若い頃に痛めた腰のダメージが加齢とともに慢性化しているのと、五十肩だとか肩こりの悪化などがひどくて、だんだんと洒落にならなくなってきました。
整体なんかも受けたりしてたんですが、僧帽筋と広背筋の間というか奥の方にピンポイントで痛い場所があるんですよね・・・
指圧なんかでは全く届かなくて、思いっきり体重をかけられてようやく押されてる感があるくらいの硬さ。
動かそうにもあまり動かない場所らしいので、なかなか大変らしいんですが、思いっきり押されても痛いと感じない時点でお察し(´・ω・`)
運動をしようと思ってもその部分でロックがかかったようになってしまうので、思うようにいかないという負のスパイラルになっています。
そんなわけで、思い切って高周波治療器であるコリコランを購入しました。
高周波と低周波
読んで字の如く高い周波数を発生させる治療器具です。
一般的によく知られているのは低周波治療器で、よくビリビリとした電気が流れるものでバラエティ番組なんかでよく使われたりします。
この低周波治療器というのは体の表側の筋肉に作用するもので、肩こりの解消やマッサージ効果、疲労回復、血行促進という効果があります。
この筋肉を動かす効果でダイエットや脂肪燃焼をさせる器具がEMSだったりします。
一応、今までにもEMS機器で腰の痛みの解消を狙ったりとか、リカバリーガンで痛い部分を思いっきりガンガンやってコリを解消できるかやってたりしたんですが、マッサージもそうだけど改善・・・というかマシになるのはその時だけなんですよね。
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上で書いたようにコリや疲れに対しては低周波治療器で筋肉を動かすことで回復させる効果があるといわれるんですが、自分のように慢性的なもので奥の方でガッチガチに固まってしまって痛みがあるような場合だと、低周波では届かないので高周波を使う方が適していたりします。
高周波治療器の効果
筋肉が緊張する事によって固くなり、血管を圧迫する事で血流が悪くなり酸素不足や疲労物質の蓄積などで悪循環が繰り返される事になります。
表面的なものなら筋肉に作用する低周波治療器でいいんですが、体の奥の方や慢性化したようなものだと、表面ではなく身体組織まで深く浸透する高周波の方が効果があります。
体の奥深くまで届くので、患部の血管を拡張させる事で血行を促進させる効果があります。
ようは血行不良を起こして痛みが出ている部分の血流を良くする事で、筋肉の緊張をほぐしていこうというものです。
低周波治療器のような刺激があるわけではないので、正直効果があるのかどうかが分かりづらいというのがあるわけですが、さすがにもう整体とか基本的な運動ではどうにもならない感じなので購入してみました。
そんなわけでコリコランの開封
実は去年あたりに買おうと思っていたんですが、効果があるのかもわからないしなぁって思って買うか買わないかをずっと悩んでいたんですよね。
で、流石にもう色々とアレなので年明けあたりに買おうと思ったらTVでやったみたいで売り切れてました。
TVでやってたのはこのコリコランワイドで、12個の高周波治療器が入ったものなんですが、定位置しか使えない感じで自分的には自由度が低いと感じたので、自由な位置に取り付けることができるコリコランの方を購入しました。
セット内容はこんな感じ。
上の銅色の4つがコリコラン本体で、大きなものが充電ケースで、その下にACアダプターが入っています。
そして装着リングが4つ、装着シール(肌に優しい&粘着力強め)が各32枚と腰アタッチメントのバンドが入っています。
充電器の大きさは約150x105x38.5mmで重さは充電器のみの状態で約170g。
小さいといえば小さいけど、嵩張るといえば嵩張る感じかなぁ
ACアダプターの他に単4電池4本でのモバイル運用も可能なので、旅行なんかに行く時にも持って行くことができます。
左にON/OFFのスイッチがありますが、これは高周波が出ているかを確認することができるチェッカーを使った時に音を鳴らすかどうかを設定するもの。
意外と煩かったので自分はOFFにしました。
カバーを開けると本体をセットする場所が4箇所と、高周波チェッカーがあります。
