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小型なフィルムカメラPENTAX MXとPanasonic LUMIX G100のサイズ比較

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LUMIX G100いいよって話

LUMIX G100を買って8ヶ月が過ぎていました。
なんかLUMIX GF9だと背面液晶が明るい場所で見えなくなると写真が撮れないのでEVFついてるなら大丈夫でしょって感じで買い替えたG100だったんですが、使っていくうちに評価が鰻登りになっちゃったので、G100はいいんだよって話をしたいと思います。

LUMIX G100Dで検索されてこちらの記事を参照されているケースがあるようなので、手放した機種ではあるんですが、使っていた時の感想としての一部加筆修正を行っています。

 

LUMIX G100のサイズ感が最高過ぎた

今では所有する唯一のフィルムカメラになってしまったPENTAX MXとの対比がこちら。

小型なフィルムカメラPENTAX MXとPanasonic LUMIX G100のサイズ比較

マニュアル式フィルム一眼レフカメラの中でもコンパクトで今でも人気なPENTAX MXですが、それと比べてもコンパクト。
因みにMXに付いているレンズはPENTAX-M 50mm f1.4です。

 

オリンパスのUIが合わなかったので、必然的にパナソニック機を選択する事になったわけですが、マイクロフォーサーズでもボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載した機種や動画主体の機種なんかは排熱やらなんやらの関係でボディがかなり大きいんですよね。

 

でもG100はご覧のようにとてもコンパクトなんです。
IBISがないのでダメだとかV-LOG向けなのに機能が中途半端なんて言われたりもしますが、IBISが無くてもレンズの手ぶれ補正で十分だし、手ブレ補正が無くてもちゃんと構えて撮ればそこまで酷い手ブレにはなりませんて・・・
IBISがあるから絶対にブレない写真が撮れるってわけでもないしね。

 

動画を前面に出したいようだけど、やっぱり写真用

自分がG100を持っている時は殆ど動画撮影は行いませんでした。

それは後の項目で記載しますが、全く食指が動かなかったんですよね(;´Д`)

で、写真撮影用のカメラとして使っていましたが、昼間に使う分にはほぼ何の不満もありませんでした。

 

そもそもG100ってどんな機種なの?

G100って見た目からして長時間録画に向いていないエントリーレベルの機種なので、初心者の入門機として設定されてるんだろうなと思うんです。

長時間動画を撮るならG100なんか買わずにGH5系とかS1とか動画に強い機種を選べばいいだけの事なのにね。
「兄貴は出来てるのにお前は出来ないからダメな奴だ」みたいな感じでダメな奴扱いされてしまったのがG100なんだと思います。

 

写真用カメラとして考えた場合

コンパクトモデルなLUMIX GF9やGF10なんかはEVFがないので、夏場の日差しがいい場所なんかでは液晶が全く見えなくなって撮影自体が無理だったりしたんですが、G100にはEVFがあるので背面液晶じゃ無理な状況でも撮影することができます。

それにGFシリーズよりも動作が機敏なのであまりストレスを感じません。
本体重量は345g。
普通に旅行ならこれ1本で本当に十分じゃないかなってレンズのLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6(フルサイズレンズに換算すると24-120mmでハーフマクロも入ってて、最短で20cm(60mm側で25cm)まで寄れる)を付けても555gしかありせん。

他のレンズもコンパクトなものが多いです。

Panasonic LUMIX GF9とマイクロフォーサーズレンズ

写真はGF9を持ってた時に取った物ですが、右から15mm f1.7、25mm f1.7、30mm f2.8マクロ、100-300mm f4.0-5.6
フルサイズ換算すると200-600mmのレンズですらこの大きさで重さは520g。

使うかどうかわからなくても持って行っとこうかって思えるサイズ&重さのレンズが多いんですよ。
それに価格もLUMIX Gレンズであればかなりリーズナブルに購入することができますしね。

 

