Nikon Z5にテックアートのTZM-01を付けて、TTAr tisan 28mm f5.6を装着してみました。
うん、装着しただけ。
タイトルにも書いてますが、無限ロックが干渉します。
ロックを外して最短寄りにすればレンズの装着はできますが、ピントリングを動かすのが怖いレベルで渋くなります。
シルバーの前後にズームするマウント部分ではなく、周りの黒いフレーム部分と無限ロック裏側のネジが半分くらい当たるので干渉するんです。
上の写真では分かりにくいかと思いますが、マウント面とフレーム面がツライチではなく、マウント面の方が少し凹な感じな場所まで可動するので、症状が発生してしまうわけです。
ジコー…っとピント合わせしてマウント部分のユニットがちょっと前に出た状態で撮影してみました。
・最短側
レンズのベースより前に無限ロックがあるので、この位置だと奥に凹んでもなんとかいけそうな感じはしますが・・・
無限側
同じ状態で無限側に持ってくるとロックさせるためにマウント面とかなり近くなってます。
この状態でズームさせてマウント面が沈み込むとアダプターのフレームと接触してしまうわけです。
干渉させない位置だと最短付近でしかAFが使えないわけですが、うっかり忘れてAFで動作させると確実にフレームと干渉するので使わない方がいいかと思います。
自己責任で使うなら全然止めはしませんが、マウント面が沈もうとするのに沈めない=モーターに負荷が掛かってると思うので、決して安くはないAFマウントアダプターを痛める恐れもあります。
フレームを削って改造するって手もあるとは思いますけど、そこまでしてこの28mm F5.6を使いたいわけでもないですし、無理して使わなくてもいいんじゃないかなぁ
※もしかするとこの症状は自分の個体だけなのかもしれませんが、もしこういった組み合わせで遊ぶためにこれからTZM-01やTTArtisan28/5.6を買おうかと思われている方は干渉する可能性があるという事を知っておいていただければいいかと。
別にAFなしでも使うのには問題ありませんし、普通にマウントアダプターで使いたいのであれば、ヘリコイド付きとかでもマウント面がフレームとツライチ以上沈み込まないタイプのものを選ぶようにして下さい。
電子接点付きに限らず、マウントアダプターも結構当たり外れがありますから、ヨドバシとか近くにあるなら確認して試させてもらう方が確実だと思います。
無限遠が合わないとかも確認できますしね。
因みにズマールとか周八枚のような無限ロックが前の方にあるやつだと干渉しません。
Zfcと組み合わせて使うとオールド感が出て楽しそうですが、確実に下に飛び出すでしょうからグリップをつけないとダメでしょうね。
最後に、個人的に非常に残念なお知らせとしては、28/5.6はレンズがコンパクトなのでめっちゃ小さくまとまってる感じに見えますが、NIKKOR Z 28mm F2.8と全長がほぼ同じだった事。
仮にこのテックアート+TTArtisan 28/5.6が動作したとしても、実は収納スペース的には変わらないので、持ち運びのメリットも一切ないわけで、それなら純正のNIKKOR Z 28mm F2.8を使った方がメリットが大きいなと思ったり。
なかなかレンズ遊びも難しいデスね(´・ω・`)