α6700での動画のクロップ率を確認しようと思って、以前に撮り比べをしてみたものの、HDと4Kではクロップ率は変わらない感じでした。
が、その他の細々した部分を確認していなかったので、今回はその辺りを撮り比べてみました。
クロップ率の確認
●3:2で通常撮影した写真
アスペクト比3:2の通常の写真です。
●動画と同じアスペクト比16:9で撮影した写真
アスペクト比だけを変更して写真モードで撮影したもの。
●動画から切り出した写真(手ぶれ補正OFF)
手ぶれ補正OFFで4K動画撮影したものを切り出して写真にした写真です。
●動画から切り出した写真(手ぶれ補正スタンダード)
手ぶれ補正をスタンダードにして撮影した動画から切り出した写真です。
●動画から切り出した写真(手ぶれ補正アクティブ)
手ぶれ補正をアクティブにして撮影した動画から切り出した写真です。
これだけ確実に上の動画から切り出したものよりクロップされている感がありますね・・・
次は各画像をスライダーを使って比較してみたいと思います。
動画でクロップされる割合を比較
という事で、画像比較で見て頂けるようにしました。
静止画と各動画からの切り出しを比較してどれくらい違うのかを確認してみたいと思います。
写真と動画の比率の違い
左のBeforeが写真、右のAfterが動画(手ぶれ補正なし)です。
割合的に見るとそこまで大きくクロップされている感じはないですね。
どれも18mmで撮影していますが、比率的には19mm相当になってる感じでしょうか。
※あくまでも19mm相当ってのは感覚的な物なので、厳密には違うかもしれません。
動画(手ぶれ補正なし)と動画(手ぶれ補正スタンダード)の違い
OFFとスタンダードでは静止物は全く変わらないので、OFFでもスタンダードでもクロップ率は変わらないようです。
普段使いであればわざわざOFFで使用する事は無くてスタンダードでいいんじゃないかと思います。
手ぶれ補正(スタンダード)と手ぶれ補正(アクティブ)の違い
公式では僅かにクロップされると書いてありましたが、こうして比べてみると意外と大きな違いに感じます。
てか、写真と動画切り出しの時よりもクロップ率は確実に高いと思います。
手ぶれ補正スタンダード時の18mmが19mm相当だとすると、こちらは22mmくらいはいってそうな感じでしょうか。
写真と手ぶれ補正(アクティブ)の違い
最後に写真と手ぶれ補正アクティブでの比較です
動画モードでのクロップ率はあるにしても意外と何とかって感じですが、手ぶれ補正アクティブにするとなかなかガッツリとクロップされますね・・・
手ぶれ補正スタンダードとアクティブだと、橋(送水管かもしれないけど)の下側半分くらいがズレた状態でしたが、元の写真と比べるとほぼ丸々ズレた状態になってます。
これは結構大きな差になるんじゃないでしょうか。
手ぶれ補正スタンダードと手ぶれ補正アクティブの効果の違い
E18-135mmの18mmでカメラのグリップを持ったまま普通の速度で歩いて撮影したもので、歩行速度はどちらも変わっていません。
動画前半が手ぶれ補正スタンダードで、後半が手ぶれ補正アクティブになります。
あまり意識せずに歩いていますが、手ぶれ補正アクティブの方が確実に上下のブレとかが軽減されているのが分かります。
カメラのグリップ持ち&動画を撮りながらだとちょっと長めなレンズなのもあるんですが、動画撮影用に何らかのグリップをカメラ底部に取り付けて持ち方を変えれば、もっと効果は変わってくると思います。
比較してみると、手ぶれ補正をアクティブにして使用したいところですが、結構なクロップ割合になるので、なるべく広角寄りのレンズを使用したいところですね。
まとめ
実際に撮り比べてみると、やっぱり18-135mmだとVlog的なのにはちょっと狭いかなという感じがしました。
立ち止まって手ぶれ補正スタンダードで撮るのであればそこまで狭さを感じないかもしれませんが、アクティブにするならE PZ 16-50mmやE16mm f2.8なんかの16mmが最低限のラインになってきそうな気がします。
自撮りなんかもいれるのであれば、ちょっとお高いけど10-20mm F4GやE 11mm F1.8辺りかなぁ・・・
E16mm F2.8にウルトラワイドコンバーターVCL-ECU2を付けて12mm相当にするのが一番低コストでしょうけどね。
そんなこんなで、色々と試行錯誤しながら使っているα6700ですが、使ってみて必要だと思った設定箇所や知っておくべき事柄なんかは下記リンクのα6700設定忘備録の方に随時追記していってますので、興味があればご覧いただければと思います。
SONY α6700設定忘備録【適宜更新】
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