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PR Sound

PC用に据え置き型ヘッドホンアンプ『FiiO K7』を購入しました

2025-01-26

今年やりすぎじゃね?

PCを買い替えてデスクトップがまともに使えるようになってから、ノートだけではなくデスクトップで何かをすることも多くなりました。

その分、何かしらの音楽をかけながらということが多くはなったんですけどね・・・・

音楽データなんかは全部NASの中に放り込んでいるのでどのPCからでも曲を聴けるようにはしてるんですが、有線イヤホンをほぼバランス化してしまっているので、PCから直で聞けるのはHyper XのSoound Revolverくらいなんですよ。

なので、水月雨のDawn Proを繋いで使ったりはしていたんですが、いかんせんコンパクトすぎてPC本体の上に置いててもUSBケーブルの重さで落ちて行ったり、音量調整が地味に億劫だったりしてしまったのでどうしたもんかなぁと悩んでいました。

で、試しにZX707をPCにDACとして繋いでみたんですが、「こんなことをするくらいならZX707で聞いた方がええやんって」感じだったのでDACとして使うのはちょっと無理かなと。

なんだかんだTechnicsのEAH-AZ100を買って満足しているのでデスクトップ環境は我慢すりゃいいじゃんとか思ったりもしたんですが、なんかもう毒を食らわば皿までの気持ちでポチってしまいました。

なんか去年の年末あたりも似たような諺を使ったような気もするんですけどね・・・(;´Д`)

完全に1月も終わっていないのにやりすぎちゃってるのは自覚しているんですが、遅かれ早かれだったらさっさと買ってしまって楽しんだ方がいいかなという考え方なので、決断したときはかなり早かったりするんですよね・・・

その反面、決め手がない時はずーっとうだうだ悩んでることもあったりするんですがw

こういったガジェット系は買ってしまって気に入ったら後はそういった情報を見なければいいって事で割り切ってます。

 

一応代替案もあったんですけどね・・・

昔使っていたONKYOのDAC-HA200とか、ELEKITのTU882という真空管ヘッドホンアンプもあるんですが、どれもシングルエンドでバランス接続のケーブルが使えません。

まぁ使うヘッドホンを限定すればいいんですが、いまさらDAC-HA200の音には戻れない(´・ω・`)

で、真空管アンプのTU882は引っ越しの時に持ってきたものの、メインがノートPCにシフトしているうちにデスクトップPCで使わないまま放置してしまっていたので、めっちゃ埃をかぶってました(´・ω・`)

ていうか、冷静に考えたら10年くらい放置しとるんだからそりゃ埃もかぶるってものよね。

埃が真空管の方にも行ってるので掃除しないとやばい・・・というか、中のコンデンサーとかも確認しておいた方がいいと思うので、今年のうちにこいつを使えるようにしたいなぁなんて思いました。

こいつと一緒に使っていたDENONのAH-D5000がまだなんとか現役でいるので、専用でもいいから久しぶりにこいつの音を聞きたいなぁなんて思ったんですよね。

どこか探せば真空管とかも出てきそうだし(探すのが地獄かもしれんけど)

 

FiiO K7のスペック

最新機種ってわけではないので今さらスペックとかを描く必要もあるのかどうかはわかりませんが、とりあえず書いておきます。

DACチップAKM AK4493SEQ x 2
アンプテクノロジーTHX AAA-788+ x 2
USBデコードチップXMOS XUF 208
入力端子USB Type-B x 1
RCA同軸 x 1
TOS光 x 1
RCAライン入力 x 1系統(アナログ)
出力端子RCAライン出力 x 1系統(背面)
4.4mm バランス x 1
6.35mmシングルエンド x 1
対応サンプリングレートUSB:PCM 384kHz/32bit、DSD 256(Native)
RCA同軸:PCM 192kHz/24bit
TOS光:PCM 96kHz/24bit
ヘッドホン推奨インピーダンス16~300Ω
出力≥2000mW(バランス,32Ω負荷時/THD+N<1%)
≥1220mW(シングルエンド,32Ω負荷時/THD+N<1%)
S/N比≥120dB(A-weighted,USB入力時)
THD+N0.00028%未満(ヘッドホン出力時)
0.0005%未満(ライン出力時)
ノイズフロア7.7μV未満(バランス、A-Weighted、USB入力時)
4.4μV未満(シングルエンド、A-Weighted、USB入力時)
出力インピーダンス1Ω(32Ω負荷時)
サイズ120mm x 168mm x 55mm
重さ約570g
付属品ACアダプタ
電源ケーブル
USB Type A to B ケーブル
6.3mm to 3.5mm変換アダプタ
クイックスタートガイド
保証書
価格¥32,500~¥36,000

価格の割にはソースの入力端子が多いので、PCだけでなくオーディオ機器なんかも一緒に取り込んでしまいたいという使い方にはかなり便利な機種になっています。

 

早速FiiO K7を開封

パッケージは本体イラストの部分がホログラムっぽい感じになっていてちょっとお高そうな感じになっています。

最近のちょろっとした家電の簡素なパッケージに比べたらかなり高そうな感じに見えますね。

 

