昨日購入したKZのZSTXですが、下の記事でも書いているようにデフォルトのままで装着すると自分には合ってなくて耳周りが痛くなってました。
格安イヤホン『KZ ZSTX』を買ってみた
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ということで、今回は自分には合ってなかったケーブルの交換とスカスカなイヤーピースの交換を行いました。
SpinFit W1にイヤーピースを変えました
まずイヤーピースですが、SpinFitのW1にしました。
これは1ペアだけなんですが、音の表現力と装着安定性を両立したハイエンドモデルらしいです。
装着感と安定感を両立させているのはダブルウェーブ加工という硬質・軟質の固さの違うシリコンをウェーブ形に造形することで確立しているそうです。
1ピースのペアで¥1,380だったので高いといえば高いんだけど、ノイズアイソレーションイヤーピースだと1セットで¥1,900とかなのでそれに比べたらね。
ダブルウェーブ加工をしていないCP100+というものもあるんですが、そちらだと2ピースで¥1,900くらいです。
SpinFitの特徴としては、ちょっとわかりにくいと思うんですが軸の先に可動軸があって、傘と軸の角度が変えられるようになってます。
指で曲げるとこんな感じ。
普通のものだとノズルと穴の部分は真っ直ぐになるので合わないイヤホンだとどうしようもないんですが、このイヤーピースだと多少は角度的な遊びができる事になるので、自分の耳の形にある程度あった装着ができるようになります。
ちなみに先述のCP100+もW1も医療用のシリコン素材を使用しているので、耳の中が痒くなりにくい・・・ハズ。
装着してみると、ペタッと耳に吸い付くような感じなので装着感はかなりいいです。
この状態なら純正ケーブルでもいけるんじゃね?って思ったんですが、あの角度が根本的に自分の耳とは合わないようで無理でした(´・ω・`)
SpinFit W1のサイズ展開はSS、S、MS、M、Lの5種類。
ノズルの適合サイズは5〜6mmとなっています。
CP100+の方には細いノズルに対応するアダプターが付いているんですが、W1には付属していないので細いノズルの機種に装着するつもりの方は注意してください。
サイズはメーカーというか製品よっても同じLでもサイズが事なっているので、サイズを確認してください。
SpinFit W1のサイズは以下の通りとなっています。
ケーブルはYinyoo YYX4738 銀メッキ線 8芯(0.78mm 2pinー4.4mm )
リケーブルに選んだのはYinYoo製のYYX4738という銅線と銀メッキ線の混合のもの。
せっかくリケーブルするのであればということでバランスケーブルを選びました。
HA-FX1100のリケーブルに購入してみた純銀ケーブルが思ったよりもよかったので、同じYinyooさんのものをチョイスしたんですが、クーポン割引を使って¥1,512という安さも選んだ理由です。
同じ純銀線にしようかとも思ったけど、なんかちょっと意地になって安く済ませたかったんですよね(;´д`)
JVC HA-FX1100のバランスケーブルをリケーブルしてみた
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ZSTXに元々付いていたL字ケーブルと同じ形状だと耳に合わずに痛みが出る可能性があるのでこの丸型のものを選びました。
ZSTXのコネクターは0.75mmでこのケーブルの端子は0.78mmとなっていますが、普通に装着することが可能です。
リケーブルだと2ピンは0.78mmのものが多いので、KZさんの純正ケーブルを使用しないのであれば、0.78mmで統一する方が後々楽かもしれません。
ケーブルと左右の本体に分かれる部分はこんな感じになってます。
先の方が外れて分かれる部分の長さを調整できます。
4芯の純銀線に比べると太いケーブルになりますが、柔らかくてしなやかなケーブルなので取り回しはかなりいいです。