本体は充電器から取り外した時点で高周波を発生しているので、チェッカーに近づけるとチェッカーの周りの部分がグリーンに点滅します。
コリコラン本体は意外とコンパクト
コリコラン本体です。
高さが約8.5mmで外径が33mm、重さが6gなので、服とかにつけてもそんなに気にならないくらいです。
左側の本体に△の部分がありますが、充電中はここが点灯します。
右側の接点が見えている方が身体に接する面で、後ろにある乳白色のものが装着リングになっています。
4個セットのものなのでコリコラン本体が4つと装着リングが4つ。
装着リングの内側にはコリコラン本体に合わせたRのついた溝が入っているので、リングを使って装着しても外れにくいようになっています。
ちなみにコリコラン本体だけだと1つ¥4,000くらいで購入できるので、追加購入して運用することも可能。
コリコランの装着はテープかリングを使用
コリコランの装着方法はリングを使うか装着テープを使用します。
左側の肌に優しいものと粘着力が強いものの2種類が入っています。
それぞれ32枚入っているんですが、4つを一度に使うとMAXで16回。
肌に優しいとはいっても人によると思うし、汗をかいたりとかすると粘着力も落ちると思います。
また、32枚セットで別途購入すると¥750くらいするので、装着リングで運用する方がコスパはいいと思われます。
コリコランは意外と長い稼働時間
通電させていないので何もランプがついていませんが、充電中は充電器の△と本体の△が点灯します。
充電時間は約3時間でコリコランの本体ランプが消灯するんですが、その状態で約24時間の使用が可能になります。
さらに充電器の充電ランプが消灯するまでの満充電(約9時間)を行うと約48時間の使用が可能となります。
長時間つけても大丈夫なので、デスクワークなんかの終日装着なんかも大丈夫。
長いので色々使えそうな腰アタッチメントバンド
裏面にコリコランをリング装着するためのテープが縫われているんですが、一応の装着ポイントが印刷されています。腰用となってますが、ただのベルクロで固定するベルトになっているので、肩の関節周りを前後から挟む形にしたりとかもできます。
単純にぶら下げて首の付け根とかでも使えるし、利便性は結構高いかな。
気になる部分なら大体使える
一応、腰と肩用となっていて、その他の部分は効果保証外のようですが、腕などの気になる部分でも簡単に使えるのはいいですね。
注意事項
簡単に使える機器ですが、心臓の近くや頭部、顔、口の中や陰部、皮膚疾患のある部位には使用しないようにしてください。
また、ペースメーカーや装着型医用電気機器との併用、塗り薬や他の治療器との同時併用は事故や怪我の原因になるので避けるようにしてください。
コリコランを短時間だけ使ってみた感想
少しだけ充電をして1時間ほど使用してみました。
コリコランの購入前にネットで調べてみても「効いているのかよく分からない」っていう感想が多かったんですが、コリコランを付けていると、その部分がほんのりと温かくなってきている感じがします。
自分は冷え性でもあるので余計にわかりやすいのかもしれませんが、血管を広げて血流をよくするという効能を考えると、確かに効果が出ているんだと思います。
そんなに即効性があるわけではないと思いますが、お風呂に入って血流が良くなると痛みが緩和されるのと同様に、コリコランを腰につけて座っている時と使っていない時とを比較すると、使っている時の方が全然楽ですね。
とはいえ、血流が良くなったとしてもキャパオーバーすると痛みは伴ってくるので、デスクワークでも適度に立ち上がったり姿勢を変えたり、肩なら軽く回すなどのストレッチを行う必要はあります。
まぁコリコランを使いながら普段の姿勢や生活を改善していかないと根本的な解決にはならないと思いますが、運動をするための運動をするのも一苦労という状態からは大きく前進できそうなので、買って良かったかなと思います。
4個セットで¥30,000くらいしますが、整体に通ってどうのこうのといった事を2年くらい続けた時のコストを考えると、こっちの方が全然安く済むんじゃないかという気もしたりして・・・
また使いながらの長期的なレビューとかもしていきたいと思います。