パッケージの中はこんな感じになっています。

左側のボックスには本体とクイックスタートガイド、左のボックスに付属品一式が入っています。

ちなみにクイックスタートガイドはK7の最低限の説明しかかかれていませんが、一応目を通しておくといいかもしれません。

 

付属品ボックスからすべて取り出すとこんな感じ。

つなぎ方みたいなのはクイックスタートガイドには載ってないんですが、まぁわかるでしょ?の精神かと・・・(;´Д`)

 

本体前面端子類

本体前面はこんな感じになっています。

操作可能な部分はINPUT(入力端子切り替え)ボタン、ゲイン切り替え、出力切り替え、ボリュームノブの4つ。

左上のランプは現在の入力ソースのインジケーターで、右上のジャックが6.3㎜シングルエンド、右下が4.4mmバランス端子になっています。

出力切り替えは3つの選択ができます。

・LO:RCAライン出力(ボリューム固定)

・PRE:RCAライン出力(ボリューム可変)

・PO:ヘッドホン出力(ボリューム可変)

なので、ヘッドホンを繋いで使用するときはスイッチをPOにしておけばOKです。

 

本体背面端子

左からRCA入力、RCA出力、RCA同軸入力、TOS光入力、USB入力、電源端子となっています。

基本的にUSB接続で使用されることが多いという判断だと思いますが、USB端子以外はすべてポートキャップがはめられた状態になっています。

こういうのって地味にありがたかったりするんですよね・・・

 

Windows11&Foober2000での設定方法

基本的にはPCとUSB接続してACアダプターを電源コネクターに接続してコンセントに差し込めば準備は完了します。

一見するとFiiO K7には電源スイッチはないような感じなんですが、ボリュームノブ自体が電源スイッチになっています。

ボリュームノブを時計回りに回すと、パネルのOFFのあたりを境にスイッチがON/OFFされるようになっています。

電源をONにすると写真のようにボリューム周りの部分が虹色に点灯して、その後入力された信号に応じたカラー表示になります。

何の信号も来ていないときはシアンになるようです。

一応、48kHz以下が青、88.2kHz以上が黄色、DSDが緑となるようですが入力の切り替えなどによっても変わるようなのであくまで一例です。

 

試しにハイレゾの曲を流してみたら黄色のLED表示になりました。

いうてもWindows11のサウンドプロパティから出力の設定を変えたらCD音源でも黄色になっちまうんですけどね(´・ω・`)

Xの方で教えて頂いたんですが、FiiOのWindowsドライバーをインストールしていない状態だとWindows11のサウンドプロパティで設定したサンプリングレートに変換されてしまうそうです。

という事で、勝手に変換されずにビットパーフェクトでちゃんと使えるように設定を行っていきます。

備忘録も兼ねてfoober2000での設定方法を加筆しておきます。

 

Windows用FiiOドライバーのダウンロード&インストール

FiiOのWindowsドライバーページから『FIIO USB Audio Driver v*.**』をダウンロードします。

2025年1月27日現在の最新バージョンはV5.68となっています。

ダウンロード後は普通にインストールしてください。

 

foober2000&コンポーネントのダウンロード

foober2000の公式サイトからfoober2000本体をダウンロードします。

ダウンロードが終わったら普通にインストールしてください。

次に同じ公式サイトの[Components]タブからWASAPI出力用のコンポーネントまたはASIO出力用のコンポーネントをダウンロードします。

このコンポーネントをインストールすることでK7をfoober2000から排他制御できるようになります。

ASIOがいいのかWASAPIがいいのかはお好みでいいのかもしれませんが、WASAPIの場合は画像のように2つあるんですが、下段のWASAPI shared outputの方でないとインストールできませんでした。

 

コンポーネントのインストールと有効化

とりあえずfoober2000を起動します。

コンポーネントをダウンロードしたらそのままダブルクリックをすればfoober2000にインストールするかの確認が出てきます。

確認画面が出てくるのでそのままYesをクリックします。

これでインストール自体はされるんですが、有効化してやる必要があります。

foober2000の[File]-[Preferences](もしくはCTRL+P)でプレファレンス画面を開きます。

一番上の[Components]の中に下のような表記が存在していれば、先ほどインストールしたコンポーネントになります。

上の画像はASIO OUTPUTをいんすとーるしたものなので、WASAPIの場合はfoo_out_wasapisになっているはず。

これをクリックして、ウィンドウ右下にある[Apply]をクリックします。

すると画面のように有効化するためにfoober2000を再起動するメッセージが表示されるのでOKをクリック。

これで排他制御に必要なコンポーネントがインストールされました。

コンポーネント一覧を見るとさっきまでunknownだったものがASIO OutputやWASAPI shared outputの表記に変わっています。

とりあえず両方とも突っ込んだのでこんな感じになってますが、どっちか片方でも問題ないです。

 