今まで色々なカメラを買ったり売ったりしてきましたが、重かったり嵩張ったりすると、カメラを持ち歩かなくなるんです。
最初の内は持ち歩くと思いますが、最終的に「写真撮るかどうか分からないし、スマホでいいやん」ってなります。
「写真をガッツリ撮りに行くぞ!」って状況でもない限り、わざわざ重いカメラを持って出掛けませんから。

でもG100はペットボトル1本分くらいの重さしかないので、どこに行くにもとりあえず鞄に入れとくかってなるんですよね。
ちょっと大きめのパナライカ8-18mmレンズでも315gしかないんやで・・・

 

動画用カメラとして考えた場合

フルHDの60pで最大20分の動画撮影って事なんですが、初心者からしたら20分も何撮るねんって感じだったりするので、本当に初心者の人間からしたら20分撮れりゃ十分じゃね?って感じなんですけどね。
因みに動画モードの操作は初心者な自分にもわかりやすく扱えるのでいいんですけど。

動画機能を使っていない時は上のような感じで十分じゃないかと思っていました。

しかし、実際に使ってみると動画に使うのは厳しい部分が多かったんです。

というのも、フルHDでは補正オフで等倍、補正標準で1.09倍、補正強で1.43倍、4Kになると補正オフでも1.26倍、標準で1.37倍、強で1.79倍のクロップになります。

4Kで自撮りをする場合、キットレンズの12mmを使っても手ぶれ補正(強)を使うと約21mmの焦点距離になります。(手ブレ補正標準で16.5mm)

自撮り動画をするにも手を伸ばして撮っても結構顔のアップになる感じなので、かなり厳しいです。

手ブレ補正オフだと微ブレしまくりなので使い物にならないのもあって、自分は最終的に広角ズームレンズを買いました。

トライポッドグリップに乗せていれば手ブレは多少安定するので、動画用途で使うのであればトライポッドグリップは必須かと思いますが、大きいレンズを付けるとグリップをもつのもしんどくなってくるので落としどころをどうするかって感じかもしれませんね。

その当時はG100かソニーのZVシリーズくらいしかVlogカメラが無かったのでG100を買いましたが、今ならAPS-CのVlogカメラが色々と出ているのでそちらを選ぶかもしれません。

あと、どうでもいい話ですが、カメラの手ブレ補正ってのは基本的に立ち止まって撮影する時の小さな手ぶれに対する補正を行うだけの機能なので、Vlogのような歩きながら撮るのであればどんなカメラでも揺れると思います。

それを避けるのであればジンバルを使用するとかって事になってきますが、根本的に手軽さとは乖離していっちゃうんですよね・・・

 

ウィークポイントもあります

夜になると撮ってられないかもしれない

マイクロフォーサーズでもハイエンド機であれば高感度耐性が高い機種や暗所に強い機種がありますが、LUMIX G100の高感度耐性は良くないです。
暗い場所でISO感度が跳ね上がるとノイジーな写真になるので、できればISOは800くらいまでに抑えたいところ。
ただ、明るいレンズも多いので、極端な場面でなければ何とかなるんじゃないかと・・・と思っていたんですが、普通にズームレンズを使っていたら簡単にISO800は超えます。

明るい市街地なら問題ないですが、基本的に手ぶれ補正搭載レンズでもしっかりと立ち止まって撮影しないと、かなり厳しい感じの結果になることが多く、夜になると写真を諦めるというデジタル一眼レフを使い始めた頃を思い出す感じでした。

 

ボケを出しにくいけど、用途によっては強い武器

マイクロフォーサーズはフルサイズに比べるとボケにくいです。
例えばLUIMX G 25mm F1.7で撮影した場合、フルサイズと比較すると画角は50mmでF値も倍の3.4相当になっています。