ZSTXにつけてみました
SpinFit W1とYinyooのYYX4738をZSTXに取り付けてみました。
下に純正の時の写真を載せてますが、太いコネクター基部とすぐに跳ね上がった形状がネックだったわけですが、上のような形なのとSpinFitのおかげで耳や耳の前の部分に食い込むような感覚は無くなりました。
純正ケーブルでも問題ない人だったらかなりいいんですけどね。
装着してみた
上でも書きましたが、イヤーピースのお陰で本体を少しずらして装着できるようになってます。
丸パイプ型のコネクターのお陰で耳の端からケーブルを上に逃がせるようになりました。
文章だけだとあまりピンと来なかったかもしれませんが、上の写真の純正ケーブルだと橋に行く前に跳ね上がるので、耳が痛くなるっていうのが分かるかと思います。
めっちゃ快適になりました
元のケーブルだとZSTXが小型なので耳にすっぽり収まる感じになってしまうので純正ケーブルだとダメだったんですが、SpinFitのフレキシブルに動く可動軸のおかげで少しノズルが延長されたような感じになるので、小型なZSTXが耳に入り込んでしまう感じにはならなくなりました。
そうなると安定性が落ちそうに思われるかもしれませんが、SpinFitが文字通りガッチリと耳にフィットしているので、安定しています。
純正の銀メッキケーブルと比べたらどうなのかはわかりませんが、音はめっちゃいいですね!
確かにこの音で¥2,300とかで買えるなら破格というか売れるわなって感じ。
慣らしにそれなりに時間がかかるんでしょうが、今の音としては若干ドンシャリという感じがします。
とはいえ、低音が強すぎるとかボーカルが埋もれちゃうなんてこともなくて、どちらも聴きやすくてドンシャリ気味だけど癖のない元気な感じの音。
高音はめっちゃ伸びるという感じではないですが、あまりジャンルを選ばないかな。
イコライザーを使わなくても普通に楽しめる音なのでこれはこのままでいいかもしれません。
SpinFit W1はかなりいいぞ
NW-ZX707にバランス接続してボリュームは16〜18でSpinFit W1の遮音性を試してみました。
あまり車の通らない場所だとノイキャン付きのイヤホンと変わらないレベル。
普通の交通量の場所だと、車線半分くらいの距離が開いていればトラックのエンジン音ははいってくるけど、それ以外は殆ど気にならないレベルになりました。
宅配のワンボックスカーが真横を通り過ぎると流石に走行音が聞こえますが、ほぼすれ違う時くらいなので、よほど騒がしい場所でもなければ快適ですね。
音が取りやすいのでvol18だと大きく感じました。
駅や電車内ではアナウンスは聞こえますし、走行音も入ってきますが、vol17だと曲>>アナウンス≧=走行音って感じでした。
鉄橋や駅を出た辺りの切り替え付近でもなければ、走行音がめっちゃ気になるって感じでもなかったです。
正直、ノイズアイソレーションイヤーピースを付けた FX1100と差がないレベルなので、価格差を考えたらSpinFit W1で十分かなと思いました。
因みに速歩きで動いたりしてましたが、耳の中が痒くなったり違和感を感じたりといった事もなかったです。
まとめ
自分の場合は本体以外は丸っぽ変更になったのでコストがかかってますが、それでも¥1,512+¥1,380+¥2,350=¥5,242という安さ。
¥5,000掛かってるとしても、¥5,000で普通に売られているようなイヤホンよりも遥かにいい音を出してくれるので、めっちゃ満足です。
全く知らない人に聴かせて¥15,000だったとか言っても疑われないレベルの音だろなぁ・・・
まぁコストが掛かってるとはいってもイヤーピースとケーブルは他のものを買ったとしても使い回しができるしね。
なんの変更もなくそのまま使える人なら¥2,300くらいで済むことを考えると、ZSTXが人気でよく売れる事や人にお勧めしたくなる気持ちがわかる気がします。
とにかくこれでZSTXを普通に使うことができるようになったので、明日から使って行って音の変化を楽しみたいと思います。