今年の1月〜2月にかけて、有線イヤホンを購入したりリケーブルしたりしていたわけですが、AVIOTのTE-W1を購入してからプッツリと描かなくなってしまったので、もう使ってないんじゃないのかと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、時々気分を変えるためにウォークマン NW-ZX707に有線接続でイヤホンを使っています。
今回はそんな有線イヤホン水月雨(MOONDROP)の竹 -CHU 2のその後のお話で、自分好みの構成になったのでレビューという形にしてみます。
リケーブルとイヤーピースを変更
購入時のキット構成でも十分にいい音なのでコスパは抜群に優れているCHU2ですが、やはり個人的には純銀ケーブルを使用した時の繊細ながらも音が太くなる感じが好きだったので、興味がある方はリケーブルをおススメします。
ただ、実際に聴いてみて十分だと感じるのであれば付属ケーブルで楽しまれてからリケーブルという段階を踏んだ方がいいかなという気はします。
自分はCHU2で使用するケーブルは上の純銀バランスケーブルに確定したものの、イヤーピースはZSTXとSpinFit W1を共有している状態でした。
イヤーピースはSpinFit OMNIとの相性がかなり良かった
竹 -CHU2に付属のイヤーピースは個人的には可もなく不可もなくという感じの装着感ではあったんですが、あまりしっくりと来る感じではなかったのでイヤーピースを交換しています。
AVIOT TE-W1用のイヤーピースを探しているも時にいくつか購入していたんですが、TE-W1の方は最終的にSednaEarfit Crystal で落ち着いたので、CHU2には余る事になったSpinFit OMNIを使用する事にしました。
上のSpinFit OMNIの記事でも書いていますが、SPINFITは一度付けると正直着脱するのはめっちゃ面倒くさいです(;´Д`A
なので、何度もSpinFit W1を着脱するのはリスキーだなと。
それでも同じ系統のSpinFit OMNIを使おうと思ったのには理由があります。
試してみると、SpinFit W1では軸が長くてハウジングが浮いた感じになってしまうのに対し、SpinFit OMNIだと軸が短いので丁度いい感じで自分的には絶妙でした。
SpinFit OMNIを使用するメリットとしては以下の通りです
- 軸が短いので浮いた感じにならない
- 可動部のお陰でイヤーピースが耳道におさまりやすい
- イヤモニのようにすっきりした装着感と遮音性
自分はKZのZSTXを装着するとケーブル装着部分あたりの形状的にも痛みを感じるので、軸の長いSpinFit W1でZSTXのハウジングが少し浮く感じの方が都合がいいわけですが、CHU2は痛く感じないので浮かせる必要がないわけです。
正直、どちらのイヤーピースも音質的にはかなりよくなる感じなので、お好みでというところですが、軸が短いとイヤモニのようなピッタリ感が出てきます。
CHU IIとSpinFit OMNIだとこんな感じで角度調整の可動部がある程度で、ほぼ通常のイヤーピースと変わらないレベルです。
難点は1セットで¥1,580くらいする価格でしょうか・・・(;´Д`)
ワイヤレスイヤホンと変わらない遮音性
CHU2とSpinFit OMNIを使って電車に乗って通勤してみましたが、すこぶる快適でした。
ZX707とはYongse Elite Ag8(純銀バランスケーブル)で接続、出力ハイゲインでボリュームは25で使用しています。
当然ながら電車に乗っている時の走行音的なものは貫通してきますが、実際に使用してみた感覚だとAVIOTのTE-W1と同程度の遮音性はあるのかなと思います。
野球観戦に行く集団とか、おばちゃんの集団のようにずっと喋っているような乗客がいない状態であれば、普通に座席に座っている状態で、音楽に結構集中できる感じになっています。
一方、徒歩の場合だとカスタムIEMとまではいいませんが、CHU2本体がほぼ耳から飛び出さないので、風切り音もほぼ気にならない感じでした。
やっぱりワイヤレスの利便性には敵わない部分はありますが、有線には有線のよさがあるんですよね・・・
リケーブルしたCHU2の感想
銀ケーブルを使うと高音が伸びるというイメージがあるかもしれませんが、明瞭感が上がって、全体的に音が太くなった感じがします。
今までが1車線道路だとしたら、2車線道路になった感じで低音から高音までスッキリと鳴らしてくれる癖のない音になっているので、どんなジャンルでもオールマイティーに使えます。
SpinFit OMNIを装着した事で、電車内でも十分に音楽を楽しめるレベルの装着感があるので、雑音をある程度遮りながら仕事に向かうためにアップテンポな曲を聴いきながらモチベーションを上げていくのも全然出来るレベルです。
別にノイズキャンセリングが無くても十分だと思った有線イヤホンはカスタムIEM以外ではこのCHU2が初めてかもしれません。
もし今からCHU2を買うなら・・・
今から買うならType-C接続のDSP版がオススメ
竹 -CHU2といえば現在はUSB Type-C接続のDSP版が発売されています。
本体部分は通常版と同じでケーブルの着脱が出来るようになっています。
別売されているものと全く同じかどうかは分かりませんが、Type-C接続のDACケーブルがセットになっているので、通常版を購入して後からType-Cケーブルを別途購入するよりも、DSP版を購入して、バランス接続のリケーブルを行う方がコストがかなり安く済むと思います。
何なら他のイヤホンをType-Cで使うための土台として使う事も出来るわけですしね。
ただ、Type-C接続を行うのに手軽でいいのは間違いないんですが、チップ搭載ケーブルってあんまり耐久性が高くないというか、結構壊れるイメージがあるんですよね。
作り的には ケーブル=[ 基板 ]]USB端子 という感じですが、ケーブルと基板か基板とUSB端子のハンダ部分が原因で壊れることが多い感じ。
大体この手のやつはカバーじゃなくて樹脂で固めちゃってるので修理がほぼ不可能で買い直し前提になってしまうので、自分は購入していません。
欲しいのは欲しいけど、微妙にいい値段だったりするしねぇ・・・(;´Д`)
まとめ
冒頭に戻る感じになりますが、イヤホンを買ってた頃はKiwi EarsのMelodyかSeeAudioのRINKOといったお手頃価格の平面駆動式イヤホンや、同じ水月雨のARIA2を買おうと思っていたんですが、カメラのレンズを買ったりとか普通に生活の方でもなんやかんやで入り用だったりするので、イヤホンの方はお預け状態になってるんですよね。
とはいえ、今回のCHU2とSpinFit OMNIのように、意外と次から次に手を出さなくてもいいくらいには楽しめているので、また冬場あたりになったら考えようかなぁなんて思っています。
税金はいくらでも上がるけど、給料は上がらないので我慢するところは我慢しないといけませんからね(´・ω・`)