はじめに
2年前の1月、外出する時に使うヘッドホンが欲しいなぁという事で記事にしていたんですが、その時に同じMarshallのMonitor II A.N.Cが欲しいと思ってリストアップしていました。
実際に聞いてみるとわかるんですがSBCにしか対応していないのに結構音が良くて、デザイン的にも気に入っていたものの、やっぱりSBCだけだとなぁっていうことで諦めた経緯がありました。
そんなMonitorですが、IIIになってSBC以外にもAACとLC3にも対応して使いやすそうになりました。
さらに、連続再生時間が30時間から70時間に伸びたので、一度フル充電にしたら片道1.5時間の通勤であれば、土日にも使ったとしてもも2週間くらいは充電せずに済みそうな感じがしますね。
で、まぁずっと気にはなっていたんですが、欲しいと思ってみていた頃のMonitor III A.N.Cの価格は¥54,000は超えていたので、どうしてもスペック的な部分を見てしまうとちょっと躊躇しちゃうなぁというのがありました。
そんな感じで一度は買うのを諦めてしまったMonitor III A.N.Cを今回思い切って購入した理由と実際に使ってみた感想なんかを書いてみようと思います。
買った最大の理由は価格
そんなMonitor III A.N.Cは実際に触ってみると思ったよりもイヤーパッドが柔らかくて馴染む感じなんで音もいい感じなんですが、やっぱり価格が高くて心の片隅からも消してたんですよね・・・・
まぁ中古だったら安くはなるでしょうが、カメラやレンズなんかだと中古でもいいかなと思えるくらいにはなったんですが、自分が装着する系で中古はまだ元来の潔癖部分が抜けないので安いのは分かっていてもよー買わんのですよ(´・ω・`)
そんな中、ヨドバシ.COMで2026/07/07〜2026/07/30までの期間限定でMonitor III A.N.Cが¥38,000に10%ポイント還元の実質¥34,200で販売されています。
大体¥44,000の10%ポイントあたりの店が多い中、これはなかなかの破壊力だなぁと思ってしばらく眺めていたんですが、ちょうど7月も半ばを過ぎてカードのボーナス払いが1月に変わったのもあったので、ボーナス払いでポチッてしまったという流れになっています。
3万円半ばでもワイヤレスイヤホンだったらハイエンドラインだし、普通に考えても十分に高価なラインではあるんですが、元の金額から考えるとこのくらいの価格だったら見た目的にも気に入ってるし、音もいい感じだと思ってるのであればアリかなと思ったわけです。
これで少ししたら買った価格よりも更に値崩れなんて事になったらもう仕方がないよね・・・
買ってしまったらあとはもう価格は見ないという事にしていればそこまで心理的な影響もないでしょうしね。
Monitor III A.N.Cの開封
パッケージはなんか最近のシンプルナイズされたものに比べるとめっちゃカッコいいですね。

エコだのSDG`sだの言われても、こっちからすると「そんな事よりももっとやるべき事があるだろう」って感じなので、こういった感じでパッケージの時点でテンションがぶち上がるのは嬉しいですね。
パッケージを開封すると中にはヘッドホン本体と同様のシボ加工が施されたされたヘッドホンケースが入っているんですが、なんかもうケース自体もカッコいいです。

そして、ケースを開けるとヘッドホンとご対面になるんですが、ケースの内側は赤のベロア調の生地になっていて、なんかもうこれだけでもとんでもねー高級感ですね。

ロゴなんかもスレないようにカバーが貼られています。
上の写真でケース内側に白い紙でコートされている部分はマグネット式の留め具になっていて、中に充電ケーブルや有線ケーブルを入れておくことができます。

本来の同等価格のケースでもポケット部分はなんの蓋もなかったりするのに、マグネット式でしっかり固定できるのに開閉しやすいというのがすごく便利。
そしてハウジングの内側やヘッドバンド部分にもちゃんと緩衝材が取り付けられていて、マジで高級機材という感じがしますね。

付属品はこんな感じ。

ヘッドホンケース、USB C to C充電ケーブル(約22cm)、USB-C to 3.5mmオーディオケーブル(約1.23m)、マニュアル類となっています。
Monitor III A.N.Cの外観
秀逸すぎるヘッドホンデザイン
ヘッドホン本体の外観は全体が黒のシックなデザインな上に、シボ加工されたレザーにゴールドのロゴをあしらったハウジング。

