、リア)、説明書、保証書 |
| 実売価格 | $99=約16,000 国内販売価格は¥21,600 | ¥63,360 |
最小F値が純正の方が絞れるんですが、この焦点距離のレンズで流石にそこまで絞って撮る事ある?って普段使う事がないから思ったのと、どうせほぼ解放で使うでしょうしね。
AF 85mm F1.8 Neoの方が8.5mmほどレンズ長いんですが、たまにしか使わないんだし気にする事もないかなぁと・・・
TTARTISAN AF 85mm F1.8 Neoの開封
先日のエクステンションチューブと違い、化粧箱の上に透明のビニール、その上にプチプチ、さらに段ボールに入れて梱包されてきたので、化粧箱には傷はありませんでした。

マジでTTArtisanのレンズを購入するのがめっちゃ久しぶりなんですが、白箱から黒に変わってシックな感じになってますね。
箱を開けてみたら何時もの感じのTTArtisanでしたけど。

なんかめっちゃ懐かしいですね。
ぶっちゃけ最短撮影距離が純正レンズと同等か短くなってくれたらもっと中華レンズも買うかもしれませんけど、なかなか難しいよね。
結局大元が同じなのか似たようなレンズばっかり出てくるし。
AF 85mm F1.8 Neoの外観など
パッケージを開けてレンズを出してみると、一見すると普通のレンズっぽく見えます。

まぁUSB端子付きのリアキャップがちょっと通常のと違う感じがありますが、遠目で見たらそこらけ気になるかもという感じかもしれませんが・・・・
近くで見るとこのレンズの素性が見えてきます。
まず、ピントリングに見えるこの部分ですが、ただのデザインです。

ほら、先端側の取り付け指標が可動するピントリングのところにあるわけないじゃないですか。
ということで、このレンズは完全AFオンリーのレンズという事。
絞りリングがないどころかピントリングすらありません。
完全にピント合わせはカメラのAF任せという状態。
一見普通のレンズに見えますが、以前に購入した下のようなボディキャップAFレンズ(最近またいろんなところが似たようなの出してますが)の派生系という感じで、単純にパンケーキのようなスタイルから焦点距離が伸びて普通のレンズのような姿になったという状態です。(この認識が結構重要になってきます)
なので、瞳に合わせてるつもりが地味にまつ毛にあってるとかって場合には、DMFで微調整といったことをやるような使い方はできません。
あくまでも自分のように滅多に使わないし、AF任せでも十分じゃね?というような人間が買うレンズで、細かい言葉自分でカバーするしかないという、お手軽だけどハードモードな要素もあるレンズです。
レンズリアキャップにはこんな感じでType-C端子がついています。

普段使いとしてはちょっと・・・って感じがするので、普通のタイプのリアキャップを普段は使う方がいいでしょうね。
今回一番気に入らないのはレンズフード
んとね、自分で買ってるので辛辣な書き方をしますが、レンズフードはマジでクソです。
個体差かもしれませんが、マジで使えねぇ・・・
少し前にキヤノンRF 50mm F1.8 STMようにJJCの互換レンズフードを購入した時の記事でも書きましたが、なんていうかもう最悪な部類のレンズフードです。
それと比べたら上のJJCのやつが神レベルに感じるくらいに使えねぇ・・・(´・ω・`)
ということでAF 85mm F1.8 Neoに付属しているレンズフードがこちら。

バヨネット式なのにカチッと突起部で止まっているような感じではなく、ギチギチに面で止まるような感じ。
薄いのに径が大きくて歪んでるのかもしれませんが、最初の逆付で入っている状態から取り外すだけでも面倒でした。
なんていうかクリアランスがイマイチというか立て付けが良くないというか、ギシギシという感じで回るので、どこかの部分が厚いとかで擦れているんだろうなぁと・・・
調べてみた感じだとバヨネットの爪部分とレンズの直径との間に僅かな遊びもない状態みたいで、着脱のたびにめっちゃ擦れます。
レンズに逆付けして出荷されてる訳ですが、つける段階で確実に分かるやろってくらいの擦れ方なので、個体差で自分のがハズレだったとしたら仕方ないけど、全部がそうだったらリテイクじゃね?って(;´д`)
むしろ個体差だったら付ける段階で「硬いな・・・」って思うはずなので、別のものにするとか・・・・って事を期待しても仕方ないんだけどね(;´д`)
まぁ良くなった良くなったとは言ってもこういった部分はどこかに出てくる訳だし、日本が円安なだけで原価を考えたら¥6,000くらいなんじゃないかと考えたらね・・・
カメラに装着したところ
流石にちょっと長さを感じますが、別に普段持ち歩くようなレンズでもないのでいいかな・・・なんか見慣れてきたらそこまで長くないかもって感じもします。

上で書いているフード問題の影響か、フードが当たる部分だけ地味に色が違ってますね・・・
フードをつけてもこんな感じなのでまぁ85mm F1.8と考えれば十分細身でいいのかもしれません。