出力先をFiiO K7に設定する

上記のプレファレンス画面の中に[Playback]という項目が存在します。

そのPlaybackのなかに「OUTPUT」という項目があるので、それをクリックします。

一番上にDeviceという項目があるので、そこから出力先を設定します。

標準ではDefault:Primary Sound Driverになっていると思うので、この状態だといくらコンポーネントを入れようがFiiOドライバーを入れようがWindowsがコントロールしている状態です。

なので、ASIO:FiiO ASIO Driverか

WASAPI(shared):スピーカー(FiiO Q series)を選択してOKをクリックします。

FiiO Q seriesという表記になっているのはFiiOのドライバーをインストールするとそういう表示になるためです。

 

動作確認

FiiOドライバーをインストールすると、タスクバーに[F]というFiiOのアイコンがあるのでそれをクリックします。

このコントロールパネルを開くと、現在のサンプリングレートなどが確認できるようになっています。

とりあえず、44kHzの音源を再生してみると、無事にサンプリングレートの表示が44100Hzになりました。

そしてLEDリングもブルーに変わりました。

 

そして次にハイレゾの96kHzを再生。

御覧の通りにLEDリングがイエローに変わりました。

無事にビットパーフェクトで出力できるようになりました(^-^)

ちなみにWindows11自体のサウンドプロパティの出力設定は32bit、384kHzに設定しています。

対処方法を教えていただいたぶりちゃん様、ありがとうございました。

 

軽く使ってみた感想

現在使用可能なイヤホン、ヘッドホンはそこまでインピーダンスの高いものを所持していないので、そういったものを繋いだ時の感じはわかりませんが、ホワイトノイズなんかも全くなくてかなりいい感じですね。

使用するヘッドホンやイヤホンにもよりますが、ボリュームは概ね10時~11時くらいの位置でした。

普段そんなに爆音で聴く方ではないので、ヘッドホンを使って11時の位置でもなかなかのボリュームに感じるんですが、めっちゃいい音で聴こえます。

CDからロスレス変換した曲なんかもクリアでガチャつく感じも無いのでちょっと聞いていて楽しいですね。

ロックからアニソン、男性ボーカル、女性ボーカル問わずにこなしてくれて、80~90年代の曲なんかもいい感じでした。

ほんの少しだけ空気感がドライに感じたのと、どちらかというと余韻よりもキレって感じがしましたが、まぁそこまで気になるものでもないしですし、音に関しては何か注文するところはないくらい十分だと思います。

今回は試聴にいく余裕がなかったので決め打ちで買ってますが、R2Rの方が丸みがあるとか言われているので女性ボーカルとかをメインで聞くのであればそちらの方がいいのかもしれません。

また、6.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの両方にイヤホン、ヘッドホンを接続した場合、両方から音楽が流れてくるので、普段使いのシングルエンドは繋ぎっぱなしにしておいたままでバランス接続のイヤホンやヘッドホンを楽しむことができます。

これは地味に便利ですね。

あと、よくレビューなんかではあまり差がないといわれているK7のローとハイゲインですが、自分が使ってみた限りでは十分に違いがあると感じました。

恐らく、インピーダンスの高いヘッドホンやイヤホンだとゲインを切り替えてもあまり効果を感じないのかもしれませんが、MDR-MV1なんかの25Ωくらいだったらボリュームが10時の位置くらいでローとハイを切り替えるとなかなかのボリュームアップに感じました。

個人的にはZX707だとハイゲインにしてたりするんですが、FiiO K7ではハイゲインに切り替えるよりも普通にボリュームを上げて調整した方が音的にはいいんじゃないかなと思いました。

 

イヤホン交換時はボリュームを下げてね

注意点があるとするとZSTxなんかはK7での使用が推奨されている16Ωよりもインピーダンスが低いので、他のイヤホンと差し替えた場合は大きな音が鳴る可能性が高いです。

なので、ZSTxに限らずイヤホンを途中で抜き差しする時には、一度ボリュームを下げてから抜き差しをする事をおススメします。

 

まとめ

相変わらず試聴も何もせずに思い切りだけで見切り発車気味に買っちまいましたが、概ねどころかかなり満足しています。

Dawn Proで優先イヤホンなんかを接続するだけでもだいぶマシになったと思っていましたが、やっぱり据え置き型は余裕があって音も安定してるし、Dawn Proよりも見通しが良くなったので買って良かったと思います。

今まではZX707に付けて持ち出すのが面倒で机の横にぶら下げて放置していた優先イヤホンを手軽に使用して音楽を聴けるようになったのはかなり大きいですし、いちいちZX707を持ってきて使っていたMDR-MV1なんかも今まで以上に気軽に使えるようになりますからね。

何よりバッテリーを気にせずにいい音で音楽を聴けるのは嬉しいポイントです。

ワイヤレスイヤホンも買ったし、ヘッドホンアンプも買ったし、とりあえず当面はいろいろ聴いて楽しみたいと思います。

いやー・・・今年もまたやりすぎちゃってCP+とか行けそうにないな(´・ω・`)

 


DSDファイルをネイティブ再生させるための設定を行ったので別記事で記載しています。

もしDSDファイルを再生する予定の方は併せてご覧いただければと思います。

 


 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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