先週末にDAIV Z6を購入してからちょいちょい活用していっているわけですが、SSDの増設とかになると意外と情報が少ないんですよね・・・
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-Aを買った
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自分が購入した時に書きましたが、基本的にはスペックとかベンチマークとか、そういった部分が多くて、SSDの増設とかになると「出来る」という事以外はあまりヒットしないわけです。
なんでそんなことを言い出したかというと、サブサイトで書いたんですが、マイナポイントの絡みです。
使わなければ1.5万円分がカードの支払額から相殺されるわけですが、どうせなら買うべきものを買って差額分だけを支払う形にすれば、相殺されるよりも効果が大きいのでその方がいいかなと。
で、今買うものというとトラックボールとノートPC用のスタンドくらいなわけです。
WPSオフィスなんかはセールの方が安くなるし、他のものになると持ち出しの方が多くなるので、SSDでも追加しようかなと思いました。
そんなわけで、あれこれやる前の予備知識として中を見ておこうという記事になります。
明けるのは簡単だけど注意も必要
DAIV Z6の内部にアクセスるる為には底面パネルを取り外す必要があります。
昔のPCのようにメモリスロットやHDD/SSDのスロット部分だけが外れるというものではありません。
底面のネジをすべて外せばパネルが外れる・・・と思うかもしれませんが、そうはいきません。
底面パネルはプラなので、ネジとネジの間隔があると歪んだりするのがあるからだと思いますが、よくある爪が付いています。
無理に行くとバキッと逝ってしまうので、丁寧に作業しましょう。
冒頭の購入時の記事では書き忘れていましたが、2023年8月下旬の時点での標準構成ではSSDはMicronのNVMe M.2 (Gen4x4)の2280が入ってました。
176層のQLCで、シーケンシャルリードが4,500MB/sec、シーケンシャルライトが3,600MB/sec、ランダムリードが600,000 IOPS、ランダムライトが650,000 IOPS、300TBW、というスペックのようです。
QLCなので空き容量が減ってくるとかなり遅くなるんでしょうね。
メモリはSAMSUNGのDDR5-4800 16BG SODIMMが2枚入ってました。
購入時の構成表にはメモリはSSDだけはNB扱いになっていたので、時期によっては違うSSDが搭載されている可能性もあります。
メモリは本体中央すこし左寄りの絶縁シートの下で、SSDは左側のバッテリーと外側のスピーカーの間にあります。
2本目のSSDを差す場合は、右側のバッテリーとファンの間に取り付ける形になります。
2つ目のM.2スロットはMB上の位置的な関係で物理的に挿せない状態なので、ソケットで下駄を履かせた感じになっています。
さて、DAIV Z6-I7G60SR-Aは一応カスタマイズが可能という事になっています。
自分の物はMicronの2400でしたが、SAMSUNG PM9A1かWD_BLACK SN850Xに置き換え、または追加が出来るようになっています。
どちらもMAX7,000MB/sを超える高速スペックのGen4x4 SSDですが、発熱がちょっと気になりますね。
BTOでSSDをカスタマイズした場合はどうなってるのかちょっと中身を見てみたいトコロではあります。
熱対策は外部の方がいいかも
SSDを増設またはリプレースする際に、取り付けるのが高速なSSDだと発熱が大きかったりするのもあって、ヒートシンクを付けた方がいいのかどうなのかというのが気になる方もいるかと思います。
上でも書いたようにBTOモデルの中身がどうなのかがみれればある種の答えがあるのかもしれません。
正直、8K動画とか4Kでもそんなに長時間の処理をするわけでもないですから、SSDがめっちゃ熱を持つほど酷使する場面は自分ではないような気がしますし、ガンガンアクセスしまくるようなゲームをするなら別でしょうけど、そうでもなく普通にクリエイターPCとして使うのであればヒートシンクは必要ないんじゃないでしょうか。
というのも、スペースが意外とないんです。
奥側が出っ張ってるので底カバーが奥に向かって斜めに浮いてますが、フロント側は面一なので、底カバーをつけた状態でバッテリーの上部との空間が思ったほどないのが分かるかと思います。