AF速度などについて
実際に適当に被写体を置いてAFの速度テストをしてみました。

STMらしい挙動で、AF速度はまぁ悪くはないけど特筆する事もないかなぁという感じ。
AFオンリーなので若干もたつく感がなくもないけど、コスパを考えたら妥協できるレベルかなと・・・
ほぼ最短撮影距離でHGのマイティストライクフリーダムを撮ってみました。

13~14cmクラスのプラモデルがこれくらいのサイズになるまでしか寄れないので、近接撮影はおろか、花とかも寄りで撮るのはほぼ不可能ですね。
それこそ昨日書いていたエクステンションチューブを使って寄るしかないかもしれません。
ただ小さいからわかりにくいですが、顔にピントを合わせたところ、開放でも意外としっかり写ってました。
ちょっと難点的な部分もあるのでテスト撮影のところで別途記載します。
テスト撮影
α7CRに付けて通勤中にスナップを適当に撮ってみました。

写りそのものは決して悪いという感じはありません。
ただ、若干挙動がおかしいというか・・・
何がかわからないけど微妙に違う感があるというかピントがめっちゃ合わせにくい(;´Д`A

リサイズしているのですごくわかりにくいと思いますが、一応中央部分でピントを合わせていて、オリジナルで拡大したら普通なんですよね・・・

ただなんかしっくりこない。
何が違和感なのかわからないのでそのまま撮り続けました。

前ボケと後ボケ

一応何とはなしに撮れるんですが、しばらく使っていて違和感がわかりました。

なんか挙動が変。
ピントを合わせているのにそこから微妙にウォブリングみたいにピントが微妙にズレてるっぽいんですよね・・・
こんな感じでF11とか

F8で撮るならそういった現象が起こったとしてもほぼ気にならないんですが、流石に開放だとね・・・

ピント合わせは極めて不安定
上で書いてきましたが、どうやらピントを合わせに行った後も止まってくれないという挙動なのが原因のようです。
ピント合わせは花の蕊あたりに持って行ってて、AFエリアを小さく設定しているのでボックス的には花の中と右側の花びらあたりなんですけど、撮影結果はご覧の通り。

等倍切り出しをしたら花の右後ろにある茎あたりにピントが合っているので完全に抜けちゃってる状態。

でね、親指AFも使っているので、背面のAF-ONボタンを押すと挙動がめっちゃわかりやすかったです。
AF-ONボタンを押した時には確かにピントを合わせには行きます。
合わせに行ってロの状態でピントが合ったと思ったらまた[ ]に戻ってからロになるの挙動を繰り返していました。
シャッター半押しだとロの状態のままなんですが、多分微妙にずれてるし、拡大してシャッター半押しをしてみると全くピントが合わないというね・・・
AF-Sの意味ないやんw
これも中央で左に向いている葉っぱにピントを合わせてシャッターを取ったんですが、微妙に後ろのフェンスの方にピントがいっちゃってます。

ピントを合わせてからロシアンルーレットが始まるといった感じなので、ポートレート撮影でアップの絞り開放とかだと目に合わせてるのにまつ毛に行ってるとかって事もあるのかもしれません(;´Д`A
少し離れてF2.8とかにすれば問題ないかもしれませんが・・・
途中で「AF専用のパンケーキレンズを普通のサイズにしただけ」って書いてましたけど、確かあの辺りもAF-ONを使うと似たような挙動をしていたので見た目が普通のレンズだから普通のレンズという認識だとダメなんだろうなぁと。
あくまでもあの系統のものを85mmにしただけという認識を持っておかないといけないなというのは強く感じました。
まぁ物理的なものというよりもソフト的なものという感じなのでファームウェアアップデートで改善されるかもしれませんが、割と最近ってバグがあってもそのまま販売して即ファームウェアアップデートが来るみたいな感じなのが多くて、正直それってどうなん?って気もするんですけどね・・・
まとめ
一応安かったし、全く使えないわけでもないし、今後のファームウェアアップデートで妙な挙動も改善されるかもしれませんが、ザックリとまとめてしまうとやっぱり「安かろう・・・」だなぁという感じでした。
正直価格的な部分で購入したのが大きいので、あんまり文句を言うのもどうかとは思いますが、まぁMFレンズと違ってAFレンズの場合はAF動作とかって部分が絡んでくるので、写りが問題ないから大丈夫・・・とはならないんですよね。
このスペックでAFが使えて移りも悪くはないという点で考えるとアリなのかもしれませんが、最終的にピント合わせで妙な挙動をされるとぶち壊しなので、自分としてはいろんな方にお勧めできるかと言うと「正直、おすすめはできません」という感じかな。
価格的には圧倒的な安さなので、物の試しとか遊び感覚で使うために買うのであれば全然アリだとは思いますが、しっかりと使いたいのであれば5万近くするけどSAMYANGの85mm F1.4 FE IIあたりを選ぶ方が全然しっかり使えるでしょうしね。
いっそ5万出すならもう少し頑張って純正のFE 85mm F1.8を選んだ方が何の不具合もなくていいと思いますけどね。
まぁ買ってしまったわけですし、自分的にはそんなに持ち出すようなレンズでもないので、色々と試しながらファームウェアアップデートを待ってみようかなと思います。



