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タムロンがニコンZ用の70-300mmを発売するそうです

以前から70-300mm辺りの手軽なレンズが出ないかなぁなんて書いてたわけですが、ニコンからではなくタムロンが発売するそうです。

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047) ニコンZマウント(フルサイズ用)

しかも発売時期が

2022年秋予定!

って事はほぼほぼ出来とる感じだと思うんですが、何故タムロンで出す事になったんでしょう・・・

 
 

実はWin-Winかもしれない

Fマウント時代はリバースエンジニアリングでごちゃごちゃしてたりしましたが、その頃とはかなり状況が違っていて、タムロンとしては製造委託のOEMもやってるはずなので、ニコンがZマウントのサードレンズを地味に黙認してるからといって勝手に出す事はないと思うんですよね。

なぜタムロンブランドで発売されるのかを考ると、いくつか考えられる可能性はあると思うんですよね

  • OEM製造でタムロンのZマウントのノウハウが蓄積された
  • ニコンとしては自社ブランドで出したいけど、昨今のレンズ供給状況を考えるとバックオーダーが増え続けるのも問題
  • 中国系レンズのようにEマウントからのレンズ構成を流用する事で開発を短期間で行う事が出来る
  • ニコンブランドでは発売しにくい利益の薄そうなラインをタムロン側でカバーできる
  • 信用できるメーカーからのレンズ提供によってZの裾野を広げることに繋がる

ってな感じでしょうか。

恐らくちゃんと契約しての事だと思うので、タムロンが発売するレンズは基本的にニコンが出してるものとはガッツリ被らないレンズになると思います。

仮に被ったとしても純正好きな人も多いし、あんまり問題にはならないかとも思うけど、お互いに喰い合うくらいならちゃんと住み分けた方がいいですしね。

Z9を筆頭に大量にバックオーダーを抱えてしまってるので、次々にレンズを出してもまたバックオーダーになるくらいなら協力する事で新規顧客がZマウントを購入しやすくする狙いもあるんじゃないでしょうか。

Fマウントに比べたら超望遠は小型軽量化されてるとはいえ、Zマウントの望遠は大柄な物ばかりで手軽さとは無縁な感じになっちゃってますし。

高額化されすぎてるのもあるけど、ZFc辺りで増えたライト層が次に買えるレンズが極端に少なすぎますからね・・・

型番からして同じA047のソニー用のレンズをマウントと長さを変更したレンズだと思います。

 
 

それでもデカい・・・あれ?デカくない

フルサイズ対応ミラーレス用望遠ズームとして世界最小・最軽量とプレスリリースで書かれてるんですが、既存製品と比較するとこうなります

製品70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
サイズ77mm x 150.3mm80.5mm x 146mm72mm x 125mm
重さ580g680g415g
F値4.5-6.34.5-5.64.5-5.6
手ぶれ補正なしありあり

サイズ感はFTZIIを付けないといけない事を考慮すると、小型軽量のDX 70-300mmと比較してもあまり大差ない感じになりそうです。

150.3mmって意外と小さく無いやんって思ってましたが、Z 24-200mmと比べても重さが10g重く、長さが36.3mm長いくらいなんですよね。

そう考えると、このレンズを加えるだけで14-30/24-200/70-300(クロップすれば450まで)の通常の領域はほぼフルカバー出来ることになります。

超広角が要らない状況なら24-200と70-300だけで旅行にも行けますね。

兎に角、現状である程度以上の望遠となるとZ 100-400mmしかないので、半分以下の重さで10cm近く短いタムロンの70-300mmはFXフォーマット機で使うにはめっちゃストライクゾーンを突いてるんですよね。

 

細かく見て行くと、手ぶれ補正が搭載されていませんが、そもそもzのフルサイズボディには手ブレ補正が搭載されているので必要ないという判断なのか、200mm以下のレンズには105mmマイクロ以外は手ぶれ補正は搭載されていません。

だから搭載されてないという事にはなりませんが、元になったソニー用も搭載されていないので、ただ単にそれだけの理由かもしれません。

テレ端の開放が5.6と6.3の差がありますけど、実使用だと差は無いかな・・・Z 24-200mmもF6.3だしね。

ZマウントのDXフォーマットカメラを持ってる方は本体に手ぶれ補正が無いので、Z 50-250mmかAF-P DX 70-300mmにFTZIIを付ける方が手ぶれ補正が使えていいのかもしれません(AF-P DX 70-300だと中古で2万切ってるしね)

 
 

問題は価格だけど

ぶっちゃけどうなるかは分かりませんが、ソニー用のA047Sがマップカメラの現在の販売価格で¥57,420となっています。

もし価格が少し上がったとしてもAF-P 70-300mmのフルサイズ用が¥84,150なので、同等なら確実に買いでしょう。

いや、もう心がぐらぐらですよw

流石にボディ内での補正にも対応してるよね?ね?

 
 

まとめ

ニコンはキヤノンに比べて展開が遅く(最近は望遠系ばかりだったし)、黙認のAFレンズがあるけど補正はRAW現像で調整しないといけなかったりして不便さがあり、地味に価格が高めなのでレンズの選択肢が少なかった部分がありますが、サードパーティーからも展開される事が確実になった事で今までは高い純正レンズを買うしかないと思っていたユーザー層も取り込めるようにはなるので、悩んでいるユーザーもZマウント機を買っても大丈夫という安心材料の一つになるんじゃないでしょうか。

 

来年はAF-P DX 10-20mmを買うかZ 12-28mmを買うかで悩むので、望遠はDXでいいやとAF-P DX 70-300mmを押さえようと思ってたのに、めっちゃ悩ましい選択肢が増えてしまいましたね・・・いや、嬉しいんだけどね。

第一弾としてのFX用だと信じて、今後は手ぶれ補正付きでDX用のレンズもラインナップして言って欲しいですね。

 
 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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