因みに、ピントが合っている部分のスリットがスピーカーの穴になります。
バッテリーで高さを見ようと思ったけど、両サイドのスピーカーを固定しているスポンジが底カバーにジャストフィットするので、それで比べればよかったw
という事で、ほぼ真横から写すとこんな感じ。
チップの上からスチール定規で測ってみた数値ではスポンジの上部とDRAMとの高さは4mmあるかないか。
これを踏まえてヒートシンクを付けるとすると、サーマルシートが0.5mmか1mmなのを考慮すると、ヒートシンクの高さは2mmくらいに抑えた方がいいかと思います。
しかし、底カバーがアルミとか熱を伝導して排熱を助けるものであれば底カバーとヒートシンクをサーマルシートで密着させてもいいのかもしれませんが、この底カバーのSSDが配置される場所にはメモリーと同じような絶縁シートというかシールが貼ってあるだけ。
その部分にスリットが空いているわけでもないので、ヒートシンクを付けた事による効果はあるとは思いますが、どれだけの効果なのかは不明。
排熱を考えたら1枚板よりはフィン状の方がいいでしょうが、高さの事を考えるとプレートが1mm弱~1mm、フィン部分が1mm+αという感じでしょうか。
22x70x2mmくらいの放熱板でどれだけの効果があるのかは分からないので何とも言えませんね。
ただ、付けたとしても、その後は本体のエアフロー頼みになってしまうので、そこまで大きな冷却効果は望めないんじゃないかなぁという気がします。
大きなファイルのダウンロードとか、ガッツリとゲームをやるのであればヒートシンクを付けている方がいいのかもしれませんが、ファン付きのノートPC冷却スタンドを使う方が効果が高いんじゃないかって気がします。
その辺りを踏まえた上でのSSDの選択
速度が速いとレスポンスが良くなるので快適性は上がるとは思いますし、ゲーミングであれば速い方がいいとは思いますが、クリエイター向けだと意外と5,000MB/sくらいの速度のSSDの方がバランスがいいのかななんて思ったりもします。
ただ、速い速度を体感できるのであれば体感してみたいというのが人の性。
なので、レスポンスを考えたら1つは高速タイプでもう1つは5,000~6,000MB/sあたりのSSDでいいのかななんて思います。
高速タイプSSD
Western Digital WD BLACK SN850X 1TB
7,300MB/sの高速タイプでBTOのメニューにも組み込まれているSSD。
BTOに組み込まれている以上は相性問題もないはずなので、ある意味鉄板的な選択肢かと。
Samsung 980 PRO 1TB
7,000MB/sの高速タイプで、利用者も多いので安心して使えるというイメージがあります。
KIOXIA EXCERIA PRO 1TB
国産のフラッシュメモリを搭載している7,300MB/sの高速タイプ
既に国産だから安心という見方はなくなってますが、国産の方がいいという方ならこれがいいんじゃないでしょうか。
Monster Storage MS950 2TB
めちゃ安の2TB SSDですが、7,400MB/sの高速モデルです。
TLCという事なので、それなりに安定して使えるとは思うんですが、色々と噂のNANDを搭載していたりして耐久性が読めないので、起動ディスクとして使用するのはちょっと避けたいと思ってしまうSSDです。
通常タイプSSD
Western Digital WD BLACK SN700 1TB
5,150MB/sのスタンダードタイプ。
メーカー的にも信頼性は高いんじゃないかと思うので、余裕があるなら2TBでもいいような気がします。
Crucial P5 Plus 1TB
6,600MB/sの比較的拘束よりのモデル。
結構CrucialのSSDを使ってますが、結構丈夫なイメージがあります。
まとめ
それなりにメジャーブランドで固めたラインナップになりましたが、なるべく安定性を求めて選択したらこんな感じになりました。
メジャーブランドだから壊れないなんて事は無いし、相性問題も存在するので、中華の怪しげなSSDでも全然快適なのかもしれません。
こればっかりは当たり外れがあるし仕方ない事ではあるんですけどね・・・
そんなこんなでマウスコンピューターのDAIV Z6-I7G60SR-AのSSDに関する記事でした。
とりあえず、データが多くなる前に何かしらを購入して起動ディスクの換装をしてしまおうと思います。