なんかね、Monitor IIの頃からこのデザインがブッ刺さったんですよ。
一般的なワイヤレスヘッドホンであればハウジングを指でタップ&スワイプして操作するのに対して、Monitor III A.N.Cでは上の写真の真鍮っぽいゴールドの操作ノブでコントロールします。
なので、冬場に手袋をしたままでも全然操作できます。
荷物的には完全にワイヤレスイヤホンなんですが、冬場の寒い時期だと耳当てがわりに丁度いいですし、スマホ操作可能な手袋を常に選べるわけではないので、このノブによる物理操作はマジで有難い。

実際の装着時にはこの操作の部がある方がR側になるので、操作は右手で行いますが、操作方法はめっちゃ直感的。
長押しで電源のON/OFF、短押しで再生/停止、上下でボリュームのUP/DOWN、左右で曲送り/曲戻しとなっているので、基本的に間違うこともないですね。
因みに本体にある接続端子はこのType-Cポートが1つだけなので、充電の時にも有線で音楽を聴く時にもここを使用します。

イヤーパッドはもっちもち。

側圧もそんなに強く感じないので、ヘッドバンドで頭が痛くなったり締め付けられるような感覚はありませんでした。
ノイキャンのON/OFFもワンタッチで迷わない操作性
物理ボタンのあるノイズキャンセリングヘッドホンであれば、ボタンを押すだけでモード切り替えが可能ですが、結構ボタンの位置が微妙だったりするわけです。
更にノイズキャンセリングイヤホンになると、アプリで左右ハウジングに機能割り当てを行う必要があるんですが、右と左のどっちだったっけ?とか長押しだったか2回タップだか3回タップだかといった事を覚えてないといけない(複数のイヤホンを使い分けてたりすると忘れる)というのがあったんですが、このMonitorα III A.N.Cでは左右のハウジング接続部分がボタンになっています。

装着するとボタンが後ろ側に来るんですが、左側がANCボタン、右側がアプリで設定可能なMボタンとなっていて、Marshall Bluetoothアプリを使用することで、イコライザーとか音声アシスタントが割り当てられるようになっています。
地味に電車の車内アナウンスを聞こうと思っても操作が面倒(どれか悩ましい)でスルーする事があるんですが、これなら簡単に操作できるので有難いです。
ちなみに自分が普段使っているWalkman ZX707にはMarshall Bluetoothは非対応ということでインストールできないんですが、スマホにアプリを入れてペアリングしてからMボタンに機能を割り当ててやれば、アプリの入っていないZX707でもそのまま設定した機能で作動するので事実上の問題はないかなぁと思います。
ぶっちゃけ物理ボタンで押せるのは他にもあるけど、ハウジングの側面に並んで配置されていたりするじゃないですか?
複数個並んでいると何番めだっけ?って感じになったり、押したら電源ボタンだったなんてこともあったりすることを思ったら、マジでこの操作は目から鱗というか間違うこともないからめっちゃ便利です。
地味に有難い折りたたみ可能なスタイル
ソニーのWH-1000XMシリーズは4までは折りたたみ可能でしたが5以降は折り畳めないようになりました。
折り畳む必要があるかないかってのは置いといて、カバンの中に入れる時にはちょっとコンパクトにしたいというのがあるわけで、そういった時に折りたたみができると非常に便利だったりするんですよね。
一応BoseのQuietComfort Ultra Headphonesも折りたたみ可能ではあるんですけどね。

他のものだと大体こんな感じでケースに入れると思いますが、Minitoe III A.N.Cはもう一丁重ねます。
出来上がりはこんな感じ。
他社のものだと大体本体のハウジング1個分+ケース分の厚みになりますが、Monitor III A.N.Cだとケース自体がコンパクトに感じるんですよね。
ただ、その分だけ厚みがあるんですが、どっちがカバンに入れやすいかは持ち歩くもの次第なのでなんとも言えませんね・・・