色々ややこしいので気になる方は検索して詳しく解説されているブログなんかを探してみてください。

ただ、ボケにくいとは言ってもフルサイズのf1.4やそれ以上のボケを求めても無理ってだけでちゃんとボケます。

LUMIX G100+LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH

15mmのf1.7で撮影しましたが、こんな感じでちゃんと花の前後もボケます。

ボケにくいというとマイナスイメージになるかもしれませんが、F1.7の明るいレンズでありながら、ボケにくいのでそこまで絞り込まなくてもキッチリ撮れるなんていうメリットもあります。

フルサイズの明るいレンズだと目にピントを合わせると鼻の頭がボケてたりするけど、マイクロフォーサーズだとボケてないという感じで、用途によっては強い武器になる面もあるので、自撮りとかならいいかもしれません。

 

G100/G100Dの本体としての弱点

●USB給電できない
LUMIX G100が搭載してるのはmicro USBだったので、根本的にUSB給電は不可能だったんですが、G100DではUSB端子がType-Cに変更されています。

しかし、このType-C端子は(USB2.0)接続のままなので、G100の端子をType-Cにしただけな状態です。
なので、モバイルバッテリーで電源OFF時にUSB充電はできるんですが、充電中は動作させられないのでEU対策とかでType-Cにしただけなんでしょう。
なので、長時間使用をするのであれば、G100でもG100Dでも予備バッテリーは必須になります。

純正のバッテリーチャージャー、DMW-BTC12はチャージャー本体部分がType-C接続になっているので、ACアダプターではなくチャージャー本体にモバイルバッテリーを接続してすれば、出先でもバッテリーのチャージが可能になります。

この出先充電も利用すれば長時間運用をすることも可能といえば可能ですが、フル充電までに2.5~3時間必要なので、動画で長時間使用とかを考えているのであれば、予備バッテリー1本とチャージャーでは心許無いかもしれません。

 

まとめ

当初はどうしてもフルサイズの望遠レンズは大きくて重いので、マイクロフォーサーズでカバーして他はフルサイズでって考えてましたが、現在の手持ちレンズはこうなってます。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.
LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH POWER O.I.S
LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH MEGA O.I.S
LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH
7Artisans 25mm F1.8
LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH MEGA O.I.S
7Artisans 55mm F1.4
LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S

ほぼ全ての焦点域をカバーしちゃってて、もはやG100がメインカメラと言っても過言ではないかもしれないね(^_^;

人によっては連射速度が必要とか高速AFが必要とか色々あるとは思いますが、自分にとっては毎日持ち歩いても苦にならないサイズや重さというのが最優先でした。
そしてストレスなく扱える操作性と機能というバランス感を考えたらG100はまさにベストだったなと。

もしかすると自分が今まで持っていたデジカメの中では一番実用的なんじゃないかと思います。

ということで、LUMIX G100は色々と言われてるけど意外といいよってお話でした。

フルサイズミラーレスが持て囃されてる現状で、家電量販店の各社メーカー販売員とかもフルサイズの方をメインで勧めてこられますが、G100もいいカメラなので、もし見かけたら一回触ってみてあげて下さい。

 

追記

この記事を最初に書いた時だとコンパクトで最軽量な感じでしたが、2024年4月現在だとコンパクトでセンサーサイズの大きな機種なんかが数多く出て来ています。

夜間に600mm相当で遠くの工場を撮るとかだと潰れ気味な場面もあったりして、写真を撮るシステムとしては軽いけど、G100だと厳しいなと思った場面は正直ありました。

現在販売されているG100Dに置き換えて考えた時にどうかというと、レンズのサイズ的には軽量で素晴らしいと思いますが、昼間に限定して写真用として使うのであれば十分に戦力になるかなとは思います。

ただ、アレもコレもやりたいという気持ちで購入しようと思われているのであれば、正直オススメはしないかなぁ・・・という感じでしょうか。

途中でも書きましたが、Vlog機も多く出ましたし、写真用の小さくて軽い機種も多く出ましたから、他の機種も調べたり触ったりしてみてから購入される方がいいかなとおもいます。

3年経つと色んなものが出たから置かれている環境がガッとかわりますね(;´Д`)

 

 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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