なんだかんだ言ってましたが、IFOOTAGEではなくSIRUIの自由雲台を買いました。
IFOOTAGEの自由雲台が欲しい
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IFOOTAGEも使い勝手が良さそうだしいいなと思ってたんですが、何故最終的にSIRUIにしたのか、雲台を変えようと思ったのかを書いてみようと思います。
とりあえず雲台を変えたかった
何度か書いてますが、自分の使ってる三脚はベルボンのジオカルマーニュ N545Mという発売から10年が経っている物です。
そして搭載されていた雲台は3way雲台のPHD55Q。
独自のクイックシュー方式が採用されていて、それをアルカスイス化して使っていました。
ベルボンの三脚をアルカスイス化する
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雲台の最大積載質量が4kg、三脚としては3kgだったようです。(気にせずK-1とシグマの50-500mmで普通に使ってたけど(;´Д`))
それよりも軽量化されているので、Z6IIとZ 100-400mm&テレコンを使っても問題ないわけですが、この三脚って地味にセッティングが面倒なんですよ。
収納時はこんな状態
下のグリップを反時計回りで抜いて、もう1つ上の写真のようにクランプ側の穴にねじ込んで使用します。
固定はグリップの締め付けで調整します。
当然ながら収納時は逆の手順で収納していくわけですが地味に面倒。
ついでに言うと収納袋に入れる時もテーブルが出っ張ってしまうので収納しにくい時があるんですよ(´・ω・`)
飛行機を横から流し撮りなんかだったらいいんでしょうけど、少し移動する度に細かくセッティングしないといけないし、アングル変更にはあんまり向いてなかったりするんですよね。
そんなわけで、いっその事雲台を変えた方が楽かなあと思って探し始めました。
なぜ自由雲台だったのか
望遠レンズだったらジンバル雲台もアリなんでしょうけど、どう考えても持ち運びに難が出そうなんですよね・・・
基本的に歩きと電車なので嵩張るのは避けたいというのがジンバル雲台を避けた最大の理由ですね。
ここでギア雲台と自由雲台に絞られたわけですが、動体よりも静物の方が撮る機会が多いでしょうから、きっちり止まって細かい調整の出来るギア雲台の方が自分には合ってるのかもしれません。
ただ、金額がちょっと高めなのとアングルをちょこちょこ変えることがあるので、利便性を取って自由雲台を選びました。
そこまで緻密な調整が必要な撮影をする事も無いでしょうしね(´・ω・`)
そんな余裕がないので無理ですけど、そのうち室内での小物撮影用にギア雲台を買ってもいいかなとは思ってます。
なぜK-10Xにしたのか
めっちゃ色々と考えました。
丁度セールだったアマゾンで売られている安いやつとか、当初言っていたIFOOTAGEのやつとか。
レビューとかネットで調べたりしたけど安いやつは微妙なのもあるし、5000~6000円だして微妙で買い替えるなら最初からちょっと値段のするやつでいいかなぁと思ったのが1つ。
もう一つはIFOOTAGEのM30はプレートの固定がレバー式でめっちゃ便利そうだけど、プレート自体のバラつきに対して柔軟性が低そう(固定してもガタついたりしそう)な気がしたんですよ。
固定レバーの長さというか位置を調整できるなら問題ないけどそのあたりがどうなのか分からないし。
動画用の50mmプレートも使用可能な点、最大積載量が10kgなので全然いけるだろうなとは思ったんですが、ちゃんとしたベースがあっての追加でお試しならアリですけど、自分に合わなかった時に大炎上しちゃうのが怖かったので、多くの人に使用されていて定評のあるSIRUIをえらびました。
IFOOTAGEも実物を試せたら買ってたかもしれないけど。
そしてK-10Xにした理由ですが、FPH-42Qでも使えるんだから20kgという倍以上の耐荷重があるなら全然問題ないし、使ってる人が多くて評判もいいK-10Xで全然いいかなと思ったんです。
PHD55Qよりも気持ち軽くなるしね。
K-10XとK-20Xだと価格差がないですけど、これ以上重いものを乗せないのであればオーバースペックが過ぎるし、それによって元の状態よりも荷物として重くなるのが嫌だったってのがあります。