個人的にはMonitor III A.N.Cは本体自体が高級感があるので折り畳んだところも気に入ってます。
てか、そもそもMonitor IIIがめっちゃ気に入ってるって事なんですけどね
Monitor III A.N.Cのスペック
| 通信方式 | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC,AAC,LC3 |
| 有線接続 | 付属ケーブルで使用可能 |
| 接続端子 | USB Type-C |
| 連続再生時間 | 約70時間(ANCオン) 約100時間(ANCオフ) |
| フル充電時間 | 2.5時間 |
| 再生周波数帯域 | 20Hz -20,000Hz |
| 重さ | 約250g |
| インピーダンス | 35Ω |
| 付属品 | ヘッドホンケース、USB C to C充電ケーブル(約22cm) USB-C to 3.5mmオーディオケーブル(約1.23m) |
20KHzまでなのでハイレゾにも非対応です。
ただ実際に使って聞いてみると、そんな些細なことはどうでもいいんじゃないかなぁって感じに思えてきます。
音の傾向とか
普段は楽曲がどういった感じの音で聞いて欲しいのかっていうのもあるので、イヤホンなんかはモニターライクな感じが好きなわけですが、実際には低音が少し強めとかメーカーとかデバイスのサウンドクリエイターの味付けもあるのでガチガチにモニターという感じでもないんですが、このMonitor III A.N.Cは確実に自分が今は持っていない傾向のヘッドホンだなと思いました。
一言で言うなら元気なロックサウンドという感じで、多分どんな曲を聴いてもあからさまに違和感の出ない気持ちいい感じのチューニングになってます。
音場は決して広いという感じはありませんが、スッキリ聞きやすい感じ。
どちらかというとしっとり聞かせるという感じの曲よりも、ノリのいい曲で気持ちを上げたいといった時なんかには最適かなと思います。
流石にギターやベース用アンプを手掛けているメーカーだからか、楽器の音色はめっちゃ聞き取りやすいです。
意外と打ち込み系のサウンドもキレが良くて、GSMとかおっさんのライブラリに入っている90年台の楽曲なんかとはめっちゃ相性がいいです。
ベタなところだとケニー・ロギンスのDanger Zoneとか、Janne Da Arcのseedや-救世主 メシア-なんかも良かったし、ジョニフィなんかも久しぶりに聴いたら時間が溶けてました。
別に懐かしい楽曲だけではなくてSCANDALとか今時の声優系なんかも全然アリ。
よくイヤホンなんかの性能とか表現力が上がると「こんな音鳴ってたっけ?」ってなったりすることはあるんですが、Monitor III A.N.Cの場合は「こういった聞かせ方をするのか!」って感じなんだけど、変なアレンジって感じではなくて少し控えめになっていた楽器も名バイプレイヤーになる感じ。
一応アプリ側のイコライザー機能でフルカスタムからバスブースト、ミッド、トレブルブーストにミッドリダクションという予め設定されたイコライザーを使うこともできるので、自分の聞きたい感じに設定しておけば、マルチボタンにイコライザー設定をしておくことでワンボタンでそのイコライザーを呼び出すことができるのでめっちゃいいです。
ノイキャンはそこまで強くはない
まず、外音取込みは意外と聞きやすいので結構使えると思います。
逆にノイキャンに関してはノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンと比べるとやっぱり弱いです。
イヤホンは耳穴を塞ぐ形になるので外部の騒音を遮断しやすいのはあると思うんですが、ヘッドホンになると耳全体を塞ぐ形なので、やはり隙間ができやすいですしね。
Monitor III A.N.Cの場合はモチモチのイヤーパッドのおかげで耳との密着感というか隙間自体はできにくいはずなんですが、側圧が緩めなのでちょっと弱くなっている感じかなと。
それでもEAH-AZ100を100とした場合、80〜85くらいのスコアはあるかなぁと思うので、電車内で使ってもそこまで気にならないかな・・・
音量を少し低めにすると環境ノイズの方が強くなっちゃいますけど、音漏れは気にする必要がないくらいのレベルなので、「普段よりも1〜2段階大きめの音」にすれば全く気にならないかも。
※自分が普段結構低めの音量で聴いているので、「1〜2段階大きめの音」が一般的な音量なのかもしれません。
電車なんかだとそんなに気にならないんですが、蝉の鳴き声は結構貫通してきます。
まぁ工事現場の近くで音楽を聴いててノイキャンの効きが弱いとか言ってるようなものかもしれないんですけど、イヤーパッドを耳から外して隙間を開けると蝉の鳴き声はかなり強く聞こえるので、貫通してくるとはいっても半分以下には落ちてるハズ。
寧ろ近くを通る車の走行音はほとんど気にならないので蝉の鳴き声がイレギュラーなだけかもしれませんね。
まとめ
いや、マジでいい買い物をしましたよってくらいに大満足です。
ワイヤレスヘッドホンだと昨年末のヨドバシお年玉箱で買えたBOSEのQuietComfort Ultra Headphonesがあるものの、正直なところこっちの方が気に入ってます。
コーデックとかノイキャンの効きとかで行ったらBOSEの方がいいのかもしれませんが、好みとしてはこのMonitor III A.N.Cの方なので、BOSEの方はうちの相方にでも使ってもらうことにしようかな・・・
とりあえず、装着感は落ちるけど夏で蒸れるのでイヤーパッド用のカバーでも買っておこうかな・・・


