4月8日の月曜日にEマウント用のF2.8通しのレンズをどうしようかなんてかいていたわけですが、いつもの書いたら何かが発動するやつが出たのか、4月10日に受注停止になっていたレンズに関して受注再開のアナウンスがありました。
受注再開になったのであれば慌てる必要はないのかなぁなんて思いながら、マップカメラのページを見てみると、SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryが在庫ありになっていたので思わずポチってしまいました。
キャンセル分とかでたまたまタイミングが良かっただけでしょうね・・・
何気に今年になってから初めてのレンズ購入です(;´Д`A
開封の儀
最後にシグマのレンズを買ったのはマイクロフォーサーズの16mm DC DN |Contemporaryだったと思うんですが、アウトレットで箱無しだったので、新品で買うのはペンタックス用の50-500mm以来かもしれません。
外箱は昔と変わらない白と黒のシンプルなパッケージでした。
今時なので、厚紙製の下駄で左右からレンズを挟み込む梱包かと思っていたんですが、、こんな感じで紙で作られたケースでシッカリとホールドされていました。
昔の卵が入ってたパックのような感じ?
この紙パッキンの中にレンズ本体とレンズフードが袋に入れて梱包されていました。
意外としっかりしたパッキンなので、輸送中に破れてしまうという事はなさそうです。
保証書やマニュアル等はこのパッキンと外箱の間に入っていました。
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryの外観
レンズ本体はこんな感じでかなりコンパクト。
シグマの場合はズームの回転が逆なので、そこだけが注意点でしょうか・・・
レンズとかα6700につけた写真をZ30で撮ってたんですが、何かやってたようで色味が全くおかしいのに気付いてませんでした。申し訳ありません
このコンパクトさは洒落にならんよなぁ・・・
特に普段使っているZマウントだと、マウント径自体が55mmという大きさなので、どうしても太いレンズになってしまうんですよね。
それに見慣れてしまっているので、Eマウントレンズは細身に感じる事は多いんですが、この18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryはストンとした形状なので、より細身を感じさせるスタイルになっています。
18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryのスペックとしては以下の通りです。
レンズ構成 | 10群13枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | F22 |
最大径x長さ | 61.6mm x 76.5mm |
最大撮影倍率 | 1:2.8(W)-1:5(T) |
重さ | 290g |
フィルターサイズ | 55mm |
最短撮影距離 | 12.1cm(W)/30cm(T) |
35mm版換算 | 27-75mm相当 |
最短撮影距離12.1cmってとんでもなく寄れますね・・・
SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSSとの比較
比較対象にできるようなズームレンズを持っていないのもあるんですが、E 18-135mm F3.5-5.6 OSSと比べてみました。
比べてみると18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryがスリムなスタイルなのが良く分かるかと思います。
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary | SONY E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS | |
最大径 | 61.6mm | 67.2mm |
長さ | 76.5mm | 88mm |
重さ | 290g | 325g |
フィルターサイズ | 55mm | 55mm |
SIGMA 18-50mmがF2.8通しでこのサイズってのも凄いんですが、E 18-135mmが手ぶれ補正がついて135mmまでズームができてこのサイズと重さってのも十分に凄いとい思いますね。
両方ともテレ端にしても、そこまで変わらない感じ。
手ぶれ補正がないとはいえ、この18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryを基準に考えてしてしまったら他のレンズは重くて厳しく感じるかもしれません。
Zマウントでニコンが出すとしたらAPS-Cでも大きいんだろうな・・・(;´Д`)
α6700に18-50mm F2.8 DC DN | Contemporaryをつけてみました