耐荷重だけでいったら全然問題ないでしょうからしっかり固定できると思うんですが、もし使ってみて勝手が良かったら比較的リーズナブルだしもう一つ買ってFPH-42Qをリプレースするのもアリかなぁとか思ったんですよね。
雲台用のクイックリリースプレートを2つ買うよりももう一つ雲台を買う方が安いしね(;´Д`)
開封と取り付け
そんなわけで早速開封していきましょう。
早速箱から取り出すと、巾着に入った本体と説明書、六角が入ってました。
巾着はウェット生地なので持ち運びにはいいけどK-10Xでもちょっと小さい袋に感じたので、バッテリーとかの小物を入れるのに使う方がいいかも。
本体は400gくらいですがなかなかの重量感と高級感があります。
メインで使用することになるボールの固定ノブは結構大きめ。
締め付けにくいとかもなくて各部共にスムーズに動きます。
底は3/8ネジ穴が空いてますが1/4の変換ネジもセットになってるのでベルボンの三脚に使うのにも問題ありません。
アルカスイス互換のクランプはこんな感じでよくある脱落防止ネジを止める溝がありません。
その代わり、クランプ側にロックピンが出ていて、写真上側の赤いピンを押し込むとロックピンが凹むようになっています。
逆に考えると大体のプレートが使えてこのピンでロックできるので全く問題ないでしょうね。
K-10XにセットされていたプレートTY-50には開閉式の爪が付いていて、カメラに取り付ける際のガイドにも使えるようになっています。
これはこれで結構便利そうかも。
で、SmallRigのL字プレートも取り付けてみました。
口がしっかり開くので全然余裕で取り付け出来ますね。
いや、本当に各ノブがスッと開いてクッと止まるので心地いいです。
一通り雲台を見たので三脚に取り付けます。
三脚への取り付けは今までの雲台を回して三脚から外してK-10Xをねじ込むだけ。
全くの別物になりますね。
エレベーターの土台とほぼ同じ径だったので全く違和感もありません。
今までのちょっとごちゃごちゃした感はなんだったのかと(ry
NIKKOR Z 100-400mmとTC-2.0x、Z6IIを乗せてみました。
安定感が半端ねぇ!
FPH-42Qだとかなりシッカリとボールのノブを締めないとガチっとは止まらないんですが、スッと止まる。
やだ何この子(;´д`)
しかも締め付けるノブの基部に数字が振られているので、どのくらいでグッと締まるかがわかるようになってます。
しかもちょっと動かしてもダレる事はなくてスムーズに動かせます。
ちょっと斜めにしてみました。
FPH-42Qでこれをやろうと思ったらグッと締めても少し位置がずれちゃったりして動くのを見越して調整してたんですが、K-10Xだとそんなのは一切必要なくて、狙った場所でピタッと止まります。
・・・なんやねん・・・もっと早く買えば良かったわ(´・ω・`)
という事で、ベルボンの方に載せましたが、FPH-42Qが乗ってるFotoProの三脚にもK-10Xを乗せてみて、安定するようだったら雲台はこれで統一しちゃおうかなぁって気になってしまいました。
いや、ほんとにこれだけ劇的に変わるんだったら本当にもっと早く買えば良かったと思いました。
そういえばコロコロ機種を変えてたのもあるけど、USBタイプのレリーズを持っていなかったのでMC-DC2互換のレリーズを買いました。
いつものエツミのやつ。
とりあえずこれで三脚を持ち出しての撮影でも大丈夫ですね。
追記:Fotopro X4i-Eに付けてみた
FotoproのFPH-42Qが載っていたトラベル三脚のX4i-Eに載せてみようと思ってFPH-42Qを外したので並べてみました。
一回り大きいけど、ゲタを履いたような状態になってるので大きさ自体は変わらない感じになってます。
で、X4i-Eに載せてみましたが、そんなに違和感が無い感じになります。
寧ろちょっと緩めるとスカッとなるFPH-42Qよりも使いやすいわな・・・
Z6II+TC2.0x+Z 100-400mmを乗せてみました。
元々がトラベル三脚なのもあるけど重量が2.5kgまでなので安定感はほぼ無いです(´・ω・`)
でも雲台自体のホールド感とかは別次元なので、使い勝手を考えたら買い足すのもアリかな。
まぁ望遠レンズを使うのでなければFPH-42Qでも問題無いんですけどね・・・・