E 18-135mmと比べると、レンズの太さが5mmほど細くなっただけですが、意外とシュッとした感じの印象になります。
35gほど軽量になりますが、正直なところそこまで明確に軽くなったかどうかは分からないかなぁ・・・
ContemporaryのCがレンズの鏡筒に入っています。
運用はフィルターとフード着用がおすすめ
フードをつけない方がシュッとした感じなので、フードをつけずに使うという方も多いのかもしれませんが、個人的にはフードはつけておいた方がいいかなぁと思います。
というのも、ワイド端の最短撮影距離12.1cmというのは、レンズ先端からだと数cmまで寄って撮影する事が出来る距離です。
レンズに当たる前にフードに当たるので、バリア的な役割も果たしてくれます。(この辺りは後述します)
また、このレンズフードが結構優れもので、通常のフードは使用時の向きに装着する時には装着の目印のようなものが付いていますが、逆付け時には指標が無いので一発で逆付けできないことがあったりします。
その点、このフードは前も後ろも同じ装着パーツが組み込まれているので、使用時でも逆付け時でもレンズフードにあるーマークを指標にして装着する事が出来ます。
パーツが増えるのでコストアップにはなるんですが、実用上はかなり便利だなと感じます。
ワイド端とテレ端の最短撮影距離
ワイド端で最短撮影距離までよると、こんな感じになります。
テストではレンズキャップで撮っていますが、フィールドで花なんかを撮る時には、場所によっては草が前に出ていたりして、前玉に当たる可能性があります。微妙な汚れで前玉を拭いてコーティングを痛めたりすることを考えたら、フィルターの着用は必須かなと。
シグマさんの公式では広角端の最短ではフードを外して使用しろと書いてますが、被写体に影が入ってしまうからなので、影が気にならなければフードありでもいいのかなと思います。(草なんかを避けるためのバリアとしても活用できるのでフードがあると便利に感じた部分もあるので)
上のワイド端の最短撮影距離で写した写真がこちら。
フードを付けて撮っていたので、下の方にすこし影ができてしまってますが、状況次第なところはあるのでフードはお好みでいいかな。
しかし、マクロレンズでもないのにめっちゃ寄れるので、絞ってトリミングも活用すれば簡易マクロとしても使えるかもしれません。
テレ端での最短撮影距離はこんな感じ。
とりあえず位置をキープするためだけにレンズを持つという妙な持ち方になってますが、軽いからできることだったりするんですよね。
NIKKORレンズキャップからSIGMAのレンズキャップに変わりましたが、テレ端の最短撮影距離で撮った写真がこんな感じ。
ニコンのキャップは真ん中のつまみに指をかけやすいけど、シグマのキャップは滑りにくくなっているので、これはこれで使いやすいなと感じました。
α6700に付けて実写した写真
手軽にボケが出せるので、小物を撮るのにもいいかもしれない。
花が集まっているような場合でも、F2.8の明るさがあるのでちょっとした奥行きでボケていってくれるのは有難いです。
ある程度以上の奥行きがあればボケやすくなりますが、高さが似たような感じの花が集まった場所だと、E 18-135mmのF3.5-5.6だと後ろがボケていくのは厳しかったりしますからね。
だいぶ傷んでいたチューリップの花のいい感じの部分だけを焦点距離50mmで切り取ってみました。
グラデーションも綺麗に出てるし、特に気になる点もないかな。
広角端での2枚。
花びらを押し除けるような感じで寄っていって、花の中心部を撮ってみました。
多分、周囲の花びらはレンズフィルターにぶち当たってると思います。
暗かったので露出補正+2で。
こっちは同じ広角端もちょっと引いて花びらの方に合わせにいってるので、中瓶部がボケてます。
露出補正は+1.7ですが、なんかいつも自分が撮る写真とは違う感じになりましたね・・・
写真を撮っていた近くに咲いていた小さい花。
かなり葉っぱが出てきて桜の花が目立たなくなってきました。
まとめ
流石に18-135mmと比べるとテレ端が85mmも短くなるので、色々な場面で使えるかというと取捨選択しなきゃいけない場面は増えると思います。
しかし、軽くてコンパクトなのにF2.8通しという点と、自分のように寄って撮ることが多い人間にはとても便利なので、普段使いにするのであれば他には変えられないすごく強い武器になるレンズだと思いました。
E 11mm F1.8もいいレンズなので買って良かったとは思っていますし、決して失敗したとは思っていませんが、あの時に11mmを買うか、この18-50mmを買うかで悩んで11mmを優先して買ったのは失敗だったかなと思ってしまうくらいに、もっと早くに買っておけば良かったと感じました。
とはいえ、まだまだ春の花も撮れるし、これからバリバリ使っていきたいと思いますが、Zマウントでも出してくれないかなぁ・・・